大河ドラマ「新選組!」のツボ

 

DVD−BOX 第弐集 特典映像 未放送シーン  

来ましたよ〜、飛脚が。
50両は届けてくれなかったけど、DVD−BOXは、しっかり発売日に届けてくれました。
ありがとう、飛脚。(*^^*)

さっそく、飛びつくように映像特典を視聴。
未放送シーンはすっごく嬉しい。
さらに、三谷幸喜氏の解説が面白くて・・・。

各シーンごとに感じたことを一言ずつ書いてみると。


第三回S#6
山本さん、放送では短くなっちゃったけど、こうして苦労が報われて良かったね。
紙を飛ばす時の指が綺麗だぁ。(*^^*)

第四回S#33
ここは確かにカットで良かったかも。ちょっとダラダラしたかもしれませんよね。
ふでさんに「その人たちは貧乏神です。」って言われた後の、土方の上目遣いったら。(苦笑)
でも、京に行ってからの表情に比べて、全然柔かい顔をしています。

第五回S#30
これも、全部入れたら間延びしたでしょうね。
それにしても彦五郎さん、一人気持ち良さそうだ。(笑)

第十四回S#18
ここでこの二人にいろいろ説明させる必要は、確かになかったかも。
ただ、本編ではいつのまにか又三郎が芹沢にくっついて歩いてたので、浪士組に入りたがっているということは伝えられたかと思います。

第十四回S#39
このシーンは、入れてほしかったなぁ。
裏方が性に合っているという源さんの性格がよくわかるし、西本願寺に移ってもみんなにお茶出しして、房吉さんが困っていたシーンに繋がって面白かったと思うんですが。

第十七回S#16
粕谷さんの総司への言葉は、あったら嬉しかったけど、まぁ、無いなら無いでよかったでしょうかね。
竹とんぼを芹沢に持っていかれちゃった為三郎くん、かわいそうに。

第二十二回S#23
力士たちに通せんぼされる捨助、可笑しい〜。
捨助から50両巻き上げたことを近藤に話す土方。このシーンは入れるべきでしたね。
あの50両にまったく触れられないので、そこまでこの二人は酷い奴なのかと悲しかったですもの。
反省している土方の表情と、それを見つめる近藤の視線がいいですね。

第二十三回S#3
確かにこの辺りは、似たシーンがたくさんありました。
局長を支える副長二人、この3人の画が懐かしいなぁ。

第二十四回S#1
蛤御門云々はいらないけど、広沢様が近藤に不信感を抱き始めた台詞はあると良かったかも。
最後通告を突きつけられて、山南さんの動く喉仏と、土方の泳ぐ視線がいいですねえ。

第二十四回S#7
この辺りは、説明的過ぎたのでしょうかね。
芹沢派一掃を企むW副長。鬼と化している二人の表情が、素晴らしい。

第二十四回S#15
この回のカットは多いですね。時間がいっぱいいっぱいだったのでしょうか。
近藤と芹沢の間で揺れている総司。総司の本心を見抜いている芹沢。
このシーンがあると、暗殺の時の芹沢の「嬉しいぜ」が、より活きたかもしれません。

第二十五回S#2
この時も、階段から落ちたのを言い訳にしていたんですね、総司。(池田屋喀血の時も。)
芹沢暗殺を前にして、緊張のせいか、土方の声が掠れてます。
え?風邪? 飲み過ぎだったりして、山本さん。(笑)

第二十五回S#9
あ、平山さんと平間さんだ。結構気の弱い、いい人たちだったんですよね〜。
法度が掲げられた時、かなりびびってたし。
無くてもよかったけど、あれば、山南さんが逃がしてあげようとした気持ちがよけい伝わったかも。

第二十六回S#30
象山先生、ほんといい味出していらっしゃる。
このシーンは、確かに不要だったけど。

第二十八回Avan
亀弥太が、龍馬の元を離れて、過激尊攘派のもとに走ってしまうシーンですね。
これは入れてほしかったなぁ。多少短くしてでも。
あんなに仲の良かった二人が、なぜ別れたのか、なぜ亀弥太が池田屋にいたのかがわかりました
もの。

第二十八回S#13
ここでもおひでちゃんに邪険にされる平助。(笑)
屯所の様子を窺う不逞浪士たち。これがあると、山南さんを屯所に残した理由が明確になったのにね。

ここまで、何か違和感を感じながら見ていた未放送シーン。
ここでようやく気が付いたのは、BGMや効果音が入っていなかったんですね。
たぶん、撮影したそのまんま。
総司の殺陣が、全然強そうじゃなくて、どこかお間抜けなのはどうしてだろう?と思って、ようやく気が付きました。
効果音がどれほどドラマに真実味を持たせるか、BGMがどんなにドラマを盛り上げるかを、改めて感じる次第です。

第二十八回S#30
「顔色悪いぞ。」「永倉さん、顔でかいですよ。」「今に始まったことじゃない。」
爆笑。上手いっ!! でも、緊張感が削がれるから、無くてよかったと思います。(苦笑)
平助が御用改めを言ったのは、自信を付けさせようとする、近藤の計らいだったんですね。
声、裏返っちゃったけど。(^^;;;  焦ってる総司の表情が良いです。

第三十一回S#31
うわっ、土方の表情が急に変わって、びっくりしました。
鬼になり始めた頃。そして、山南と意思の疎通ができなくなった頃ですね。
総司の気持ち、そして土方の気持ちが伝わって、余裕があるなら入れてほしかったシーンかな。

