イタリアに逝って来ました。

初めてのヨーロッパ。渡伊5回目のいんちきイタリア人のガイド付で13日間です。
ちょっとデジ子の接続状態が悪く,若干書き出しが遅れました。ってまだできて
ないんだけど、USBポートってマウスつないでたらダメナノカナ?うーん??
たべた食事をメインにちょこっとずつ書きたいと思います。 おひまでしたらどうぞ,

10月5日 (鹿児島→関空→ミラノ: ミラノ泊★★★)

関空からはアリタリアの直行で12時間。なにが楽しみって機内食と酒飲放題。
離陸後2時間で早速昼食となった。相方曰く、ナイルパーチだかテラピアだとか
いう魚のソテーとトマトソースのコンキリエ。プロシュートのサラダとフルーツ。
機内では動けないので庵主は少量に押さえ、大方を相方にあげた。ビール、
赤ワイン、白ワインと飲むが,夕方の時間に眠れるわけもなくイタリア語の勉強に
励むと速攻眠りに落ちた。なんのこっちゃ?

4時間程で夜食。庵主はこんぶのオニギリ。相方はパニーニを洗濯した。
あっという間にそれを平らげた相方は、庵主が大事に食べていたオニギリの残り
半分を持っていってしまっ
た(TT)。一口もらう間もなかったので何のパニーニだった
のか聞くと「慌てて食べたのでなんだかわからなかった・・」といわれた…( ̄□ ̄
;)
マジ?思いつつビールと赤ワインを飲み干して眠りにつく。

あっという間に着陸一時間前。又ご飯になった。(爆) 厚切りのベーコンとハム、
カラーピーマンやマッシュルームのサラダとパニーニのようなパン、デザートに
ティラミス。なんだかあまり食べられなかったのでおなかがすいた。
甘いもの嫌いな相方にティラミスをもらおうと思ったら食べてしまっていた。
…( ̄□ ̄;)…( ̄□ ̄;) ミラノ空港着陸。

心配された入国検査もあっさりと終わり、中央駅近くのホテルにチェックインする。
ああ、着かれた、腹減った。近くのリストランテで夕食。いやみなほどのパンと
グリッシーニが置かれ,白ワインを片手にパクパク食べる。このに続く前菜、
プリモ(パスタ・ピザ類)、セコンド(肉・魚)の量が飽きれるほどに多いということに
まだ気がついていなかった。

庵ティパストはミックスサラダ。サラダは昔はセコンドの付け合わせだったらしいけど、
庵ティパスととしての地位を確立しつつあるらしい。
プリモはイタリアの松茸と称されるフンギ・ポルチーニ。通常乾燥して流通している
ものが、この時期生で頂けるのだ!(以下、生ぽる)。これをリガトーニとクリーム
ソースであえる。たまらーん。パスタの湯で加減もよす・松茸の上を行く香りもよす・
ぷりっとした触感もよす。あぁ。イタリアにきてよかったとうれしさを噛み締めた。
セコンドは背開き車海老の香草焼きでござった。ミソミソしくてグー。







部屋に戻り,庵主は即寝, 相方はホテルのBAR(バール)へと降りていった。。。


10月6日(ミラノ→パルマ パルマ泊★★★)
もろ時差ぼけで朝5時前に目が覚めた。相方は寝言の多い奴で、ぶつぶつと
「言っていることはよくわかります。」といっていた。ビールに手を伸ばしながら,
「おっしゃることは、だろ」と突っ込みをいれる。その日はドゥオーモ(教会)へ
出かけた。完成までに500年とあって,重厚で緻密。ステンドグラスと彫刻に
ため息がでる。ゴシック様式の何十という尖塔の上にそれぞれ人の彫刻付だ。



まずは昼食。リストランテ「チャールストン」。

開店と同時に行ったが、あっという間に満席になる人気振り。
前菜   セルフのサラダ 
プリモ  ニョッキのジェノベーゼソース 
セコンド 鶏胸肉のピカタ 
ニョッキがむちむちっとしててソースは濃厚。鶏肉もジューシィで最高!




