11月24日
1Q 2Q 3Q 4Q
Pacers 34 25 21 17 97
Pistons 27 16 23 16 80

なんてこったーーーーー!
試合終了直前、ベンウォレスに対してアーテストがファウル。このファウルに対して、ベンがアーテストの顔面を両手で強く押し、両軍入り乱れての乱闘となる。
その後、アーテストにデトロイトファンからビールの入った紙コップが投げられ、顔面に直撃。それに切れたアーテストが観客席に飛び込み、ファンに対して暴行!加勢に入ったスティーブンジャクソンも一緒になって乱闘!またコートに乱入した客に対してオニールが殴る・・・
なにかのニュースでは、さながら地獄絵巻のようだと表現してました。
試合はそこで終了しております。

試合はほぼ決定的でしたので、なぜ・・・。昨年のカンファレンスファイナルからお互いが譲れないライバル意識があるのはわかりますが・・・。

その後、スターンコミッショナーは「ショッキングで忌まわしく、言い訳のできない行為。いかなる理由があっても選手は観客席に入ってはいけない」また、「選手の行動はNBAの選手として期待されているプロ意識、自制心を大きく逸脱したものであった。NBAはプロスポーツとして最高のものを提供するように努力し続けるし、ファンや選手の行動で品位を落とすことは許されない。」との声明を発表。
翌日の処分ではアーテスト73試合出場停止(プレイオフ含)、ジャクソン30試合、オニール25試合、アンソニー5試合、レジー1試合の出場停止処分が課せられています。
ちなみにピストンズはウォレスが6試合、ビラップス、キャンベル、コールマンが1試合の出場停止。
薬物以外の処分では過去最高の処分となっております。

ペイサーズは謝罪声明を発表。
アーテスト「みんなは僕のことをどのアリーナでもファンとうまく交流しようとしている選手だと思ってくれているはず。子供や私が起こしたことによって気が動転したファンに対し、心から後悔し、謝罪します。世界中のNBAファンの方に謝罪したい」

オニール「金曜の一連の騒ぎについて全てを謝罪する。あの状況は異様でショックだった。敵意をもったファンがコートになだれ込んで、警備もいない状況で、自分やチームメイトに対し不安を覚えた。これからはNBAの敬意を回復するために一生懸命努力することを約束する。」

カーライルやバードも選手を支援すると発表。

その後、今シーズンが絶望的とのコメントに
レジーが「終わってない。まだ強い。ビッグゲームで戦える奴が揃ってる。負ける気はない。おれたちに同情はいらない。俺たちは昨年多くのチームに打ち勝ち、61試合に勝利した。多くのチームはこれが仕返しのチャンスだと思うだろう。だが俺たちは強さを維持するつもりさ。俺たちにはやつらが戻ってくるまでに戦う十分な精鋭がいる。ビッグゲームを戦ってきた頼もしいやつらがいるんだ。俺たちには金曜に起こった出来事に対する責任があることは理解している。だが俺たちは弁解するつもりはない。勝つか負けるか、それだけだ。俺たちはトップ3を失ったと嘆くつもりはない。いかなる弁解も持たない。なぜなら俺たちは仕事を完了させることができるからだ。」

うう・・・。レジーのコメントに涙が出そうでした。
(続く)