ナイトウィザード キャラクターシート

■身長：166cm／体重：49kg／血液型：AB型／誕生日：8月20日（獅子座）／髪の色：黒／瞳の色：黒／肌の色：黄

■輝明学園に通いながら、ロンギヌスメンバーとしても活動している女子高生。
長い黒髪を、うなじ辺りから三つ編みで一本に纏めている。先の方には小さな藍色のリボン。
ロンギヌス制服の上から、白いロングコートを羽織るようにして着ている。

■実家は、とある地方の名家、らしい。
中学卒業と同時に上京した後、とある事件に巻き込まれ、ウィザードとして覚醒。
その後ロンギヌスにスカウトされ、仮採用という形でウィザードとしての教育を受けた。
正式採用となった際に、ロンギヌス制服と純白の外套を贈られた。
ロンギヌスとしての初任務をエリィ＝コルドンに邪魔された為に、彼女を目の敵にしている。

■現在の月乃の左腕には二つの力が蠢いている。
一つは“霊皇”。一つは“剣帝”。（詳細は下記参照）
互いに互いを喰らい合い、その力が拮抗している為に、現在は安定状態にある。
……ただし、力の拮抗は微妙なバランスで成り立っており、戦闘行為などを行えば、容易く天秤は傾く。
また、月乃の力は両者に到底及ばないものの、双方の力のパワーバランスを崩し得る立場にある。
この安定状態が危ういバランスの上に成り立っている事を、月乃は誰にも明かしていないが、アンゼロットや神母坂真央、平坂千曳らは気付いている様子。

□[霊皇侵食]
“霊にして零なる皇帝”たる魔王、霊皇ソリアスをその存在の大元とする呪い。
ただし、月乃を脅かしている呪いは、現在ソリアス本体とのパスが切れており、一種の独立状態にある。
結果、『あらゆる戦士と交戦し、敗者の魂を喰らう』という目的を果たす為だけのシステムに成り果てている。
本体を失っている現状では、有象無象の霊の集合体に過ぎない為、月乃を“核”として取り込もうとしている。
死者の妄執や怨嗟などを糧としており、この世界に死者が存在する限り魔力供給が途絶える事は無い為、事実上無限の魔力量を誇る。
また、『対の神剣』において、月乃の前世も霊皇に侵されていた事が判明した。

□[剣帝侵食]
武宮月乃の存在の大元、日本神話における英雄を再現する行為。
世界、とりわけ日本を守護し続ける英雄であり、月乃に一種の“降霊”をしている理由も、ソリアスに月乃と神剣が侵されれば、何らかの“滅び”が起こる事が予想される為。
その結果として、月乃の自我が押し潰されて消滅の危機にあるが、それも世界守護の為の犠牲に過ぎない。
魔力量自体は霊皇側に及ばないものの、日本最強という幻想、神剣によって純化された魔力、月乃の魂との近似などのアドバンテージにより、拮抗するに至っている。
月乃本人は知らないが、一度だけ、アンゼロットの前に人格を表した。

□[抑制剤]
その名の通り、[霊皇侵食]を抑制する目的でDr.鈴が開発したもの。
かつては定期的に服用していたが、現状の霊皇と剣帝の拮抗状態を壊す危険性があると指摘され、禁止された。
……戦闘行為等によって力のバランスが崩れて霊皇側の力が強くなった場合、月乃はこっそり服用している。

□[術式：螺旋装刻]
世界魔術協会が魔殺の帯をモデルに開発した術式。
本来の用途は[霊皇侵食]の抑制だが、現在ではそれに加えて[剣帝侵食]の抑制も担う。
防壁の一部を意図的に解除する事によって、戦闘能力のブーストを行う事も可能。ただし、肉体・精神共に負荷が掛かる為、Dr.鈴によって禁止されている。

□[魔道具：双白石]
世界魔術協会が保管していたアーティファクト。神剣と同調し、その能力を増幅させる働きをもつ。
また、これ自体が強力な魔術品であり、魔力・対魔力を向上させる働きもある。
その他詳細は『虚空より　〜転成〜』参照。

□[遺産：天叢雲剣]
月乃がウィザードとして覚醒した時に現出し、継承した遺産。万難排す護国の剣。
熱田神宮にある神剣と呪術的に接続されており、その力を借り受ける事によって遺産として機能している。
とはいえ両者に真贋の区別はなく、神剣として存在した以上、月乃の天叢雲剣も“オリジナル”に他ならない。
通常時はほとんどの術式回路が凍結状態にあるが、一時的に術式を解凍して本来の力―――神話に謳われる神剣としての力―――を発揮する事が可能。
ただし、その代償として使用者に多大な負荷が掛かる為、多用は禁物である。
月乃が霊皇侵食により侵魔側に反転した場合、この剣もまた属性が反転し、堕ちた神剣に成り果てる。
当然の事ですが、上記はあくまで武宮月乃の天叢雲剣の設定であり、他の方が同名の遺産を使用する上では何の関係もありません。

「―――――――――」
「――――ぁ、え？　す、すいません。ぼうっとしていました」
「この頃は物覚えが悪くなったり、意識が飛んじゃったり………ぁ（咳払い）」
「（姿勢を正して）武宮月乃といいます。ロンギヌスに所属しています」
「…えと。さっき色々言いましたけど、心配は無用ですよ？　私は私の務めを果たすだけですから」
「……例え、盟主に背く事になっても」
ロンギヌス所属の輝明学園高等部三年生女子。
その左腕には、呪いと神剣という相反する属性を持つ二つの力を宿す。

