アユタヤ Ayutthaya
バンコクの北にあるアユタヤは、14世紀から18世紀にかけて約400年間栄えたアユタヤ朝の都だったところ。
最盛期は18世紀初頭で、ベネチアに比べられるほどの水上都市として発展したそうです。
ビルマ軍の攻撃で廃墟と化したものの、王朝の文化を伝える貴重な遺跡が残っています。
仏教を篤く信仰していたアユタヤ朝歴代33人の国王は、自らを神格化させ、絶対的な権力を誇っていたそうです。
歴代の王は、都であるアユタヤに次々と壮麗な寺院を建て、全盛期には城壁内に375もの寺院が建っていたと伝えられています。
■タイの仏教
タイでは13世紀のスコータイ朝以来、700年以上仏教を信仰してきました。人口の95%が仏教徒で、信仰される仏教は上座部仏教。修業が中心で厳格な規律を持ち、出家に際しては、経文の暗唱の後、身を清める儀式が必要で、この間は白衣を着用します。この入門の儀式を経て初めて黄衣の着用が許され、寺院での本格的な修行に入ることができます。
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ワット・マハータート Wat Mahathat
14世紀に建造されたアユタヤの中心的寺院。
建立当時は黄金に輝いていたそうですが、現在ではレンガがむき出しになっています。
木の根に挟まれた仏像。
実は、地中に体が没しているのだそうです。
かつては高さ44mもの仏塔がそびえていたそうですが、現在は残っていません。
この寺院は、ビルマ軍の手によって破壊され、隣国の執拗な攻撃によって1767年、アユタヤはついに陥落し、アユタヤ朝は滅亡しました。
都を征服した後もビルマ軍は建造物を徹底的に破壊し、略奪したそうです。
この寺院の仏像は、新しいものを除きほとんどがビルマ軍によって頭部をもぎ取られてしまっています。
ワット・プラ・シー・サンペット Wat Phra Sri Sanphet
アユタヤ朝のラーマティボディ2世が、15世紀末に建立した王室専用寺院で、アユタヤ最大の寺院です。
王宮の敷地内に建てられ、寺院中央に釣り鐘形の大仏塔が3基並んでいます。寺院は王族の葬儀や祭礼などに使用され、3つの塔には、王自身と王の父、兄の遺骨が納められているそうです。
廃墟と化してはいるものの、現在でも町の象徴的存在となっています。
日本人町跡 Japanese Settlement
日本人町は、山田長政が造ったことで知られています。
■山田長政
江戸初期、シャム(タイ)の国王に仕えて活躍しましたが、国王の死後内乱が起こり、毒殺されました。
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