途中でリタイヤ!四万十川

四万十川はカヌーツーリングをする人にとっては聖地である。下ってみたい川の中では釧路川と並び、いや押しのけて堂々の第一位だ。
世の中は四万十川を下ったことのある人と下ったことのない人の二種類しかないというほどである。最後の清流という代名詞にまでなっている。
最近は渇水になっている事が多く、ライニングダウンを強いられる事が多いけどね。

この四万十川を毎年下っている。鮎釣りの期間を避けて4月〜6月、もしくは11月上旬頃だ。
お勧めは11月上旬。晩秋の四万十川は人影も少なく落ち着いた雰囲気で、思いっきり遊べる。さすが南国!日中は暑いほど(沈さえしなければ)。でも朝晩はやはり冷えるので気を付けなくてはいけない。

ツーリングコースとしては、土佐昭和から江川崎までの間が気に入っている。たいていの人は江川崎から下流を下るので、ここはほとんど誰もいない。
いつも土佐昭和のふるさと交流センター下の河原をスタート地点にし、江川崎をゴール地点にしている。この間に広瀬までに二つ、広瀬から江川崎までに一つ難所がある。
また、半家以降はそこそこの瀬がジャブのように連続しており、緊張する事も多い。あんまり自信が無い人は江川崎からスタートした方がいいかも知れませんね。

今回はゴールデンウィークに下る事にした。川に人影が多いのは確実だが宮仕えにとって、やはり連休は魅力なのだ。こんな行程で行ってきた。また、途中でKが体調を崩すというアクシデントがあり、行程半ばでリタイヤすることにした。
 高知を訪れて強く感じるのは、高知の人、特に四万十川流域の人は旅人にとても親切だということだ。お遍路さんへの接待の習慣かも知れない。みなさんありがとうございます。

(大阪高知特急フェリーは2006.8現在、運休中です)
5/4(水) 21:20発 大阪南港 いつもフェリー。運賃も安いし、寝転べるのが最高。ただGW、盆、正月は2等船室は人がいっぱいで寝るスペースが無くなるのが難点。デッキへ抜ける途中のゲームコーナーが比較的空いていてお勧め。ゲーム機の横で毛布を引いて寝る。シュラフとエアマットいう武器があるので大丈夫。階段で寝ている人もいた。 大阪高知特急フェリー06-6612-8700 2等4,610円
     
5/5(木) 6:30着 高知港    
6:50発 高速バス。どうせ窪川で列車待ちの間に買出しをするので、結局これがお得。 高知西南交通088-872-1221窪川まで1,750円高知港フェリー待合室横発
9:07着 窪川 駅から少し行ったところに、まあまあ大きいスーパーがあり、便利。  
9:59発 予土線。単線で、一両ワンマン列車。風情があります。  
10:34着 土佐昭和 無人駅。メインストリート?の商店は意外と品揃えが豊富。  
  徒歩約5分  
  ふるさと交流
センター
荷物を送るといつも預かってくれる。有り難いことです。併設の食堂のにんにくらーめんがおすすめ、生ビールも有り。  
     
昼過ぎ発 センター下の河原 にんにくらーめんを食べていると、偶然、四万十塾のトールさんに会う。これからツアーに出るところだという。下広瀬でキャンプするからおいでよと言われたが結局たどり着けなかった。今度ゆっくり飲みたいものだ、残念。  
     
17時頃着 上広瀬 水量が低く、ここまで来るのに一苦労。ここでキャンプ。  
     
5/6(金) 10時頃発 翌朝撤収 Kが体調を崩すアクシデント発生。「せっかく手間をかけてここまで来たのに、ごめんね。」と謝るが、四万十川は逃げないので、無理せず、ここで撤収する事にした。この先は人家が無くなるのでコンディションが悪いと無理なのだ。  
     
13時頃発 十川 広瀬の橋のたもとの酒屋兼雑貨屋さんから荷物を送る。ご主人のご親切で十川の駅まで送ってもらう。ありがとうございました。十川では四万十川を横断して鯉のぼりがたなびいておりとてもきれいだった。  
     
17時頃着 高知 駅の観光案内所でたずねて、近所の銭湯に行く。体の芯から温まったので、Kも元気になったようだ。基本的に貧乏旅行だが、最終日だけは贅沢に、皿鉢(サワチ)料理を食べた。ウツボのたたきがうまい。後はフェリーで寝て帰るだけなので、二人とも生ビールと土佐鶴、瀧嵐、酔鯨でしこたま酔っ払う。  
   
21:20発 高知港 来るときはゲーム機の横を確保できたが今回はダメ。仕方なく廊下で寝る。シュラフとエアマットがあって本当に良かった。  
     
5/7(土) 6:30着 大阪南港    

川を横断する鯉のぼりを川の上から

十川の鯉のぼり付近の難所。Kをカメラマンにして一人でチャレンジ。迫力満点だった。

おまけ写真   動けなくなってしょぼくれるK