周りのひとは日本の2〜3人前と思われるピザをナイフとフォークで器用にあっと
いう間に食べてしまった。その豪快さについ目がいってしまう。ほんとおいしそう。
それだけならいいけど。でもまだその後肉やら魚やら食べるのだ。絶対おかすぃ!
ゆっくり食べ過ぎてパルマ行きへの電車に時間がなくなった。駅まで走る。

ついて早々パルマハムとパルミジャーノレッジャーノを買いこむ。今日はWカップ
サッカーの最終日。イタリアーハンガリー戦で、イタリアが勝てば優勝である。
昼飯を食べ過ぎたので18時になってもお腹が空かない。バールでポテトとビール
を飲む。20時,発煙筒がもうもうとする中,試合開始、イタリアの旗をかって最前列
で応援する。みな身を立ちあがって乗り出してくる。庵主はごつごつとぶつかられ
るたびに「スクーズィ(ごめんよ)」「ニ
ンテ(大丈夫)」と繰り返した。そして見事
1−0で優勝。興奮して出てくるとテレビに取材された、ライトに照らされ,マイクが
伸びてくる。英語でなんとか答えた。庵主,テレビにうつったでしょうか?(^^)



ホテルまでの交通手段を甘く見ていたため、30分強かかってパルマ駅へ、
そこからたくって10分少々。到着は翌日になろうかというところだった。
つ、、つかれた…ビールを3本かって飲みながら寝てしまった。…


10月7日(日)(パルマ→ミラノ ミラノ泊★★★)

又もや時差ぼけである。5時前に起きた。ふと気がつくと部屋のドアが開いてる!!! 
寝る前にちゃんと閉めたはず。心臓がドキンとする。とりあえず閉めてバスルーム
に誰かいないか恐る恐る見に行く。だれもいない。。貴重品をチェックする。
パスポートもお財布の中身も無事だった。相方を揺り起こすと「あー、ぼく寝ぼけて
トイレと間違えて開けた」というではないか!!
なんてなんてなんていうことなの!開けたら閉めろ!!!!!

朝ご飯は2種類のチーズと4種類のプロシューとプロシュートとパンのバイキング,
フレッシュジュースにカプチーノ。結果的にここの朝ご飯が最高だった。
昨日まともなお夕飯を食べなかったこともあって、いっぱい食べた。ラハパツパツ。
まずはミラノに戻る。小雨で結構寒かったので、ホテルに戻りゆっくりとバスタブに
お湯をためて浸かる。一時間以上も風呂に入っていたので文句を言われた。
3日分のお洗濯をして、部屋に紐をはりめぐらして干した。長旅はこれしかない。

午後はお買い物タイムだったのに,日曜日はお休みが多くてがっかり。庵主の好き
なナラカミーチェを見つけてブラウスを探索する間,相方はずっとイライラ。イライラ。
気持ちよく買い物もできやしない。むっとしながら茶色のブラウスを購入。雨が
激しくなってきた。今まで折り畳み傘というものを持っていなかったらしい相方は、
道すがら傘を売り歩くジプシーっぽい人から買おうとする。でもなかなか買わなくて
またもやイライラ。4〜5人の傘売りをやり過ごした後庵主はキレた。
「買うなら買えよ」。さっきまで自分の買い物で散々時間を使った癖に勝手な私。
                                               
兎に角傘を買った。「ラ・パランツァ」というお店に夕食の予約をすることにする。
いんちきイタリア人の相方は、これでも片言イタリア語が話せるのだ。要領よく
イタリア語で予約をする相方を見て,ちょっこっつ見直した。ご機嫌も直ってきたので
お茶にする。イタリアの喫茶店BAR(バール)は立ち飲みが基本。
カフェオレ約2500リラ(150円)がテーブルに座ると約3倍に跳ね上がる。
パニーニも然り。小腹が空いたので,プロシュートとモツァレラチーズのパニーニを
半分こする。暖めたパンにとろとろのモツァレラチーズが餅の様に伸びてなんとも
言えずうまい。

