トップページなんでも釣行記渓流釣り

新天地開拓はホント難しいなあ

今の職場には創立記念日というありがたいものがある。ただ、みんながいっせいに休むと業務に支障が出るので交代で休むことになる。
それがたまたま先輩の振り替え休日と重なるとは、なんという偶然!釣りに行けと釣りの神様が言っているとしか思えない。

と言うわけで平日の釣行に。でも、夕方にKの用事があるので5時半までに帰宅しなければならない。移動時間を考えるとちょこっと釣行になってしまった。

以前から、大阪から2時間くらいで行ける釣り場はないものかと探していたが、なかなか良いところがない。
京都、滋賀の湖西辺りになるが、近いだけあって、人も多く釣り荒れているようだ。また、どうしても里川の範囲を脱し切れていない様な気がする。
「湖西のK川がいいようだ。特級の釣り場とHPにでているぞ。」と先輩。
それではと早速、新天地開拓に行ってみることに。

一応、現地に着いてみたが、まだまだ集落の中で、ポイントらしきものもない。全くのせせらぎだ。もう少し上流に行ってみよう。もう少し。。と言っている内に遂に源流部へ。
だが、やられたって感じである。湖西、京都の源流部は湿原になっていることが多いのだが、ここもご多分に漏れず湿地帯になっていた。
「これでは釣りにならん。」ネット情報はイマイチ信用ならんなあ。
仕方なく急遽、去年それなりにいい思いをした支流へ目的地変更。新天地開拓はホント難しいなあ。

移動に時間をとられたが、ようやく釣り開始である。ここは本命以外の御方がたくさんいらっしゃるところなので、仕掛けはおっきめサイズにした。餌もミミズのちょんがけだ。

今回、先輩はテンカラに挑戦だ。「釣れんでもええねん。今日は練習やから。そら釣れるにこしたことないけどな。」
テンカラの先輩に先行してもらい、後を追うことにした。餌釣りとテンカラは釣り方が全く違うので一緒に釣行しても特に問題はない。

「いらっしゃい。ようお越しどす。」「大阪からよう来はりましたなあ。」餌を流すと色んな方が挨拶にお見えになる。ウグイ、追い星の出てきたカワムツ、アブラハヤ君等々である。

猛攻に手を焼きながら、進むと広いプールが見えてきた。渕尻に定位している魚影が見える。うまい具合に大岩があるので身を隠しながら魚影の前方に餌を投入。仕掛けをなじませながら自然に魚影に近付くようにした。
餌の流れるのに合わせて泳いでいるのだが、ある地点まで来るとプイッと顔を背けて、また定位ポイントへ帰っていく。何が気に障ったのだろうか。
重りを軽いものに変更してみる。やはりそっぽを向かれた。ちょんがけをやめてミミズに針を埋め込んでみた。(ミミズ通しは使わず)
今度こそとナチュラルを心がけて餌を流した。目前まで来た時、ぱくっと食いつくのが見えて、手応えが来た。
放流物の居残りか ふっふっふ、してやったりと笑みを浮かべつつ取り込んだ。22センチとまあまあのサイズだが、よく見ると放流物のようだし、ちょっとやせている。「お前も苦労してんねんなあ。」とリリース。
「けっ、ほっといてくれ」と深みに帰っていった。

結局、この日はアマゴはこの1匹だけ。ほかの魚には山ほどお目にかかったけど。先輩も練習ということでアマゴには出会えなかったようだ。テンカラはすぐには釣れないって言いますからね。次こそ、新天地でパラダイスを探すぞ。

トップページなんでも釣行記渓流釣り