モロッコ

フェズ Fez

モロッコ北部、フェス川沿いに広がるイスラムの古都で、9世紀初頭、モロッコ初のイスラム王朝イドリス朝により築かれ、宗教と学問の中心地として発展しました。
メディナと呼ばれる旧市街は東西2.2km、南北1.2kmの城壁に囲まれ、内部は外敵の侵入を防ぐ為に複雑に狭い路地が張り巡らされ、迷宮都市といわれています。
12世紀以降、織物や革工芸などが盛んとなり、活気溢れる商業の街となっています。

■イドリス朝
モロッコ最古のイスラム王朝。
8世紀末、アッバース朝への反乱に失敗したイドリス1世はモロッコに逃亡。
イスラム教の開祖ムハンマドの子孫であるイドリスは、先住民ベルベル人の支持を得て王朝を建国。
続くイドリス2世は首都フェズを建設し、王朝は最盛期を迎えた。10世紀、チュニジアのファティマ朝が侵攻し、王朝は逃亡に至った。

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ブー・ジュルード門

フェズ旧市街の入り口にあり、青のタイルが印象的。




















ブー・イナニア・マドラサ

14世紀建立。
ミナレットがあるモスクを持ち、教育と信仰の場として、600年以上の歴史を持っています。
イスラム教徒以外でも立ち入ることができます。
















壁や柱は、精緻な彫刻とコーランの文字、モザイクで飾られています。




















カラウィン・モスク

857年建立。
北アフリカ最大の規模をもつ信仰の中心地ですが、イスラム教徒以外は立ち入りが許されておらず、閉ざされた聖地となっています。


















タンネリー(革なめし染色工場)

フェズの革工芸は500年の歴史を持つ伝統産業。
革をなめし、染色する工程のすべてが手作業。大量の水を必要とする革のなめしには、フェズ川の水が使われています。
タンネリーは公共の施設で、職人は材料を持ち込み、使った壺の数と日数で料金を支払う仕組みとなっているそうです。



















■フェズのホテル: 準備中

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