タイ

スコータイ Sukhothai

タイ北西部に位置する古都。
13世紀初頭まではカンボジアのアンコール朝に支配される町でしたが、13世紀前半にタイ人領主がアンコール朝に対して反乱を起こし、タイ人初の独立王朝を誕生させました。
スコータイ朝が勢力を伸ばし、繁栄を迎えるとともに、仏教芸術も開花。

三重の城壁に囲まれた都城は広さ2.5㎢、中心地区には数々の仏教寺院が点在したいます。
スコータイ朝の歴史的建造物が残るタイの国家発祥の地です。

■スコータイ朝
1238年に創始されたタイ人初となる独立王朝で、スコータイとは「幸福の夜明け」という意味。
王朝は9人の王によって統治され、第3代ラーマ・カムヘン王の時代が最盛期。
王はスリランカから小乗仏教を、カンボジアからはアンコール朝のクメール美術の影響を受けながら、独自の仏教芸術を開花させ、タイ文字を創始する等その後のタイ文化の礎を築きました。
15世紀にアユタヤ朝に併合され、王朝は短命に終わりました。

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スコータイ歴史公園 Sukhothai Historical Park

寺院などの建物は数百年にわたって放置され、ジャングルの木々に埋もれていたそうです。
1960年代からタイ政府とユネスコの協力の下で修復が始まり、現在では都の遺跡全体が歴史公園となっています。



















ワット・シーチュム Wat Si Chum

スコータイにある寺院のひとつ。


















壁の隙間からわずかに仏像が顔を覗かせています。四方を壁に囲まれた狭い空間に高さ14.7mの巨大な仏像が鎮座しています。


















お堂の屋根はなくなっていますが、仏像は厚さ3mの壁によって守られています。


















仏像があまりに大きいく、堂内に入るとと全体を写すことができません。
凛とした表情のブッタ座像は“恐れぬ者“を意味するアチャナ仏と呼ばれています。



















ワット・マハタート Wat Mahathat

城壁内のほぼ中央に位置する王室寺院。
初代の王インタラティットの創設と伝えられ、スコータイ朝で造られた中では最も大きな寺院だそうです。
境内に2体あるプラ・アサーロトと呼ばれる立像は、高さ12m。厚い壁で守られています。
















210メートル四方の境内には多数の仏塔や礼拝堂などが建てられていたそうです。


















2体のプラ・アサーロトの間には中央塔があります。
ワット・マハタートの中央に位置する仏塔で、仏陀の聖遺物が安置されていたと言われており、敷地内に建つ185もの仏塔の中心的な存在となっているそうです。
この中央塔の周りにもいくつかの仏像が配され、台座となる基壇部分には、仏陀の弟子たちの浮き彫りがほぼ完全な姿で残っています。160人もの弟子たちが両手を合わせ、静かに歩んでいます。

















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