SURPRISE GIGS IN 「松藤甲斐」

at バナナホール

 

 

今月はノルマを越えることは確実なので

(もちろんそれを凌駕しなければならばないのはよく解っているが)

とっとと早退して単車を南に走らせる。

 

久しぶりの夕方走行&新御堂筋である。

多少車は多いが我が山賊帽子は滞ること無く軽やかに唸る。

4年ほど前に転倒した場所も今となっては懐かしくすらある。

 

梅田の某交差点付近の舗道に単車を停め、合流すべく jokerに電話。

 

・・・すぬうぴいたうんて・・・(死)

 

時間もあることで会場近くのBarで一杯。

バナナホール前はぐちゃぐちゃと人混み。

整理番号順に入る。

わしは背もたれ付きパイプ椅子一列目ど真ん中に居座る。

かぶりつきもたまにはいいが、 やはり真ん中辺りの方が音は良い。

 

まあバナナみたいな小屋で音をあまり気にするものでもなかろうが。

 

ふざけたことにビールはないので発泡酒をあおりながら開演を待つ。

 

最初に出てきたのは甲斐さん。

投げやりな(笑)前説の後、松藤さんが椅子に座る。

甲斐さんはとっとと引っ込んだ(笑)

 

 

1.かなしみがすきとおるまで

緊張がダイレクトに伝わってくる。

上擦った声で「明るいバスタブで君を見たい」・・・・

変にリアルだったりするかもしれない(爆)

このギター、こないだの春一番でも使っとっちゃったよなあ。

 

2.ダイヤル4を廻せ

甲斐さんが出てきて乱暴なMC(笑)

ま、この人はこうでないと。

しかし松藤さん喋ってんないのう・・・

ギターを掻き鳴らし、唄が始まるとどよめき。

わしゃ口ぽかんでしたが。

これがオリジナル、って今書きながら気づいた(笑)

幻覚な父親には爆笑。

 

3.一日の終わり

これは・・・・いかんよ(泣笑)

きっついなあ・・・・

 

4.汽笛の響き

そしてまたギターは掻き鳴らされる。

つくづく松藤×甲斐のハーモニーはいい。

セット、という言い方は失礼なのだろうが、

双方の声が生きてくるのは事実。

ついでに、この頃には松藤さんの声はしっかり通ってた。

 

5.バランタインの日々

隣に座った馬鹿者が「どういう心情でこれを書いたのか」などと

のたくりまわっていたBarの一夜を思い出してしまったのは不覚。

しかしこのメロディとコード進行、好きじゃね。

哀しいんじゃけど、うん、気持ちよかった。

 

6.ユエの流れ

すんません、曲が終わるまでタイトルを思い出せませんでしたm(_ _)m

こういう「小屋向き」な曲を演れるのが小屋の良いところ♪

しっとりいいねえ。

 

7.−サスライ−

これ・・・・17の時に創ったって・・・・・・・

えと・・・・ほなわしゃ17の小僧に泣かされたの・・・・・???

穏やかに滲み込む哀しさと、遊覧的な三拍子のギャップ。

途中からほとんどステージ観てません。

眼を瞑った方が、気持ちいいんじゃもん。

 

涙も隠せるし(笑)

 

8.ビューティフル エネルギー

内容説明付き(笑)

んむ。

甲斐さんは卑猥、松藤さんはえっち。

このニュアンス、解るかなあ・・・(説明はめんどいんで略)

 

9.メガロポリス ノクターン

だからドラマは面白くなかった(爆)

ま、それはそうとして。

楽したかったそうな←これもいいって

いいなあ、このアレンジ。

松藤×甲斐の二枚目には是非入れて欲しい逸品。

ギターの音を取り込むような気分で躰を揺らすと気持ちいいんだ、これが。

 

10.レイニー ドライヴ

前夜と同じ形の「ノクターン」に続いて

前夜とはうって変わった形の「レイニー」。

こういう組み合わせも一興なり。

アレンジの変化で「rainy」の雰囲気が変わる様な気がしてこれも一興。

 

11.きんぽうげ

生でこれは非常に嬉しかった。

「作ったヤツが唄った方が巧いに決まってる」とは

10年ほど前この場所で言った1ROの言葉。

後で思い出してなんとなく面白かったんで書いてみた。

これを聴けなかった人は、すまん、不幸

 

12.花・太陽・雨

これってそれこそわしらが生まれた頃の唄でしょ?

詩もメロもすごくいいんだけど、

松藤×甲斐のコンビネーションが 増幅しとるんよね、その良さを。

アルバムやTVも良かったんじゃけど、

こらほんと、生が一番ですよ奥さん。

 

13.憧憬Love Days

甲斐さんも前野さんも引っ込んで、

松藤さん独り+自作オケで。

ぼそぼそっと曲紹介(笑)

search for youんとこ、いいなあ。

 

14.あいのもえさし

「つくねん」とした雰囲気がなんと似合う人なんだろう。

松藤さんというアーティストは。

「誰よりもよく知っている」と大言壮語豪語する甲斐さんが書いた詩だけに、

そのアーティストの雰囲気を最大限に活かしてるように思える。

バンドでフルに演る松藤×甲斐も観てみたいが、

松藤さん独りのステージというのも、また観てみたい。

いいなあ、この雰囲気。

 

15.APRIL SONG(ぬるい時間の河を泳いで)

やっぱ、「僕」なんよな、この人は。

こんなドロドロの詩なのに、

さらりと「僕」を通せるというのが凄い。

生で聴くと、よりさらりと聞こえる。

なのに裏にある情念は情念できっちり聞こえてくる。

・・・・変わった表現かもしれんが、わしは思ったままを書いてみる。

 

16.破れたハートを売り物に

二人でギターを掻き鳴らしながら。

暖かい。

とにかく。

腹の底から、背筋を温もりが駆け上がる感覚。

暖かい。

 

 

ステージから人がいなくなると、

自然と、ほんとに自然と、スタンディングオベーション。

自然と、立ち上がれた。

 

そしてまた日常を歩き始める。

迷いながら、

躓きながら。

それでも、立ち上がれる。

 

そんなことを想った。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・のに(謎瀑)

ほんとにレポはここまでですわい(笑) KAI Lives Top