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2002年締めくくりの渓流

2002年締めくくりの釣行として、渓流の師匠と先輩と釣行しようと計画していたのだが、師匠の都合が悪くなり先輩二人との釣行となった。今シーズンはずいぶんと渓流に行ったが、締めくくりにふさわしい釣行としたいものである。

 場所は近場でと、十津川水系のいつもの谷。ここはヤマビルがいないのが嬉しい。昨晩から雨が降り続いていたが、現地に着いたときには止んでいた。これで水量が少しでも増えれば儲けものである。
 車止め直前には他の車は見あたらなかったが、少し離れたところには2,3台止まっている。先行しているかどうかは微妙なところだ。

 20分ほど林道を歩き、崖を下って、入渓。この時がいつもどきどきする。このところもずーっと残業続きでストレスが溜まっていたので、心はうきうき。
 河原まで降りてみると水量は気持ち少なめ。雨上がりの曇り空。まだ、夏バージョンの格好で、沢登り用のタイツに渓流シューズ、流れに入れば濡れてしまうウェット装備である。ウェーダはどうも蒸れるし動きにくいので、解禁当初しか着用しないのだ。寒いかと思ったが結構いけた。でも、さすがに高度が高いのか、日陰で息を吐くと白かった。

 初めての使用で元上を折ってしまった、おにゅーの竿も修理から戻ってきた。餌のミミズを針に着け、「とうっ!」気合いは十分である。

 ポイントを攻めながら、遡行していくが、なかなかアタリがない。シーズン中ずっといじめられたんやろな。なんでもないような流れにそーっとストーキングで近づいて石化けしながら餌を流した。流しきって、無茶無茶浅いところで餌を上げようとしたところに待望のアタリが!久しぶりのぶるぶるっ感にニンマリ。この谷での平均的なサイズだ。写真を撮ってリリース。最近ではよほどでない限りキープせず、持って帰るのは写真だけが多い。

坊主脱出

竿抜けの場所ですね
ポイントを攻める先輩堰堤をいくつか越えたところから良さそげな落ち込みが増えてきた。心うきうき。先輩も何匹か釣っている。

あるポイントで、アタリがあり、ぴくっと合わせたが、針には乗らなかった。ちょんがけにしたミミズの先っちょだけがかじられている。アワセが早すぎたのだろう。ミミズを付け替え、オモリも重いものと付け替えて白泡の下、底ベタベタに流してみた。
 警戒して来ないかと思ったが、ずんといった感じのアタリがあり、今度はタイミングばっちりで合わせた。なかなかの引きである。引きを楽しみながら網に入れる。記録更新こそしなかったが、この谷にしては立派なサイズだ。

今日の大物だ 落ち込み大好き
二連の滝をクリアした上からその後も遡行を続けるが、この谷のこのあたりは、来る度に渓相が変わっている。爆釣した淵がなくなっているし、倒木も増えている。そろそろ難所が続いてきた。竿を出しながらでは遡行するのがつらくなってきた。なんとか二連の滝をクリアし、釣り上がる。
ぽつぽつとアマゴも上がってくる。そのうち、前方から蛍光色のラインが飛ぶのが見えた。岩陰からのぞくと、先行者だ。フライマンのようである。この狭い谷で先行者に追いつてしまったのなら仕方ない。時間もいい時間になっているので、ここで納竿とした。10mほど崖を直登して林道に上がった。車止めまで1時間ちょっと歩いた。
 釣果としては、二人とも10匹ずつくらい。先行者がいてる割には良い釣果だと思う。秋の渓流も堪能したし、2002年最後の渓流としては気分の良いものだった。

 

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