相方の職場の元先輩がなんとローマ大使館にいらっしゃるので、今回の旅では
色々大変お世話になった。ローマで食事をする予定なのだが、お土産を買って
来るのを忘れた…( ̄□ ̄;) ポポロ屋という日本食材のお店に行ってみたが,
お休みでがっかり。そこからお夕飯の店迄は腹ごなしの為に30分くらい歩く。
途中でマクドナルドを発見した。ビールがおいてある。もちろん席料はとられない。
米国資本が大嫌い、ついでにファーストフードも大嫌いな相方をつれて入る。
飲み終わったグラスを下げられることもなく,時間つぶしにはピッタスだもんね。

さて、お夕飯。ピチピチのお魚が並ぶショーケースに相方おおはしゃぎ。
デジカメを持って、片言のイタリア語でおじさんと話している。お勧めを頂く事に。
まずは貝の盛り合わせ。 ウニ・アサリ・ハマグリ・カキ・赤貝・ムール貝。全部
生で食べる!ハマグリもムール貝もあさりも生で食べるの初めて!当るも八卦,
当らぬも八卦!と食べる。。。うぅぅぅ、、うむぁーーい。貝好きの庵主にはたまら
ない一品だった。たっぷりのレモンが添えられてあり、またよくあうのだ。この
旅行で忘れられない一品になった。プリモはイカスミのリゾット。ほどよい噛み
応えの残る米になんとも濃厚なソース。たまらんちん。そしてセコンドは・・・
オマール海老のグリル。2人で一尾。庵主にも半身がドカンとでてきた。
プリップリでジュースィ。ハサミの先まで身がつまっている。なりふりかまわず
しゃぶりついた。モルトヴォーノとおじさんにいうと彼は自慢げに笑った。
どれをたべても絶品なので、お腹一杯だったけど追加することにした(笑)
店の親父のオススメは太刀魚。これも身がしっかりしていてグー。
この店気に入った!また絶対くると心に決めたのだった。



ホテルに戻り,BARでビールを飲むことに。時間は10時くらいだったけど
飲みながら庵主はコックリコックリとし始めた。。。

真夜中にトイレに行った。手を洗っているとなんとドアから誰かが覗いている。
思わず叫びそうになるのをなんとかこらえた。それは相方だったのだ。
「な・な・なにしてんのよっ!!!」ときくと「なんか物音がしたから泥棒かと
思って」とあからさまにほっとした顔でいう。トイレを覗きに来る前に庵主の
ベッドを見てほしいものである。いろんな意味でつかれた一日だった。。。



10月8日(月)(ミラノ→ヴェネツィア ヴェネツィア泊★★★)


すっかり日課のように5時前起床&ビール。缶は相方が昨晩全部飲んだらしく、

瓶しかない。持参のアーミーナイフで開けた。日記をかいたり、ガイドを読んだり、
荷造りをした。結構ガサガサしていたが相方は起きる気配もないようだった。

昨日休みだった日本食糧店に行く為に、駅にスーツケースを預けようとすると、
テロの影響か、スーツケースを開けられ、一つ一つの袋までチェックされる徹底振り。
店につくと売っているのは、とても土産になりそうにないものばかり。多少は予想
はしていたものの,種類もなければ値段もバカ高い。こんなんだったらよいイタリア
ワインでも買った方がマシだと思ってあきらめた。徒労と預代の無駄に終わった。

水の都「ヴェネツィア」へGO!小腹が空いたので相方はカツレツのパニーノ、庵主は
イチゴのドルチェと英字新聞を買って列車ににのる。どうやらアフガンで空爆が
始まったらしいという情報を入手。この後も3日に一回ペースで新聞をチェックする
ことにした。3時間程で灰色がかった青色の海が両岸に広がり、前方にレンガ
作りの町が見えてきた。ヴェネツィアだ!


