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愛のろくでなしツアー2(1)in Zepp Namba 2012.6.11


何がどうして怒濤の6月である。とにもかくにも忙しい。前にもこんな事を書いたような気もするが、そういう時季にLiveが入ったりもするのだろう。ただし忙しいのはあくまでもほとんどプライベートであり、仕事でないのは幸か不幸か。

順調に仕事を片付け電車に乗る。当然初めてのZepp Namba。大国町の駅で真新しい地図を見て確認。旧Zeppに比べればアクセスは段違いである。というか旧Zeppには車でしか行った事が無い。隣には伯父の勤めていた会社があったりもする。開場の時間には到着。前のツアーのタオル生地が気に入っていたので今回も購入。ビールを呑んでUp完了である。

移民の歌が流れる。相変わらずプロレスが好きなのだろうか。今度は是非スパルタンXかオロ・デ・レイ辺りをお願いしたい。

01 レッドスター

レッドスターには当然赤いライト。下から突き上げるような照明。照明に隙がないのはいつもの事である。GSっぽいジャケットに黒縁眼鏡の蘭丸の音。太い。以前にも増して太くなった印象を受ける。ドラムの効いた曲だが、そこにドンと乗るギター。オリジナルではホーンであった間奏のフレーズを佐藤さん。どうでも良い事かもしれないがボトルを取る仕草がカッコいい。


02 ナイト・スウィート

蘭丸のギターがこの曲の持つドライヴ感を更に増す。コーナーを攻める雰囲気。ちなみにわしのはアディダスのシューズであるが、これを履いてきて大正解である。ツインギターに鳥肌が立つ。


03 浮気なスー

一転して跳ねるリズムである。甲斐さんも跳ね回る。蘭丸のギターは当然跳ねる。必然客も跳ね回る。


04 ムーンライト・プリズナー
1ROが蘭丸に変わっただけでこうもグルーヴ感が変わるものか。前回の縦波なグルーヴの上に、余韻を引く蘭丸のグルーヴが加わる。この曲を演奏する必然性。Saxの印象が強いこの曲なのに、普通にそのフレーズをギターで。しかもどっちもきっちり聞こえる。凄い。


05 橋の明かり

この曲には蘭丸だろう。メンバーに合わせて選曲したのかと思う程である。聴いてみるとむしろ、蘭丸のために作った曲ではないかとすら想う。この曲に蘭丸のフワフワしたギターほど似合うものはなかろう。ただしこの辺のバランスはさすがだなと想うのだが、蘭丸のフワフワ感はこんなものではない。もっと出せる筈である。とらえどころの無い淡く拡がる音が出せる筈である。しかし曲単体であればそこまで淡い音でも良いだろうが、このセットリストの中でその演奏ではどうだったろうか。


06 カオス
MCで震災の事に触れて。昨年のツアーで演奏しなかったのは生々し過ぎるからか。ギターのバランスが良い。位置的には蘭丸の正面だったのだが、そこにきっちり聞こえる佐藤さんのフレーズ。甲斐さんは歩くようなステップ。


07 特効薬

橋の明かりとカオスでやや落ち着いた処にこれ。効く。そら特効薬は効くわな。


08 ダイナマイトが150屯

坂井さんの超絶フレーズは蘭丸が引き継ぐ。メロは佐藤さん。これもまた、効く。跳ねるのを抑え気味な渡辺さんはその分(?)休まない。


09 渇いた街

確かにこれも蘭丸向け。それもそうだがここで特筆すべきは甲斐さんのアコギ。これまでにないぐらい聞こえてくる。どこかの天才ギタリストのように全編聞こえてくる訳ではないが、要所ではきっちり聞こえていた。蘭丸の音も以前より太くなっていたように思うが、甲斐さんまでもこれをやらかしてくるとは。恐るべし。


10 ビューティフル・エネルギー(Midnight plus one)

MCを挟む。薬師寺にチケットは申し込んだ。どうやら松藤さんのドラムもあるらしい。気合いを入れ過ぎると云々。ツイッターでもブログでもないので書いてやる。

渡辺さんのウクレレで。ビューティフルエネルギーな状態で「潮が引くように」でいいのだろうかどうだろうか。まあ噴いたら困るのだが。


11 立川ドライヴ

幽霊な唄だったのねこれ。蘭丸はブルースギター(でいいのかな?)。初めて見るギターだった。サビに入るとさすがに跳ねる。


12 レイン

そらこの曲は演らないと。しかし前奏のメロは佐藤さんでオリジナル風。蘭丸はアクセントを入れる。蘭丸が前面に出るイメージが強いだけに意表を突かれる。しかしこれが良い。前よりも太い。明らかに太い。後奏の蘭丸。前の演奏よりも太く長いフレーズ。これは来た。終わった瞬間ほとんど嗚咽しそうになった。


13 メモリーグラス

佐藤さんのリフに蘭丸のサビ前。ゾクゾクする。タンクトップでも汗が流れる程熱いのに。なんか今日、歌い易いなあ。


14 きんぽうげ
蘭丸は335。レスポで大森さんの完コピは佐藤さん。でも全然感傷的じゃないんだな。不思議。それにしても甲斐さん唄わなさ過ぎ。ABメロからサビまでたぶん三小節唄ってない。歌いにきたつもりはないが歌う。


15 絶対・愛

うねらない絶対・愛。これは絶対対比したくて演ってると思う。それでもグイグイ来る縦波。


16 風の中の火のように

これも以前の蘭丸とは違い、フワフワさせない。この辺だな。強一さんのベードラがえげつない。三本目の足付いてないか?


17 漂泊者(アウトロー)

なんだか歌詩がアレだったらしいが、わしは全然気づいてませんでした、マジな話。ツインギターもドラムもベースももちろんヴォーカルも一つ一つが太くて、その音の纏まりを観るのが面白くて。


18 マッスル

これは絶対渡辺さん向け。ベーシストは休まない。

~Encore1~


19 441 WEST 53rd ST-ECCENTRIC AVE.

前回のオープニングをここで。これは強一さん向けという事なのだろうか(笑)リズムに身を委ねるのが非常によろしい。


20 HERO(ヒーローになる時、それは今)
走る走る走る。いやリズムは走ってないが演奏は走っている。この意味ではオリジナルに近いという事になるのだろうか。


~Encore2~
21 スマイル

カラオケ。だがオリジナルそのままではなかった。新しく録音してるのだろうか。


22 涙の十番街

五者五様の音が全部良い。

オーラスには意外だが.....このまままとめにつなげて行こう。

というか、この曲がこのツアーの象徴だと想うのだ。(後半に続く)