石垣島に逝ってきなした。

国内どこでも一往復できるだけの参るがたまりなした。
どうせいくなら一番遠いところへいくでしょ〜、というこつで石垣島へいってきなした。
ちょびは道東もよいなと思ったんだけど、相方君が超行きたがったいたので。 譲りなした。
八重山とイタリアは何回行っても何度でもまた行きたいよ。
庵主も行けば分かるって。(相方)
(以下この色のコメントは相方です。)


9月は決算月だから休みなんてとんでもないといわれ、それでも無理して5連休。
相方君は時期をずらした夏休みで8連休です。
僕は先に逝ってるから。だって。 いいなぁ〜。  

すでに石垣4回目になる相方君に旅の手配をすべておまかせ。
まぁ、とっても楽チン♪ 大量の釣り道具、シュノーケル道具、その他諸々を
ダンボールに詰め込んで送ったら6500円も宅急便代がかかっちゃったよ(@@)



9月13日(月)   相方君最終便で那覇へ。(羽田21:00→那覇23:30)       (那覇泊)
            宿についたら0時まわってるやん。。。

9月14日(火)   相方君那覇→石垣島→西表島へ(釣り三昧)            (西表泊)
この日は1日西表の河口をあちこち廻って釣り。
昼間は渋かったけど、夕マズメにメッキ(ヒラアジの幼魚)、コトヒキ、バラクーダなどを釣りなした。
夜行った、初枝という寿司屋が妙に気に入った。
店主のお父さんが海人だということで、店内には珍しい島魚がいっぱい。
シャコガイの刺身、ハダラというトウゴロイワシに似た島魚の唐揚げ、ミミジャー(ヒメフエダイ)の
マース煮(塩煮)、島魚のにぎりなどをいただきました。



9月15日(水)   相方君 西表島で(釣り三昧)                      (西表泊)
「ロビンソン小屋」というところでカヌーを借りて、一日マングローブで釣り。
前日のうちに場所を教えてもらってパドルを借りてたから、朝の6時から夕方6時までじっくり釣れた。
その割には結構渋く、1日やってゴマフエダイ4尾のみ。下手だからなぁ。
カヌーを返して夕マズメの河口へ。
時間と金をかけたカヌー釣りよりこっちの方が楽しめた。メッキが入れ食い。
夜は、連ちゃんで初枝へ。西表じゃ店の選択の余地がないからね。
前日、今日も行くことを前提に入れた八重泉(泡盛)のボトルを出してもらい、島魚の刺し盛り、
エイグァー(アイゴ)のマース煮、アバサー(ハリセンボン)汁などをいただく。


9月16日(木)   相方君 西表島で釣三昧 →石垣島へ                (石垣泊)
朝、河口やサーフを回る。
メッキがしきりにルアーを追ってくるんだけど、いまいち食いつきが悪い。
メッキ4尾とクロサギ1尾釣って、お昼ごろ石垣へ。
石垣では、島最大のマングローブが広がる宮良川でカヌーを借りて釣り。
でも、ここのカヌーはカヤックで、前日借りたカナディアンのカヌーとは操作性が全然違う。
川沿いにはよさげなポイントがずっと続いてたんだけど、カヤックに慣れるまで釣りにならず、
結局ゴマフエダイ1尾のみ。ホント下手だなぁ。

            ちょびもやっと最終便で那覇へ向けて出発。
            仕事が終わらなくてぎりぎりまでドタバタ。羽田空港でおそば食べたかっつ
            のに、20時半すぎると売店もほとんど開いてなくて、出発ロビーでビールと
            小鯛の押し寿司とシュウマイを買って飛行機に乗り込んだ。
            すごい疲れたし、寝ようと思ったんだけど気が高ぶって全然眠れない。
            みんなグーグー寝てるのに。 
            よれよれになって那覇について相方君に電話すると石垣市内に
            釣り好きのマスターがいる居酒屋にいて飲んだくれているらしい。
            相当酔っ払った声がする。2日後に予定している沖合いへのチャーター船に
            マスターが同乗してくださることになっつそうです。 
            ちょびは宿についてもなかなか寝付けなかった。            (那覇泊)