早速ヴァポレットと呼ばれる水上バスに乗って宿へ向う。昔は商業の中心地で
あったというアーチ型のリアルト橋の袂で階段には土産屋が建ち並ぶ。
カナルグランデ(ヴェネツィア島の真中をS字に走る運河)に面したかわいらしい
ホテルだ。高くて狭いホテルがおおいヴェネツィア、安い部屋でいいです、と
言っていたのに,フロントの人に「まぁ、まずは見てから」といわれて見てみると
これがまた全然違う・・・広くて明るいお部屋に運河にせり出したベランダ,、
予定38万リラの(2万円)部屋に対してこちらは55万リラ(3万3千円)。
さすがに高い!と思ったが10万リラ安くしてくれたし、すっかり忘れるトコラ
だったがこれははにーむーんである。相方に泣きついて運河沿いにした。

ここでママリンへ電話しろという伝言を発見。家に何かあったのかと思って
慌てふためいて電話すると、ミラノ空港でセスナ機の事故があったので
テロ関係かと心配している。すぐに帰ってきなさいと言われた。んな無茶な。。。
「あ、テレホンカードの残りがない!またかけるねー」といって切ってしまった。




ヴァオポレットに乗りこんでサンマルコ寺院を見に行こうとしたら、相方がゴンドラ
に誘ったくれた。1時間のコースで20万リラ(1万8千円)もする。たけーよ、と
やめようとすると、15万リに下がった。でもまだ高い。。諦らめ様とすると、耳打
ちで「学生料金で13万リラで」とのこと。アホみたいに高いけど笑えたので
結局乗る事にした。マルコポーロの家,カサノバの家と案内してもらう。落ち着いた
色合いながらも何百年も水の中に建つ家の玄関にはコケが生え,窓には洗濯物
がはためく。ふこふこのソファーに座ってしばしうっとりしていたが、何を考えたか
相方がイタ語でカンツォーネを歌い出したので爆笑した。山田君、ざぶとん2枚!

ピスタチオのジェラートをかじりながらサンマルコ広場へ。ドゥカーレ宮殿を見て,
鐘楼に登る。町を一望すると6時の鐘が一斉に頭上で鳴り出した。4つの大きな
鐘が頭上でぐわんぐわんとゆれ、マジ怖い。半泣きでエレベーターに逃げた。




でもしっかり写真をとる。


街は徒歩で十分歩ける大きさなので,帰りはホテルまで歩く。ガラス製品やお菓子
がショーウィンドウに並び,犬の散歩のようにチョロチョロと店を覗く庵主の襟首を
つかんで相方はズンズン歩いていく。悲しみの内に夕食になった。運河沿いの
雰囲気のいいリストランテである。シャルドネのワインを頼んだ。
前菜    クモガニ(ヴェネツィア名物) 中小の大きさ、白ワインにぴったす。
プリモ   スパゲティボンゴレ
セコンド  イカのイカスミソース、ポレンタ添え
お料理はまぁ普通。おいしいけど感動的な味ではなかったというところか?
雰囲気がいいのでさらにワインを追加し,ゆっくりする。庵主はすっかり酔った。
風呂をためている間に寝てしまった。相方はまだまだ飲み足りないらしく夜の街
に出て行き,飲んだ挙句ビールを買って帰ってきた。 ほんま飲みすぎ… zzz・・

 


0月9日(火)(ヴェネツィア→フィレンツェ フィレンツェ泊★★★)


4時半前に目が覚めてビールを飲む。7時頃から朝市にでかけたが、まだまだ
準備中。近くのBARでカプチーノと庵主はアプリコットのブリオッシュも頼む。
肌寒いのでショールにくるまって待つと市場から段々活気が伝わってきた。
死後硬直中の反り返った魚、透き通ったおいしそうなシャコ(でもいらない)、
海老,袋に詰め込まれたムール貝,ホタテ貝等、それに野菜も果物もたっぷり。
ヴェネツィアの街の賄い処とあって威勢がいい。相方はデジカメをもって
ウロウロしながら撮りまくった。撮りすぎなので後で1/3に削除してしまった。



