シジミチョウ科 3
ゴマシジミ Macalinea teleius
(英名:?)
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ヒメウラナミシジミ Prosotas nora
(英名:Common Lineblue)
ムラサキシジミ Narathura japonica
(英名:Japanese Oakblue)
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ルリウラナミシジミ Jamides bochus
(英名:Dark Cerulean)
ムラサキツバメ Narathura bazalus
(英名:Powdered Oakblue)
アマミウラナミシジミ Nakadube kurava
(英名:Transparent Six-lineblue)
武蔵野でポカポカ陽気の日を選んで雑木林や屋敷林などで日の注ぐアラカシを探ると、運がよければ春先でも綺麗な紫色が観察される。秋の深まりとともに個体数が増えるので、小春日和には林縁の小道で日向ぼっこをしているムラサキシジミに出会えることがある。
ムラサキシジミ属は本邦では本種とムラサキツバメのグループに分かれる。ムラサキツバメは亜熱帯性の蝶で和歌山県より北で観察されることは殆どなかったが、温暖化の影響か、ここ数年埼玉県北本市で世代交代が確認されている。
クロマダラソテツシジミ Chilades mindora
(英名:?)
蝶の仲間にもヤマトシジミがいる。一属一種、北海道以外どこにでも観られる。幼虫の食草がカタバミの仲間なので、日当たりのよい草地には大概生息している。関東では最も馴染み深い蝶の一つだ。雄の表翅は空色が綺麗で雌は黒っぽい。吸蜜は草花を好み木本の花にはほとんど集まらない。
ハマヤマトシジミ Zizeeria karsandra
(英名:?)
ヤマトシジミといえば多くの人はシジミ汁を連想するに違いない。ヤマトは「大和の国」のことであり、日本の至るところで、といった意味も含んでいる。事実、かつて海水の影響のある河口や汽水湖の砂泥地にはどこにも生息していた。
ヤマトシジミ Pseudozizeerria maha
(英名:Pale Grass Blue)
ウラナミシジミ Lampides boeticus
(英名:Pea Blue)
暖帯から亜熱帯の照葉樹林に生息する蝶で、幼虫はアラカシやアカガシなど常緑のブナ科を食餌植物にするがシラカシはあまり好まない。常緑ガシの開芽順序は普通アラカシが最も早く、次いでイチイガシ、ウラジロガシ、ツクバネガシ、アカガシとなり、シラカシは最も遅い。ムラサキシジミは成虫で越冬するので、開芽の遅いシラカシは嫌われたのかもしれない。