夜は宿に置いてあったガイドブックで店を物色。
シャコガイの肝だの海ヘビだのというコトバに釣られてSHRIMPERという店へ。
カウンターへ座った途端、隣のオヤジがなれなれしく話しかけてきた。
主に釣りに来たと伝えた瞬間、厨房にいたマスターの目がキラリ。
このマスター、相当の釣り好きで、しかも西表の魚よりも食いつきがよく、トントン拍子で2日後の
ジギングに同行することに。
チャーター船は安くないし、何よりこの手の釣りは3〜5人くらいが一番楽しいから、思わぬ同乗者が
できて、本当によかった。



9月17日(金)   

7時におきて空港へ行った。那覇空港の売店ってむーちょ広いのね。それに8時に空港についたら
もう開いてた。端から端まで早歩きしてみたよ。銀色のビーチサンダルのペンダントトップのついた
かわいいネックレスをみつけて衝動買いしてしまった。この旅が終わったら来年の夏まで出番はないな。。

さぁ!8:40分の飛行機でいよいよ石垣に向けて出発。所要時間は約40分。少し雲があるけど
天気は上々。沖縄本島の周りにもきれいなさんご礁が飛行機からも良く見える。
緑がかった青色の海面に雲が映るのをぼぼーっと眺めていた。宮古島が見えてきた。
無人島のような小さな島がそれに続く。 そして、、、 石垣島到着!

かぁ〜〜っ、暑い!!  早速タンクトップ一枚になって日焼け止めを塗る。 
そして帽子をかぶ・・・かぶ・・ あれ? 帽子わすれちゃった。ま、よくあること。 相方君が空港にきてくれる
はずなんだけど少し遅れているらしい。とりあえず沖縄といえば「オリオンビール」を買って飲みながら売店を
うろちょろする。相方君が来た。 ビールをくいっと飲み干してそ知らぬ顔で車に向かう。これもよくあること。
この日は島の北側にある「米原」というビーチでシュノーケリングをすることにした。
11時くらいから泳ぎ始める。奄美以来だ。さんご礁も色とりどりで華やか、そのまわりに青や黄色の小魚が
群れている。波に漂いながら少しずつリーフエッジに向かう。岸から離れるにつれて昨日までの仕事のもやもや
とかがぽろぽろととれてきた気がする。

リーフエッジにつくととたんに下が見えない深みになる。大きな魚もうようよしてる。
シュノーケルには絶好のポイントなんだけど、ちょうど引き潮にさしかかっていて、ちょびはとたんに怖くなって
一人でさんご礁の半ばあたりまで泳ぎ戻った。相方君はフィンがあるんだから大丈夫だよというんだけど。
小さな海岸に小さなキャンプ場しかないこの米原という場所にも数年前にはなかったお食事処というにも
お粗末なお店がぽつぽつと並ぶ。石垣島を含む八重山諸島では、「八重山そば」が有名らしい。
八重山そばです。 丸細いめんでスープはあっさり。 プレハブ小屋の店からでてきた割には 結構おいしかった!


潮が引ききった頃にリーフエッジで釣りを始める。でも相方君の過去3回の経験によるとこの場所で
釣ったことはないらしい。なんでつれないのかしら。 そして今回もここはボウズでした。 あーん(TT)
その後場所を変えながら2箇所程シュノーケルしてから市内へ戻った。
相方的には、帰り際の河口でメッキを1尾釣って、この日のボウズは免れました。念のため。
市内から島の反対側にある米原までは約40分。ひょうたんの上の部分を細長くしたような島の形なので、
ひょうたんの上の部分に立ち入らなければ割りとどこでもすぐに行き来できちゃう。
ホテルに帰って釣具を荒い、市内を散歩しながらお夕飯に向かう。 
郷土料理のよさげなおみせの中からめぼしをつけてでかけた。

  
左から:シャコ貝 相方君は貝類の中では一番おいしいまでいう。左下にあるのが肝。身はコリコリしてて
新鮮な潮の香と味がします。次はみたとおりラフティー。左は刺身の盛り合わせです。マグロ・かつお、
カンパチなどみな近海でとれたものです。