「必ず生還しなさい。私の許可なく死ぬ事は、決して許しません」
ロンギヌスの創設者であり、第八世界の守護者。
月乃に贈った白いコートは、とある魔王が使用していたマントを仕立て直した物らしいが、その事実を月乃は知らない……。

「汝、悪を貫く槍となれ！」
“真昼の月”アンゼロットが創設した、対エミュレイター用の特務機関。
正確な正式名称は、誰も覚えていないらしい。
アンゼロットの話では、月乃は前世でもロンギヌスに所属していた、らしい。

「やれやれ。弱者をいたぶる趣味はないのだがね」
宵闇を馳せる騎士にして裏界の公爵。
ソロモン七十二柱の十五位“エリゴール”に相当すると思われる。
月乃は彼女をライバル視しているが、彼女にとっては『何度叩きのめしても立ち向かってくる面白い人間』程度の認識でしかない。

「そろそろ貴女も一人前だし、私の仕事も終わりかしら」
月乃のロンギヌスにおける先輩であり、教育係。学園ではクラスメイト。
月乃がウィザードとして覚醒するきっかけとなった事件に携わった。
エミュレイターに襲われそうになった月乃を助けた人。簡単に言えば、命の恩人。
様々な改造を施したウィッチブレードを魔器とする魔剣使い。

「大丈夫、君なら出来る。私は信じているぞ（棒読み）」
月乃をロンギヌスにスカウトした男性。外見年齢は４０台前半。実年齢は不明。
苗字から判るように、御門家の人間。
アンゼロット様親衛隊にも所属しているという噂。

「五月蝿いわっ！　我が好き好んでこんな身体になったワケがなかろうがっ！」
契約によって無理やりメイドに替えられたオヤジ魔王。
力も真名も封印されて、今日は東へ明日は西へとこき使われる毎日。
真名を告げようとすれば吐血し、魔王である事を否定されれば血涙を流す。……血は足りているのだろうか？
月乃との出会いは、仕事によりロンギヌスへ出向いた折に斬りつけられたという、微笑ましいもの。
多分、魔王の波動とか魔力とか隠してなかったのだろう。南無。

「俺はいつでも、姫さんの、先輩の、力になるぜ」
うっかり契約してしまった魔導書のせいで、年齢が下がってしまった少年。
精神も肉体に引っ張られているのか何なのか、甘い物が好きだったり恐い話が苦手だったり。
真央から月乃の状態について聞かされ、どうすれば良いか迷っていた真央を諭した。
見かけは幼い少年でも、頼りになる男の子なのです。
真央と協力すれば不可侵の空間を作成する事が可能。主成分はきっと砂糖。甘い。

「強引でも、不可能に見えても。ただ見ているだけよりは―――！」
『神降ろし』を用いて魔を祓う家系、神母坂家の次期当主候補。
ただ、現在の神母坂家はウィザード組織としてよりも、財閥として有名。
その組織としての力を使って極秘に月乃について調査を行い、その状態を知った。
真実を知った当初は迷いもあったが、今は、月乃の助けになると誓った。
それは嬉しいのですが、PLとしましては、チビ君と何処まで行くのかがむしろ気になるのです。

「ま、嬢ちゃんさえよければ、遥と仲良くしてやっておくれ」
本人曰く、かつて超至高神に反逆した古代神の一柱。後に人間の女性と恋に落ち、人間側についたらしい。
現在は気ままな隠居暮らし――のはずだが、何故だか厄介事が転がり込んできたり、逆に首を突っ込んでみたり。
ちなみに、アンゼロットも時雨も月乃も、三人が三人とも微妙に関係がある事に気付いていない、らしい。

「は〜、肩凝るなー…（天然）」
時雨の孫であり、ウィザード。まだ未熟だが、その素質はかなりのものだとか。
月乃は腰の細さで一歩リードし、胸で三歩リードされている。貴様、その肉をワケロ。

「そうポンポン消費しないでよね。安くないんだからさ」
補給を主な任務とする、ロンギヌスサポートメンバー。
月匣の内部にさえ物資を調達してくる。
余談だが、月乃は当初ロンギヌスでの霊華しか知らず、ホームレス姿を見てショックを受けたとか。

「どうやったら、ここまで傷だらけになるのさ？」
ロンギヌス専属の医師。死人でない限り治す、と周囲が噂する程の腕前。
まあ、一部では死人でさえ治すとも言われているのだが。

「ウィザードとしての任務と学業、両立は難しいだろうが頑張ってくれたまえ」
月乃や乙姫が通う学園、及びそこの学生寮。彼女らはここの高等部へ通っている。
月乃は学園を卒業するまでは、寮で暮らすつもり。

「あー、かったりー。束縛されるのって嫌いなんだよねー」
２３歳、男性。黒髪赤眼。自由奔放に生きるチンピラ。
話によれば、暴力団組織である蒼虎会の若頭、湊凪閃龍の世話になっている模様。
ウィザードでありながら、相手がイノセントでもその力を使う事に躊躇しない。
詳細は『禁止ドラッグ撲滅運動』参照。

「ね、月乃。今度の週末ヒマ？」
月乃にとって妙に気が合う同級生。
ある吸血鬼の血を引き、眷属にしようと狙われていた。
現在は、その吸血鬼も消滅し、普通の生活に戻っている。
『甘い物は別腹』という言葉は真実である事を月乃に教えてくれた。
詳細は『血と薔薇』参照。

[F]を普通のダイス目として扱う。使用すると失われる。

自身の生死判定の達成値に+4。
もしくは、視界内で行われる生死判定の達成値に+2。
使用すると失われる。

同一Sqにいるキャラクター一人のHP・MPを全回復。
所持者が重傷状態になった場合、即座に上記の能力を使用可能（要プラーナ5点）。
使用すると失われる。