11時のチェックアウトまで別行動にした。庵主は思う存分ヴェネツィアグラスと
お菓子屋を物色した。ピアスを買い、カプチーノを飲み,満足して宿に帰った。
相方は再度市場へ。巨大なホタテ(あとで写真載せます)を買ってきてくれた。
部屋に駆け戻ってビールと共に早速頂く。貝柱の厚みは2cm以上、紐に至っては
15cmは固い。新鮮でそのままで塩味がちょうどいい。あっという間に食べた。



駅でシーチキンのピザとビールを買いこんでユーロスターにのる。相方が棚に
スーツケースを上げ様とするが、高いし重いしで大変そうだ。そこへ180cmは
ありそうな男の人が「OK,、BOY!」といって助けてくれた。どうみても相方よりも
年下そうであるがまぁいいか。助かった。14時には花の都フレンツェへついた。
家族経営のようにこじんまりとして部屋の香りもよく清潔なホテルだ。
カウンターのお姉ちゃんにオススメのレストランを教えてもらって外に出る。

街と共に栄華を誇り衰退したメディチ家にゆかりの建物がメインだ。まずはサン=
ロレンツォ教会。菩提寺だけあって質素な造りで中の絵も大分汚れてしまって
いてよく見えなかった。そしてお待ちかねのドォーモへ。うぉー!と叫びたくなる程
の豪華さ。総大理石造りである。白を基調とし、緑とピンクがカットされ埋め込まれ
ている。それ自体が美術品のようだ。この街ではこのような建造物が10年間に
10数件も着工された。当時ヨーロッパ一を誇ったメディチ家の勢いがしのばれる。


今日のお夕飯はホテルで教えてもらった「チンギアーレビアンコ(白イノシシ)」
にする。相方が店の中に入っていって予約を頼んでくれた。金製品屋がずらりと
立ち並ぶヴェッキオ橋を通る。さて、庵主のお買い物タイム。なんてったって
フレンツェといえばフェラガモの本店である。なんとなく敷居が高い気もしたが、
やぁー!と入ってみた。赤いショルダーバックを買った。うれすぃ〜〜〜。

予約まで待たせたお詫びに相方にビールをおごった。さて!20時だ!!お夕飯だ!!!
店に行くと満席である。予約をしてよかった。。
前菜   鶏のレバー・プロシュート・、イノシシのサラミにカポナータの盛合せ
プリモ  生ぽるのリゾット
セコンド イノシシの煮こみにポレンタ添え
苦手なレバーもあれば殆ど食べたことのないイノシシということで、ちょっと
緊張して手をつけたが,こりゃまたたまらんという品々。レバーはこってり
まろやかでパンと白ワインによくからむ。生ぽるはいうにおよばず。日本人が
蒲焼の香りでご飯が食べられるようにこちらでは生ぽるの香りでリゾットが
食えそうである。イノシシに至っては予想外に柔らかく,赤ワインと共にしばし
口の中でカミカミしているとジーンとおいしさが体中に伝わるようだった。
幸せ時間の総仕上げは帰り道にあったBARで見つけた生ギネス。クリーミィ
な泡とほろ苦くて重めのビールが胃に流れ込み、おいしいものの波状攻撃に
すっかりノックアウトされた。すばらしきかなイタリア!