シークァーサーという甘酸っぱい柑橘の(シャコ貝の刺身と刺し盛りにも添えられてるやつ↑)のサワーを飲み、
泡盛を飲み、、夜は更けてゆきなした。早めに飲み始めてホテルにも22時くらいにはついたんだけど
たまりにたまった疲れと寝不足のせいで一分もたたずに眠りにおちなした。


9月18日(土)   

聞いたください!今日はちょびには生まれてはじめての沖合い釣りです。どきどき。
釣り用語では「オフショア」というのだそうです。6時半(@@)にホテルにお迎えがきなした。
相方君がなにやら船長さんと話こんでいる。なにかと思えばお迎えにきてくれた船長さんが
前回西表島に行ったときに行った相方の釣り人生の中でも特に思い出深い釣りだったという
釣り行でガイドをしてくれた人だったんだって!!
船長のイドさんはそれから石垣島で独立されたそうです。
石垣島には数多く釣り船のお店があるから、すごい確率だよね。
なんだか楽しい釣りになりそうだ!
そりゃあ、もうビックリだったよ。
5年前にここの船長さんと出会わなかったら、こんなに釣りにハマッてなかっただろうって思うほど、
あの時の釣りは衝撃的で楽しかった。
その釣りを演出してくれたひととこんなところで再会するなんて!!
SHRIMPERのマスターもそうだったけど、この旅は感動的な出会いのある旅だったなぁ。

石垣島にコンビにはほぼ一種類 ホットスパーしかないので、そこでおにぎりやらジュースやらビール
を買い込んで港に向かう。相方が一昨日行ったお店「SHRIMPER」のマスター 穂刈さんとも港で合流。
酔い止めを飲んでさぁ出発!波もほとんどなくてなんて釣り日和♪30分ほど走っていざ釣りはじめる!

さて、ここでちょびは相方君から初めて「ジギング」というものを教わった。
ここは100mくらいの水深なので海底まで「ジグ」という魚の形をした金属の塊をぼちゃんと投げ入れ、
ロッド(棹)を小さく大きくリズミカルに上下させながら引き上げ、しばらく巻いたらまた落とすというらしい。
釣り自体結構大変。。。と思っていたら、船長が「次行きますので上げてください」と言った。
「え?これ巻きあげるのの?全部?(@@)」 マスターも相方君もすごいスピードで巻き上げている。
ちょびも一生懸命まいた。はぁはぁ。 少し移動してまた釣り始める。上下運動して少し巻きとり、また落とす。
また少しすると「巻いてください〜」と船長の声。こんなんこれ以上巻けないよ!と半泣きになったところで、
妙な腰当て
(相方注:ギンバルといいます)を相方君が貸してくれて、それにロッドを固定して巻くとかなり、
はぁはぁ、でもしんどい。世の中には電動リールというものがあるらしいので邪道といわれようとなんだろうと、
今度来るときには買ってこようと心に決めた。
 

マスターにあたりが続く。ミーバイというハタの仲間のおいしいのが次々と。
どれも50cm近くもあり型もいい、うらやましなぁ〜。早く俺らもなにか釣りたいよ!!
結局前半戦のライトジギングは、ボウズの庵主夫婦を尻目に、ミーバイ(ハタ類)4尾
(タカバー(ツチホゼリ)2、アカジン(スジアラ)1、バラハタ1)を釣ったマスターの完勝。
おいらもミーバイ釣りたかったな。
庵主に教えているうちに終わっちゃった感じだよ。

しばらくするとおおきな流木をみつけた。こういったものには小魚がつき、さらに
大きなお魚もつくという絶好の釣りポイント。よーし釣るぞ。。投げ始めたら・・・ 相方君にあたりが
ついでちょびにも!!! シイラの群れに当たったらしい。
 
右の写真、ちゃんとちょびが釣ったんだよ。ビチビチとはねるので一緒に持ってもらったよ。
一メートルくらいあった。
(そんなにありません。)こんな大きな魚釣ったのはじめてだよぅ〜。
ロッドがググッとしなって船のサイドを右へ左へと移動しながら少しずつ巻いてはまた糸をだされて、、
これがつりのたのしみなのかぁ!! ちょっとはまっちゃったねー。
いやいや楽しかったね。
まだまだやればやっただけ釣れそうな感じだったけど、シイラは相模湾でも釣れるし、八重山でしか
釣れない大物を狙え〜ってことで、庵主の糸が鮫に切られたのを機にパヤオに移動。

