例題集

xtermの命令行からDynagraphを起動し、Dynagraphのプロンプトで以下を 入力しよう:
    > plot3d(x^2+y^2, x=-1..1, y=-1..1);

Dynagraphはグラフィックスウィンドウを出し、x^2+y^2 (a paraboloid of revolution)のグラフを描く。 (左ボタンを押して)マウスポインタを使ってグラフを把持し、それを動かして みよう。拡大ダイアルを使って拡大・縮小を行おう。Style メニューから、グラフの別の形態を選ぼう。Shadingメニュー を選択し、グラフの色を変更しよう。Optionsメニューを選び、 背景の色を変更しよう。

Spinボタンをクリックしてみよう。それはグラフを自動回転 させるものである。マウスポインタでグラフを把持し、"押す事"で、 軸と回転速度を制御する事が可能である。

では、別のものを描こう:

    > plot3d(x^2-y^2, x=-1..1, y=-1..1);

式全体を入力する必要は無い。単純に、キーボードの上向きの矢印を叩けば、 以前の命令が呼び戻される。その行を、正符号を負符号に変更して、リターンを 叩こう。前のグラフが新しいグラフ(双曲面)で置換えられる。

以下の様に、中括弧内部に表記を纏める事で、同時に複数のグラフが 表示出来る:

    > plot3d({x^2+y^2, x^2-y^2}, x=-1..1, y=-1..1);

別の方法は、以下の様に二つのグラフの各々名前を割当てる:

    > p1 := plot3d(x^2+y^2, x=-1..1, y=-1..1);
    > p2 := plot3d(x^2-y^2, x=-1..1, y=-1..1);
それから、次の様にして、それらを表示する:
    > display({p1,p2});

もし、貴方が個々のグラフp1p2がどの様に 定義されているかに興味が無く、単にその合成のみを見たいのであれば、 p1p2の末端のセミコロンコロンに置換えると、その場合は、グラフが定義されるが表示 されない。

以下の様に、グラフ自体の合成に名前を与えても良い:

    > p3 := display({p1,p2});
すると、他の表示と後で結合される。

保存したグラフの表示は、その名前を次の様に入力しよう:

    > p1;

spacecurve命令は3Dでの曲線を描く。螺旋の場合:

    > spacecurve([cos(t), sin(t), t], t=0..4*Pi, thickness=6);

空間曲線と曲面を結合する事が可能である:

    > p1 := spacecurve([cos(t),sin(t), t/4], t=0..4*Pi, thickness=5);
    > p2 := plot3d(x^2+y^2, x=-1..1, y=-1..1);
    > display({p1,p2});

Dynagraphを終了するには、次を入力しよう。

    > quit

より進んだ例題や、より複雑な構成方法は、 より進んだ例題を参照されたい。

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