frames/secondカウンタ

Dynagraphのウィンドウで、frames/second(コマ数/秒)とseconds/frame(秒/コマ数) はグラフィックスでのハードウエアやソフトウエアレンダリングの効率を図る大雑把な 物差として意図されたものである。表示された数値は自動回転モード、即ち、 Spinボタンが有効になっている時に意味がある。自動回転時の主ループは 次の様になっている:

     loop:
         グラフを回転する
         現時点の時間を得る
	 描く
         現在の時間を得る
         消費時間の計算と表示
         眠る
     endloop

表示では、消費時間をseconds/frameや、交互にframes/secondを示している。

消費時間がループ(上の疑似プログラムを参照)での"グラフの回転" の個所に必要とする時間はおろか、"眠る"個所で費される時間をも 含みもしない事に注意する事が重要である。それ故に、frames/second、或いは、 seconds/frameの両方共、妥当な名称ではない。例えば、seconds/frameでは、 画面を描くのに必要とする時間を示すが、描く為に、回転/向きを計算、更新する 為に必要な時間は含んでいない。後者は、往々にして、ループで時間を消費する 主要な部分である。"眠る"の個所は一秒辺り25コマ以上にならない 周期数の上限を置く為である。後者は裏方のXFormsライブラリに制御される。

表示された時間はグラフィックスのレンダリングエンジンのそのままの速度 の物指として用いる事を意図している。例えば、もし、読み取った速度が200 frames/secondであれば、それは貴方が実際に200 frames/secondで動画を見ている 事を意味しない。それは、グラフを描くのに1/200秒要した事を意味する。ループ それ自体は精々一秒につき25回呼出される。ハードウエア/ソフトウエアの組み 合わせが3D ハードウエアレンダリングを持っていれば、もっと速い描写速度を 読み取る事が期待出来る。

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