この後は30分ちょっと移動してパヤオと呼ばれる浮き魚礁に行った。
ここだと魚礁の周りに魚が一杯いる。もともとは漁師さんのためのものなので、ここのエリアで
量をするためには別にパヤオ使用料を払わなくてはならないのだそう。

このあたりだと、水深1000m以上なんだって。ひゃぁ〜、こわいよこわいよ。
んで、だいたい100mくらい落としてから巻き始める。ヒットは40〜70mくらいでしたみたい。
早速なにかかかった、棹がぎゅぎゅんとしなる。横で見ていた船長さんが、「カツオだな〜」という
なんでわかるんだろう? 必死で少しずつ巻く。うひょぉ〜、たのすぃ〜。
  
八重山そばです。 丸細いめんでスープはあっさり。 プレハブ小屋の店からでてきた割には 結構おいしかった!
またその後に横縞さわらという大き目のお魚も釣れました。
さらにその後にも思わず「きゃぁ」と叫ぶほどのでかいアタリ。でもほんの少し糸がたるんだだけで
バレてしまった
相方君もキハダマグロなどを含めて6匹くらい釣ってました。
デカイのくるのを期待してたんだけど、↓のクラスばかりでちょっと残念でした。
でも、久々のパヤオは楽しかったな。


    

港に戻って解散したあと、マスターのお店、SHRIMPERにご飯をたべにいくことにしました。
マスターってば、昨日もお店やって早朝から釣りして、あーんなハードにつりして、どうして
また夜から働けるのかしら、すごいわぁ〜。

お店に行くと、わぁお、釣りの時とは全然印象の違うコック衣装に身をつつんだシェフにご対面。
心なしか顔も引き締まっている。お兄さんですか?ってかんじ(笑)
今日つれたミーバイ(バケツの中の赤い魚。とっても高級魚なのよん)を注文してたべさせてもらおうと思っていたら、
すでに何種類か料理を用意してくださいっていた。なんてありがたい(TT)あうあう。

   

  八重山そばです。 丸細いめんでスープはあっさり。 プレハブ小屋の店からでてきた割には 結構おいしかった!  
工夫をこらして、全く違う料理にアレンジ!すばらすぃ。
しかも、私達に一尾使って下さった。。他の人にお出ししてもとても喜ばれるおいしいおさかななのに。。
もうもうおなか一杯で。。メニューにあった興味のある品々まで手がとどかかなかったけど、こんな
一緒に釣りに行った船で釣れたお魚を釣り人自ら調理して頂けるなんてほんとないことだし。。
感激しちゃいました。
沖縄で最高級魚であるアカジンミーバイを、惜しげもなくまるごと1尾、しかも考えられないくらい安価で
だして頂きました。感謝感激雨あられです(って死語?)。
どれもホントおいしかったけど、アラ煮と唐揚げは別格だったな。

それもこれも相方君が一昨日こちらのお店で酔っ払ってつりの話をしたからなのよね。
相方の酔っ払いでいいこともあるんだねぇ〜。
でも、HPによれば、マスターは酔っ払いが嫌いらしいよ(汗)。


9月19日(日)   

聞いたください!なんつ今日は西表島にいくことにしなした。
相方君はちょびがくるまで西表島にいたわけで、ちょっと申し訳なかったんだけど、ちょびもやっぱり
行きたくなったのだ。高速船は一時間に2本くらいでているし、片道40分1700円と結構お手軽。
久米島を超えてすぐにこんもりとした山並みのような西表島が見えた。


ところで、石垣島と西表島にはハブがいます。その昔地殻変動でこの八重山諸島のあたりがもっと水中に
あったころ、高い山のある島だけは水上に一部でていて、それでハブがいるんだって。そんなわけで、西表島
にもハブがいるということです。こわぁ〜い。
見た目にも人気がなく、島には小さな集落が二つ。観光客相手の民宿かエコツアー、釣りなどのガイドサービス
以外の人はいないんじゃいだろうか?経済の流れなんてまったく関係ない。
それでも高速船には下に水着を着込んだ茶髪のおねーちゃんとかカップルとかがいたりして、そんなに
秘境にいくぞーってな感じではないわね。

