Dynagraphの構文

Dynagraphの利用者インターフェイスはWaterloo Maple Inc.が作成している 計算機代数ソフトウエアMapleのそれをモデルにしている。Mapleと違い、 Dyngraphは所謂、数式処理機能を持っていないが、その強みはOpenGLに基づく 強力なグラフィックスである。

Dynagraphの構文はセミコロン(;)やコロン(:)の何れかで、 終えなければならない。この文書の中では、何方も終端文字として表記 する。この二つの終端文字の効果は一般的には同一のものである。違いと例外を 以下に記す。

長い構文は幾つかの行に分けても良い。Dynagraphは、その終端文字が現われ る迄、構文が完遂したとは考えない。例えば、次の途切れた行は文法的に正しい 入力である:

    > plot3d(x^2+y^2, x=-1..1, y=-1..1,
         scaling=constrained, style=wireframe);

逆に、幾つかの短い構文を一つの行で与えても良い:

    > r:=sqrt(x^2+y^2); u:=r-x; v:=r+x;

コロンとセミコロンとの違い

描写に対する名前を割当てる際に、
    > p1 := plot3d(...);
    > p1 := display({...});
の様に、セミコロンで構文を終えると、割当を実行すると同時に、 グラフも表示する。コロンで構文を終えていると、その割当を実行するものの、 グラフは表示されない

終端文字が省略可能な場合

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