この旧NCDN社ビル、最上階を人間の形をした柱が支えてるという、ちょっと面白い細工があったのですが(小さくて分かりにくいですが、前ページ写真を参照ください)、日本に帰ってから現地で購入した『上海歴史建築遊』(上海市旅遊事業管理局編・1994)という本を眺めていると、なんとこの人間形の柱が存在しません。
1994年の写真では、この部分はただの角柱のように見えます。
その後、とある方よりこの建物の竣工当時の写真には、人間形の柱が存在しているとの情報をいただきました。つまり、この部分には、一時期角柱のように見えるカバーが付けられていた、ということになるわけですが、なぜそんなことになったのか理由は不明です。
興味のある方は『上海歴史建築遊』をはじめ、90年代に出版された書籍に掲載されているNCDN社の写真をご覧になって見てください。
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