港から乗り合いの無料バスで、この日お世話になった「ロビンソン小屋」に行く。ここは相方君が
数日前にカヌーを借りてたお店だ。今回は午前中にリーフ釣りと午後にカヌーを借りることにした。
隣にあるスーパーで八重山名産のもずくのたらしあげやらビールやらを買い込んで徒歩3分の港へ。

今日のお天気も上々!雲の合間から青空がのぞき、気持ちのよい風が吹いている。最高だぁ〜。
今日のお船は小型船。3人でちょうどいいくらい。島の周りをとりまくリーフの中をはしらせる。
ガイドのおっちゃんが潮の流れと水深を見ながら船を停めた。さぁ、釣りの開始だ!
相方君は颯爽と自分の道具をセットし、つりを始めた。今日はちょびのお世話はガイドさんにおまかせして
相方君は相方君の釣りに専念するのだそうだ。ふぅ〜ん。。

おっちゃんがちょびのために用意してくれたのは「スプーン」とよばれる木の葉型をしたルアーに魚の
絵が雑に書いてある、とてもつれるとは思えないルアー。その名も「たいやき君」。あぁますます何も
釣れるとは思えない。ちょっとやって釣れなかったら相方君にルアーを借りて付け直してもらおう。

何度か投げるうちに、アタリがきた!まじで?!たいやき君なのに?? イシミーバイ(カンモンハタ)
が釣れた。型もそこそこ!釣り終了後に焼いてくれるというのだ。わぁ楽しみ♪
相方君もおなじはたの仲間や、「おじさん」という魚を釣る。「おじさんがおじさんを釣る」うぷぷっ↓(笑)
        

ポイントをすこしずつ変えながら2時間半くらい釣っただろうか?
大きさから行ってももちろんチャーターだもんで、釣りたいところで釣りたいように釣れる。
大きい魚に追われた小魚を追って海鳥が集まっている。「鳥山(とりやま」っていうんだけど、
それがある所は絶好のポイント。鳥山を追ってリーフを走り回る。
ルアーを投げ込むと、海鳥がそれを小魚と思って反応してくる。つまりは食いついてくるのだ。
これをうまくとらえられちゃうと、ルアーは海には落ちず、空中にぴゅぅ〜っとあがっていくことになる
らしい。
かもめにつかまらないように魚を釣る。なかなかむずかしい(笑)

鳥山の海に投げ込むこと数回、ガツンとアタリがきた。必死であわせる。銀色の大きな魚体がみえて
興奮したけど、あっというまに糸が切れた。おっちゃんによれば、ルアー丸ごと飲み込まれちゃったな〜、
大きいガーラ(ヒラアジ)の仲間だったみたいだね、だって。くっやしぃよ〜(TT)
おいらも魚体をチラリと見たけど、中型のヒラアジだったみたいね。
うまくかかってれば、楽しいファイトができたところだけど、ルアーごと飲み込まれちゃあしょうがないね。

  

まもなく正午。オリオンビールから袖の下がもらえそうなコマーシャル写真が取れた。
青い青い空と澄んだ八重山の海、そしてオリオンビール(そしてもずくのたらしあげ)。
なんて素敵!天気に恵まれたし、そこそこ釣れて、ちょびの人生の中でもうっとりしちゃうような
イベントだった。絶対また来たい。ここまでの旅で解きほぐされた心にじんわりと幸せがしみて
なきそうになった。

ロビンソン小屋に戻り、つれたミーバイの中で大きなものを2匹だけ持ち帰り、焼いてもらった。
自分で釣った魚をたべるのってやっぱりうれしい。ちなみに両方ともちょびが釣ったものです
つまりぃ、ベスト2はちょびがつったということです。るんたらら。。おいしかぁね!

午後はカヌーを借りて、マングローブの川を登って滝をみにいくことにした。
川の流れはとてもとてもゆるやかで、ほとんど流れがないようなまったりとした流れだった。
ときどきどっちが川上か分からなくなるくらいに。地図を見ながら漕いでゆく。
滝が見えてきてしばらくゆくと、カヌー停めがあり、そこから森の中を上ってゆく。
道は険しくなかなか着かない。音だけが次第大きくなって、不意に滝と滝つぼが目の前に現れた。
ピナイサーラの滝だ!!


