エディンバラ Edinburgh
イギリス北東部、フォース湾を臨むスコットランドの政治・経済・学術・文化の中心地で、中世の町並みを残す旧市街と18世紀後半に開発された新市街からなります。
数々の重要な歴史の舞台ともなり、ヨーロッパ大陸の強国や隣国イングランド王国との戦争では、常に最前線にありました。
スコットランド王国の首都になった15世紀半ばの街並みは、現在旧市街と呼ばれるエリアに残されています。狭い土地に建物がびっしりと立ち並び貴族や商人たちが住み、富の拡大に躍起になっていました。エディンバラを目指したのは、権力や名誉を求める人だけではありませんでした。仕事を求め、中世以来様々な土地から人々が移住してきました。増え続ける住民を受け入れるには町はひたすら上へと伸びるしかなく、その結果、17世紀頃には9~13階建てというヨーロッパ初の高層建築物が建てられていきました。
しかし、当時は排水設備などがなく、18世紀までは汚水を窓から通りへ投げ捨てていました。
過密状態の町においては同じ建物に貴族、市民、手工業者が暮らすということも珍しくなく、これはヨーロッパの他の都市では考えられないことでした。
18世紀後半、イングランドと統合した後はエディンバラの人口問題は深刻化していきました。隙間なく建物が並び、密集した地域では伝染病が瞬く間に拡散。当時の市長ジョージ・ドラモンドは真剣に対策を講じ、新しい町を広げることにしました。
新市街は、今では町の中心部となり、ネオクラシック様式の建物が並ぶ整然とした町並みに緑を配し“北方のアテネ”と称されました。
混沌としていた旧市街は、19世紀に入ってから再建され始め、20世紀に入っても続けられました。再建の後押しとなったのは観光業で、毎年多くの観光客がエディンバラを訪れています。
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ロイヤルマイル The Royal Mile
高い建物の密集する旧市街の中央を走る大通で、エディンバラ城から王の居住するホリルードハウス宮殿までの1マイル(=1.6km)の石畳の道です。
中世を思わせる古い建物が建ち並び、両側には迷路のような路地がのびています。
現在ではレストランや土産物店が軒を並べていますがかつては王室の馬車がこの道を駆け抜けていました。
聖ジャイルズ聖堂 St.Giles Cahedral
ロイヤルマイル沿いにあり、スコットランドの宗教改革者ジョンノックスが熱弁をふるった教会です。
ホリルードハウス宮殿 The Palace of Holyroodhouse
フランスに嫁いでいた女王メアリー・スチュアートが帰国後、エディンバラ時代の大半を過ごした宮殿。
ホリルードとは、古いスコットランド語で聖なる十字架を意味しています。
スコットランドにおけるイギリス王室の宮殿として現在も使われています。
スコット・モニュメント Scott Monument
駅前の広場に立つゴシック様式の記念塔です。
ウォルター・スコット(1771-1832)は、エディンバラ生まれの作家で、物語詩人として名声を博しましたが、後に歴史小説に転じて、近代小説の祖といわれるようになりました。
スコット・モニュメントは、作家の塔としては世界最大といわれており、塔の中の300段近くある狭い螺旋階段を登るとエディンバラ市が一望できます。
カールトン・ヒル Carlton Hill
エディンバラの美しい街並みを見ることができます。
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