イラン

ヤズド Yazd

絨毯・絹織物の盛んなオアシス都市。
現役のゾロアスター(拝火)教神殿がある。

■ゾロアスター(拝火)教
起源は紀元前12~7世紀頃。
古代イラン人のゾロアスターが創始し、世界を光明神(善神)アフラ・マズダと暗黒神(悪神)アーリマンが対立するという善悪二元論として捉え、
アフラ・マズダが唯一崇拝の対象となる一神教。
偶像はなく、光(善)の象徴としての純粋な“火”を尊ぶため拝火教とも呼ばれる。
ササン朝時代(3~7世紀)は国境となったが、ウマイヤ朝へと時代が移ると、民衆はイスラム教へと改宗し、ゾロアスター教は衰退していった。

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アーテシュキャデ(ゾロアスター神殿)

現役のゾロアスター教拝火神殿。
信者でなくても拝観可能です。

















建物の入口上部に見えるのは、ゾロアスター教のシンボルマーク「プラヴァシ」。
髭をはやした男性で、神ではなく、模範的な人間の姿を表しているのだそう。
男性には“知性”、3段の翼には“善い考え”“善い行い”“善い言葉”、そして胴体の輪には“世界”という意味があるそうです。
さらに、男性が手にした輪には神と人との約束を表しており、結婚指輪の起源になったとも言われています。






中には、ゾロアスターが点火したとされる聖なる火があります。
1500年もの間燃え続けているとされており、信者は火に向かって礼拝し、薪はアーモンドや杏などの堅い木が使われるそうです。




















■ヤズドのホテル: Parsian Safaiyeh Hotel

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