滝つぼでは何人か水着で泳いでいる人がいた。ちょびは水着は着ていなかったけど、すぐかわくし、
折角だから記念に(なるのか?)およぐぅ〜、およぐぅ〜とごねていたが、相方君に止められた。
けっ、面白みのない。一緒におよいでくれればいいのに。おまいは海パンのくせに。
トシを考えなさい。泳いでたのはみんな若者だったでしょ。

しばらく滝をながめたあと、カヌーへ戻り、釣りをしながら川を下る。
まったりとした空気、シーンとし静まり返ったなか、カヌーを漕ぐ音だけがする。
今まで釣った中で最小のゴマフエダイを釣りました(笑)。
店に戻り、港に送ってもらった。あっというまに西表島での一日が終わってしまった。
西表まできてよかった。リーフ釣り最高!

今日のお店はガイドブックで見つけたお店「すし太郎」へ。
でも連休の間とあって、気に入ったお店は他もどこも満席。席が開いたら電話くださいと頼んで他の店に行く。
ビールでも飲んで舞っていようかと、注文したとたんに席が空いた電話が来た。あわてて注文をキャンセル
して「すし太郎」へ。

東京だったら2000円はくだらないだろう刺し盛りがなんと980円。やっすい。
しかも、シーフードサラダ(780円)にも大きな切り身のミーバイやアカマチなどの地魚がたくさん。
さし盛りいらなかったかも。。くらいの勢いだ。すげぇ。。
↓左上の刺し盛り、真ん中がタカセガイ、その上がマグロ、そこから時計回りに、イラブチャー(アオブダイ)、
シャコガイ、シャコガイの肝、アカジン(スジアラ)、アカマチ(ハマダイ)、カツオ、島ダコです。これで980円は安いよね。
右下の寿司は、左からアカジン、アカマチ、ガーラ、シャコ貝。

              

しかも、刺身にはシャコ貝の肝もついてるし。エーグァーという魚をマース煮(塩味で煮る)
にしてもらった。ちょびはおすしで頼んだシャコ貝がすっごい気に入った。
もともと貝好きなんだけどさ、こりゃまたうまいっつ!! 泡盛が進む。
はぁ、今日も良く遊びたべました。 おやすみなさい。。。


9月20日(月)

ジギングで強制労働した右腕に筋肉痛がでるはずなのに、なかなかでてこない。
最近テニスもやってないのにどうして? どうして??

毎日遊び倒してきて結構疲れてきた。いければ体験だいぶもしたかったけれど
あまり予定を詰め込んでもなんなので、12時〜のサバニクルーズだけにした。
それでも朝は早々と起きてさんご礁で有名な白保海岸に釣りに行った。
相方君はカスミメッキなどを釣っていたがちょびにアタリはない。 えーん。

 
10時頃に、ガイドブックの八重山そば特集で評判の「丸八」に食べに行く。
店の窓から漂うカツオの香り。。うひょーっ、期待しちゃうわ。
10時半の開店直後に行ったら一組目だったけど、あっというまに一杯になった。
おそらくカツオだけと思われるあっさりとしていて澄んだスープにほかよりはコシのある
麺、ソーキ(豚肉の肋骨)は逆に深く煮込まれていて味わい深い。おいしぃ〜。
相方君は中身汁をたべていた。牛の中身(内臓)を汁にしたという「中身汁」名前からして
とても食べる気にはなれないしろものなんだけど、相方君に一口もらってみたら、
パクパクとたべてしまった。。。しょうがと出汁がきいていておいしい。。(TT)


PMより八重山漁協主催のサバニクルーズに参加する。40代半ばのおじちゃんがサバニという
原始的な船(操舵するのもヒモ一本!!)にのって案内してくれる、漁に同乗するツアーだ。
漁師さんのおじさんと、ちょびと相方君でけだった。
竹富島の近くでさんご礁のまわりにしかけてある金網製のカゴを引き上げるようだった。