10月10日(水)(フィレンツェ→ローマ ローマ泊★★★)

今日は6時まで寝れた。相方は夜中にビールを飲んだらしい。朝ご飯はセルフで
庵主はブリオッシュとプロシュートとチーズ。相方はプロシュートとチーズのみ。
午前中は相方お目当ての市場、フィレンツェよりも規模は小さめ。2階建ての建物
の1階が肉・魚・チーズ。2階が果物・野菜売場だった。あちこちに乾ぽるが量り売り
されていて、香りが充満する。あぁ。。もう耐えられない。極上の乾ぽるを200g購入。

市場をでて皮製品や雑貨の露店が建ち並んでいる所を通りすぎてドォーモに入った。
長さ100mと言われる聖堂は華やかな外観に較べると質素だが、円形のクーポラには
肉感的なタッチで「最後の審判」が描かれていた。こういうものはどこかで書いて後から
貼りつけるんだと思っていたら,横のツアーのガイドさん盗み聞きによると、そのまま書き
つけるんだそうだ。絵描きさん、みんな背骨とかおかしくなるんだって。。。びっくり(@@)

予約が必要と言われるウフィツィ美術館についた。思ったより列が短かったので並んだ。
売店で分厚いガイドも買った・・・が30分以上たってもちぃーとも列が進まない。。
とほほ。他に行くことにしよう。

近くの総合ブランドショップのようなところで、マフラーや手袋を家族に買い込んだ。
そこで待ちくたびれた相方はすっかり庵主のお買い物に嫌気が差したらしい。
午後付き合ってくれる約束だったアウトレットにも勝手に行けと言い出した。
相方は腹が減ったらしいのでご飯を食べようというが、庵主は朝ご飯をしっかり
食べたのでまだ小腹が空いた程度。険悪ながらとりあえずランチにした。

ほぼ満席に近い感じのよい店を見つけたので入ってみる。この旅恐らくこれきりの
ノンアルランチ。代わりにガス入りのお水を取った。
前菜    ゆで白いんげん(オリーブオイルと塩を好みでかけて頂く)
プリモ   黒トリュフのタリアッテルレ
セコンド  生ぽるのキャップのグリル。
黒トリュフは予想された味だったけど,タリアッテッレが生麺だったのがうれしかった。
もちもち感が全然ちがうもんね!それにこれ以上の生ぽるの味わい方はないでしょぉ。
香りがあふれ息をはくのがもったいない。呼吸困難を起こしそうになった。一時休戦。



さて、別行動。英語もわからないうんちゃんに相方が行き先を告げてくれた。意気揚揚
とつくと、明かりがついてない。心配した運ちゃんが一緒に入り口まで来てくれた。
イタリア語でなんか書いてある。わからん。運ちゃんの身振り手振りによると、どうやら
3時まで昼休みらしい。。。ガビーン。。。悲しみに打ちひしがれてホテルに戻った。

急行にのって約2時間でローマについた。荷解きも早々にお夕飯にする。
相方が数年置きに2回行ったことがあるという「モンテアルチ」という店に行った。
驚くべきことに、店についた瞬間、中にいたご主人が相方をみて駆け寄ってきた。
挙句、サッカー好きな事も覚えていたらしく、テレビの前にテーブルを運び,チャンネル
をまわし,テレビの向きまで変えてくれた。相方も驚いていたが、うれしそうだった。
相方はよほど特徴のある顔なのに違いない。

通常パンが山盛りになのに,こちらはサービスでピザの素焼きを出してもらえた。
前菜   ペペロナータのような野菜のソテー
プリモ  オマール海老のリングイーネ
セコンド ラム肉のグリル
前菜はパルミジャーノチーズがたっぷりとかかっていて野菜に絡む。オマールは
あくまでもミソミソしく存在感があった。ラム肉も柔らかい。思わず赤ワインを頼む。
食後「おぁいそ〜」とお願いしたものの。なかなかお勘定がこない。庵主は飲んだ
ので眠くなってきた。再度お願したのにまだこない。店が混んでいるのはわかるけど
「何だこの店」と相方にあたった。程なくして店主が赤いバラとチョコの一口アイスを
もってやってきた。遠方からの来客を盛大に送り出したいと言う店長が店員にお会計
を止めさせていたらしい。そーなんだぁ。。むっとしちゃってごめんねー。。。
疲れていたので続けて飲みに行こうという相方にお断りして帰ってねた。。。




後半に続く・・・