カトマンズ Kathmandu
ネパール王国の首都。
ヒマラヤ山脈の麓、標高1,300mのカトマンズ渓谷の中央に位置しています。
中国とインドに挟まれた肥沃な盆地で、仏教寺院やヒンドゥー教寺院がいくつもあり、仏教とヒンドゥー教が平和に共存しています。
町は723年に開かれ、チベットとインドの交易の要衝として、カンティプル(栄光の都)と呼ばれました。
商人や巡礼者たちが盛んに行き来し、金や銅、塩などの積み替えが行われました。
13世紀にこの一帯を支配したマッラ王朝は、15世紀、マッラ王朝時代に発展しましたが、分裂し、3人の王子がカトマンズ、パタン、バクタプルにそれぞれ王国をつくりました。
王宮や数多くの寺院、僧侶や貴族の館、多層階の民家等が密集しており、隣接するパタンやバクタプルと共に反映し、マッラ3王朝時代を築きました。
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スワヤンブナート寺寺院Swoyambhu Mahachaitya
「昔、カトマンズの谷は大きな湖で、その中心に聖なる光を放つ一輪の蓮の花が咲いていた。文殊菩薩が刀で南側の丘を切り崩すと、水は流れてて渓谷となった。」という伝説があり、この聖なる蓮の咲いていた場所に建てられたのが、スワヤンブナート寺院の仏舎利塔ストゥーバだと伝えられています。
白いドーム型の屋根の上にはすべてを見通す仏陀の目が光っています。
ネパールの仏教:ネパールにおける仏教は、古くからヒンドゥー教や土着の信仰と共存、混交を重ねてきました。独自の様式や習慣を持ち、仏塔の四方に描かれた仏陀の『目』や、祈りが記された色とりどりの旗、寺院の壁に並ぶマニ車と呼ばれる仏具等で知られています。
インドからネパールを経てチベットに伝播した仏教は、チベット仏教(ラマ教)として開花しました。
毎日大勢の信者が捧げ物を手にスワヤンブナート寺院を訪れるそうです。
スワヤンブナート寺院は仏教寺院ですが、仏教徒だけではなく、仏陀をビシュヌ神の化身として敬うヒンドゥー教徒も参拝に訪れるそうです。
サルが多いことからモンキー・テンプルとも呼ばれています。
ダルバール広場
ダルバール広場には王宮が建てられ、その周りを取り囲むように数々の壮麗な寺院が建設されました。
ダルバール広場の北に建つタレジュ寺院には、王族の守り神である女神タレジュが祀られています。本尊のある部屋には現在も王族しか入ることができないそうです。
クマリの館。
『クマリ』とは、生きた女神。
サンスクリット語の「少女」「処女」という意味で、ヒンドゥー教の女神ドゥルガーとネパールの守護神である女神タレジュが宿るとされています。
特別な儀式以外は外出は許されていませんが、大祭インドラジャトラでは巨大な山車に乗って街中を巡るそうです。
館の3階の窓から顔を出してくれることがあるそうですが、ほんの一瞬だけで、写真撮影も不可とのことです。
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