 
漁師さんに「どちらかが海底に見えるカゴにフックをかけてきてください」という。
チャレンジャー・もといむこうみずなちょびが「はーい、やってみますぅ」と立候補した。
だって一分以上息とめられるし、プールの潜水泳ぎも大得意。・・・が、ちなみに水深は
どのくらいですか?ときくと、なんと「7メートル!!」あまりにも水がきれいで深さが
わからんかった・・・。とたんにびびった。 一応海にはジャボンと泳ぎ出てみたが、
さんご礁から切れ落ちたがけ下の海底はとても遠かった。広大な海がとたんに怖くなって
あわてて船べりにしがみついた。 良く考えれば耳抜きができないんだよね、私。
無謀だったわ〜(^^;;;)。 
←あほ。

かわりに漁師さんがもぐって(一直線にもぐっていった。。)フックをひっかけてきた。
10キロちょっとありそうなドーナツ型のカゴを引き上げると色とりどりのお魚が入っている。
そのかな網は中央に窪みがあって、漁師さんはそこから銛でちょんちょんと魚を器用に
とりだして、小さなものはリリースしていった。

伝統的は漁法では、持ち帰る魚はその場で生き締めをするのだという。
ぴちぴちしている魚の目の下を狙って銛でブスっとさすのだ。
ごめんなさい、ちょびには直視できなせん。目をほとんどそらしながら目の端でみていた。
すると、漁師さんが銛で魚を刺した状態でちょびに渡してくれた。
え?写真タイム? 
今までの眉の間のシワやそらしていた眼差しはどこへやら、、、今まさに自分が
海で泳いでた魚を突いて取ってきましたみたいな満面の笑みでカメラに向かってしまったのでした。

その後はしばらくシュノーケリングタイム。オニヒトデにだいぶやられてしまっていたらしく、
さんご礁の景色はいまひとつだった。
    

早々に陸に引き上げる。 
なんだか小腹がすいたので、気になっていたヤギ汁のお店に行く。
しかし、ちょびはやぎ汁を頼むほどやぎ好きではないので、ミニ八重山そばにする。
相方君が頼んだヤギ汁をちょっともらう。。 わあ〜、おいしくない。
相方君もあちこちでたべたけど、ここが一番おいしくないという評価。残念!
は〜、ここのヤギ汁は本当に美味しくなかった。
ヤギの獣臭さとヨモギの青臭さばっかり強調されてて、ヤギ特有の滋味が全然感じられなかった。


さて、今日は石垣であそべる最後の日。もう一度白保にもどって海岸で釣る。
当たらない(TT)。ちょびはもうすっかり疲れてしまってもう終わりでいいやぁ〜とおもっていたが、
相方君はもう一度場所をかえて、川の河口で釣りだした。
車の中で寝ていたちょびに相方君から「釣れているからおいでしょ」との連絡が入る。
あらそう?といそいそと疲れた体ででていった。一時間近くがんばっていたけれど、結局
つれなかった。うーん、くやしいなぁ。
コトヒキとかメッキとかがいい感じで釣れてたんで、庵主にも釣れるかと思って呼んだんだけど、
残念だったね。


お宿によれよれになって戻った。おなかすいた。
今日は最後の夜。気になっていたお店 「源」に予約をしておいたので、荷物を軽くまとめて
市内へ繰り出した。
すっかり見慣れたカラフルなお刺身(を、ここも安い) とカツオの心臓で早々に〆る。
あまり期待した程ではなかったし、この後にはSHRIMPERにいこうときめていたから。
マグロの中身汁ってのもちょっと気になってたんだけど、まあ、石垣最後の夜だし、腹いっぱいに
なる前にSHRIMPERにいっとこ。


ポテポテと歩いてお店に向かう。こないだ気になってたの、どれたべよっかなぁ。。と
うきうきして店の前に立つと、なんと「CLOSED]と書いてある。うっそぉん(TT)
でも、お店の電気はついているし、、、ダメもとでドアを開けてみると、マスターが
快く迎えてくれた。すでにいまいるお客さんで手一杯なので先ほどからお断りしているんです。
だって。なのになのに、どうぞって。。。 ほんとありがとうございます。

わくわくとカウンターに座る。とりあえずは石垣の味、シャコ貝からいこう。
肝は泡盛にあうから、泡盛にしようとしていたら、ちょうど八重泉(石垣の有名な泡盛)の
社長が後ろで宴会をしていた。。(すごい人が来るのもわかる温かくて美味しいお店なんだよ)
そりゃもう、じゃ、八重泉!!
 