第三十二回S#1
永倉が葛山の死を知るシーンがすっぽり抜けていましたから、これは入ると良かったと思います。
「土方くんは土方くんなりに、新選組のことを考えているのです。」
山南さんのこの言葉も欲しかったよぉ。でないと、土方寂しすぎたもの。(涙)

第三十二回S#5
「筆頭局長がお亡くなりになった部屋だ。これ以上の礼はあるまい。」
鬼副長、最高! 悪巧みに、目をきらきらさせてるよ。(笑)
困ってる源さんの表情もいいですね。

第三十二回S#8
芹沢暗殺の夢をみて、うなされる伊東先生。
「ひゃぁーーーっ」 素晴らしい悲鳴です。
伊東先生が西本願寺移転を勧めたのは、この部屋から出たかったからというのを見せたかったんでしょうけど、この一連のシーンがあると、ちょっと砕け過ぎてしまったかもしれませんね。

第三十二回S#31
これは要らなかったですね。
あまりにも説明的だし、明里を身請けしたことは、本編で山南さん話してたし。

第三十三回S#5
武田の浮きっぷりがよくわかるシーンですね。
思い詰めた土方の表情がいいなぁ。

第三十三回S#39
このシーン、私は入れなくてよかったと思います。入れてほしくなかった。
明里が山南にとって大切な安らぎであったのは、本編だけで十分わかりましたし、逆にあれ以上
明里を強調して、山南の脱走を安っぽいものにしてほしくなかったですから。

第三十四回S#20
伊東先生と土方のこの絡みはあると良かったなぁ。
参謀vs副長をもっともっと見たかったですから。
言葉の端々に、伊東・土方、それぞれの性格が表れていていいですね。
慌てて飛び込んでくる平助も最高。(笑)

第三十五回S#8
本願寺引っ越しで、近藤・土方・源さんが屯所内を見回るシーンの一部ですね。
障子が上手く貼れなくて、ヒステリー起こす斎藤が最高!!(*^^*)
武田はうざいから、カットでいいでしょう。(笑)

第三十八回S#37
河合切腹の回ですね。
あっても良かったけど、無くても良かったかな。

第四十回S#25
病気が重くなってきて、総司がキレかけてるのを表すシーンですね。
子どもにも怖がられるほど闇を彷徨っているというのを表したのでしょうけれど、ちょっと中途半端
かな。
本編の通り、島田と子どもたちが遊んでいるのを見つめているだけで十分だったと思います。
それにしても、最後の総司の表情が凄い。

第四十三回S#11
総司とカメとを同じレベルで話すお孝さんが可笑しい。
近藤はほんとに、お孝にはつれなかったですね〜。
でも近藤さん、最後にちょっと微笑んでるんだ。(@o@)

第四十三回S#34
分離した伊東と近藤が、会談している時の屯所の中ですね。
周平に説明する源さんの言葉、欲しかったなぁ。
この回は、近藤や土方の心の動きがどうも見えませんでしたから。
伊東暗殺と油小路は、正直2回に分けて描いてほしかったです。

第四十七回S#16
これは、音五郎兄さん演じる阿南さんが、カットをすごく惜しがっていらしたシーンですね。
甲府へ行く近藤たちをどんちゃん出迎えた多摩の人たち。けして状況が読めていなかったのではなく、敢えて近藤たちを励ますために、慰労するために、明るく振舞っていたんですね。身内の優しさがしみじみと感じられます。

第四十八回S#33
このシーンもあるとよかったかなぁ。
いかに土佐藩士たちが、龍馬を殺したのは新選組だと思って、近藤を恨んでいたか。
逆に、有馬がいかに近藤を助けたいと思っていたかがわかるシーンでしたから。
まぁ、本編だけでもわかりはしましたが。


私個人の感想としては、こんな感じでしょうか。
今回収録された未放送シーンは、スタッフもきっと残念に思いながらカットしたものばかりなんでしょうね。
三谷さんも解説の中でおっしゃっていましたが、これを入れたらどこか他を削ることになる訳で、それもしてほしくないし、やっぱり諦めるしかなかったんですよね。
あるいは、新選組紀行を削るとか。(これ!苦笑)

三谷さんの解説も面白かったです。
見ていくうちに、だんだん反省モードになる三谷幸喜。(笑)
「ここだけの話ですけど」って、これ、市場に出回っているんですが?(^^;;;


三谷さんと服部隆之さんの対談も、気心が知れている中に、音楽についてずいぶん深く語ってくださって、本当に面白かった。
大河ドラマの音楽を担当するって、大変なことなんですねぇ。作った曲は全部で200曲以上ですか。
テーマ曲へのこだわり、楽器の使い方へのこだわりも、すごく興味深かったですね。
最後、服部さんがテーマ曲をピアノで弾いてくださって、じわっと来てしまったのは内緒です。


ノンクレジット・オープニング。
「あ、タイトルだけは入るんだ。」と言って、ダンナと息子に罵倒されました。(苦笑)
本当に好きでした。オープニングのこの映像。
空と雲、水と光、木々を揺らす風、版画で描かれた京の町を、隊士たちが駆け抜けていく。
駆けて駆けて、彼らが辿り着いた高みには、すでに夕暮れが迫っていて、夕日の中に高く翻る真紅の誠の旗。
この映像の上に、あのテーマ曲の歌詞が流れていって・・・。
改めて見ても、胸が締め付けられるような思いがします。


本当に充実した映像特典を、ありがとうございました。
このDVD−BOXは、家宝だわ。(*^^*)

 

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