ギザ Giza
エジプトの首都カイロからほど近く、古王国時代のネクロポリス(死者の都市)。
三大ピラミッドと呼ばれる巨大遺跡があり、南のダハシュールまでピラミッド地帯を形成しています。
調査や研究は現在も続けられており、ピラミッドはファラオが農民を強制的に働かせて造り上げたのだと考えられてきましたが、
最近の学説ではナイル川の氾濫期に公共事業としてピラミッドを建設、農民たちに仕事を与えていたと考えられています。
■ピラミッド
古代エジプトの首都メンフィス一帯には約80のピラミッドがある。最大のピラミッドとしてクフ王の墓が有名。
その原型は第3王朝時代にジェセル王が築いた階段ピラミッドと言われている。
ピラミッドは付随する葬祭殿などとの複合体で、単なる墓ではなく、王の死後の住居として考えられている。
その建設は農閑期を利用した国家的一大事業であった。
yukitabi☆旅の記録 > エジプト > ギザ
ギザ Giza
世界でも有数の観光地。
毎年カイロの人口が増えるにつれ、ピラミッドのすぐ近くまで町が迫ってきています。
クフ王のピラミッド
第4王朝初代セネフェル王の息子クフ王のピラミッドは、エジプト最大。高さ137m、基礎となる土台の一辺が230m、230万個以上の石が積み上げられているそうです。
巨大な石灰岩が隙間なく精密に積み上げられています。
カフラー王のピラミッド
クフ王のピラミッドの隣にある一回り小さいのが、カフラー王のピラミッド。その前にはライオンの体と人の顔を持つスフィンクスが鎮座しています。
スフィンクスの大きさは、高さ約20m、長さ約57m。前2500年頃この地の岩盤を掘り建造されたとされたそうです。
カフラー王の河岸神殿は古王国時代の建物としては最大級。
河岸神殿からピラミッドまでは参道でつながっています。この道を通ってファラオの遺体をピラミッドへ運んだとされています。
死後の世界に入る前に、死者に対する裁判が行われたそうです。
スフィンクスには逸話があります。『ある若い王子が見た夢の中にスフィンクスの姿をした太陽神ラーが現れ、我が体を埋めている砂を取り除けば汝は王になるであろうと告げました。砂は直ちに取り除かれ、彼はトトメス4世として王位に就いた』と。
この夢の碑文は現在もスフィンクスの胸元に置かれているそうです。
■スフィンクス
古代エジプトではスフィンクスは王家の象徴であり、王の偉大さを示す神像であった。体がライオンで頭が人間、その顔は王に似せて造られた。
メンカウラー王のピラミッド(最右)
クフ王の孫であり、カフラー王の息子であるメンカウラー王のピラミッド。
メンカウラー王のピラミッドは高さ約65m。ギザにあるファラオのピラミッドでは一番小さいですが、河岸神殿を備えるなど基本的な構成は同じです。
Copy Right yukitabi Since 2007