次いで、石垣のもうひとつの味「ヤシガニ」をお願いする。もちろんちょびは初めて。
結構大きくて、足の中にも身がぎっしり、かに味噌もたぁっぷり。
かにスプーンでもりもりとたべて、ヤシガニと格闘することしばらくして、半分くらい食べ終わった頃、
マスターから、味噌と身をパスタにしましょうかというお申し出。
え?パスタもできるの?すばらいぃっすぅ!!!
  
ヤシガニのパスタ。なんて表現したらいいのか。。
もう直球勝負。トマトソースに絡んだかに味噌が満腹になった胃袋をズキューンと刺激して
もりもりと食べる。やばいよやばいよ。おいしいよ〜。
でもどうしてもたべきれなくて、絶対残せなくて、時間をおいて夜中にたべようとお土産に
してもらった。

のに。。よっぱらって忘れてしまった。
痛恨です。

またほんとたべたいです。ごちそうさまでした!!!

これはホントに旨かった。ヤシガニ食うの2回目だけど、今回の方がはるかに旨かった。
今思うに、前回のは冷凍だったのかな?
至福の時とはまさにこのこと。ヤシガニ味噌最高!!



9月21日(火)

今日は石垣最後の日。港にある漁協で8:00から競りがあるというので、見に行く予定。
9:30には宅急便を出して経由地である沖縄へ移動しないといけないので忙しい。

昨日のうちにやるはずだった荷造りをぜんぜんしないままに朝を迎えてしまったが、
ちょびはちゃくちゃくと荷造りをすすめていた。
あちこちをごそごそとしていた相方君が「どうしよう、レンタカーの鍵がないよ」とのたまっている。
えぇ〜、やばいよやばいよ。しっかりさがしてよ〜と一緒になってさがすけど、ない。どーしても、ない。
こういうときは、早めにあきらめて次の手を打った方がいい。時間は限られているし。
レンタカー会社に電話したら早朝にもかかわらずスペアキーをすぐもってきてくれた。

少しおくれたけど、港へ向かう。
競りは目の前で見るのははじめて。キロいくらという値段設定でポンポンと値段が決まっていく。
その中には昨日ちょびたちが一緒に行ったサバニ漁のお魚も並んでいた。(ちょびが銛で刺してた魚も)

アクシデントを無事乗り越えて荷物を郵便局からだしにいく。
なのにここでまたもう1アクシデント。極大のダンボールを買い、あれもこれもと詰め込んだら重量オーバー
になってしまった。 MAX30キロのところ、9キロオーバーの39キロだった。
相方君が使いもしないルアーやらタックルを山ほどもちこんだせいなのだ。きぃ〜っっ!!
小さいダンボールをまた買い、郵便局の中で荷物を広げ、重たそうなものを移動して、ようやく29.7キロ
と10キロくらいの2箱にまとめた。はずかすぃ〜(><) 思わぬ時間がかかってしまった。
全く荷物送るのに1時間近くかかっちゃったよね。
しかも、郵便局の秤を独占した上、公衆の面前で夫婦喧嘩。・
なんて迷惑な夫婦。


もう空港に行く時間になってしまった。レンタカーを返して空港で生ビールで乾杯。
最後にとまた八重山そばを頼んだ。
離陸して窓から見えたのは来たときと同じ青く美しい海。さようなら石垣島。 また来るからね!

感慨にふけっていたら、あっというまに那覇空港に着陸。那覇市内はお店やビルが立ち並び、
国際通りは車と人であふれている。ちょっと現実にもどってきた。
ちょうどお昼時だし、おなかもすいたので「牧市市場」へ向かう。ちょびは沖縄もはじめてなので、
すでに何回目かの相方君にちょろちょろとついていった。

2階建ての体育館のような年季の入った建物。
一階には漬物や乾物をうるエリア、カウンターの並んだ肉売り場、水槽の並ぶ海産物エリアに
分かれる。海産物のお店で購入したものは2階の食堂街(レストラン街とはいえない)で、好きなように
料理してもらえる仕組み。