1997.08.03(土)
 前日成田市内のホテルに宿泊。6:30に起きて08:45成田空港へ。空港内の銀行で少し換金しておき、09:30には”きまま”カウンターで、行きの搭乗券と航空券、帰りの航空券を受け取り、一通り説明をうけた。荷物をAF(エールフランス)カウンターに預け、出国手続き、セキュリティチェック(身体チェック)へと進む。

Point:今年もAFを使った理由は2つ。第一に乗り継ぎが便利なことで、下手な直通便よりも目的地に速くつくこと。次に機体が比較的新しいことです。料金も直通便より安く、パンの味も今年は改善されていました。

 定刻より早めに搭乗、そして離陸。数時間するとロシア上空で河が見え始め、たいくつするまもなくヨーロッパへ。
 定刻20分前にパリ着。ここの空港では、昨年数万匹の野ウサギが出迎えてくれたのだが、今年は天気が悪く4、5匹しか見えなかった。
 さて乗り継ぎ。Transfer(乗り継ぎ)の道順どうり、バスにのって2Dターミナル入り口に移動したら、フランスへの入国審査があった。入国審査を受け、中に入ってみて驚いた。空港ロビー(フランス国内)と一切障壁がないのだ。2Dターミナルはフランスの国内線の扱いなのだ。ここからスペインへは「国内線」に乗って行くことになるので、知らないとビックリします。

Point:どこの空港でも女子トイレはいつも混雑しており、ここシャルルドゴール空港も例外ではありません。ところが2Dターミナルの出入口にはかつての職員トイレがあり、そこはガラガラでした。

 マドリード着ほぼ22:00。成田出発から17時間経過。荷物がでてくるまでの間に換金したら100円124ペセタ(日本では100円110ペセタ)だった。入国審査も入国カード提出も一切ありませんでした。

Point:スペインに行くと決めてガイドブックを読み始めたとき、最初に困っのたが「シェンゲン国際協定」という言葉だった。簡単に言うと協定加盟国同志の移動には入国手続きはいらないというもの。今回は協定加盟国であるフランスでの乗り換えだったので、フランスで入国審査を済ませたことになります。

 タクシーで一路マドリードへ。途中の気温は摂氏38度(スペインでは距離はメートル、重さもグラムが使われている。)、プラド美術館のそばを通り、ホテルへ。スペインのタクシー料金は主に所用時間で計算するのだ。
 ホテルにチェックインし、同時に、マドリードを出発してこのホテルに戻ってくるまでの3日間、荷物を預けてもらえるか確認した。係りがコンピューターで宿泊予約を確認し、OKの返事を得た。

Point:旅行中大きなスーツケースを持って歩くのは大変です。スイスならチッキ制度がありますがスペインでは発達していません。駅のコインロッカーにも入らないし、そもそもスペインのコインロッカーは現金が使えません。旅行会社で預かってくれるわけもなし、戻ってくるホテルに預けて置くのがベストだと思います。英語で「I have reserved this hotel 8 August. Could you keep my suitcase until next stay?」で通じました。

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