メキシコでの休日 ('00/9)


1.メキシコ滞在

'00年9月1日から5日にかけて、メキシコに滞在しました。会社の出張で行ったのですが、土日は観光できたので、わずかですがこのページで紹介することにします。

滞在したのは、中央高原にあるケレタロ(Queretaro)という都市。そしてサン・ミゲール・デ・アジェンデ(San Miguel de Allende)という町を訪問しました。日本にとってはなじみの薄いところだと思います。日本人観光客はまったく見なかったし、私も行くまでこの都市の存在すら知らなかった。

2.ケレタロ

メキシコシティから車で約2時間30分のところにあり、メキシコ史に重要な意味を持った都市である。1810年、ミゲル・イダルゴ,イグナシオ・アジェンデらが、スペインからの独立のためのクーデター計画をここケレタローで練った。そして1810年9月16日、ドローレスという町で武力蜂起を決行した。そして1821年に独立を勝ち取る。しかし、メキシコの独立記念日は、武装決起した9月16日である。私が訪問したときも、独立記念日の祝賀にむけて準備が着々と進んでいた。
ケレタロは、ユネスコから世界文化遺産として認定されている。(というのは帰国後に知った。)

独立記念日のお祭りは、前日15日の夜から始まる。人々は酒を飲み、「Viva Mexico!」「メコシコ万歳!」、「Liberty and Independence from Spain!」「スペインからの独立、そして自由を!」と叫びまわるそうだ。これは、エル・グリート(雄叫び)と呼ばれるそうである。そしてパーティは朝の5時まで続く。

ケレタロの風景(写真をクリックして下さい。)
ケレタロ市郊外の風景市内でみた素敵な演奏会。中央後方にみえるのが
マリンバ。
ケレタロから東へ約60kmの、ベルナルという 町にある
一枚岩の岩山。 高さ520mで、頂上まで登ることができる。
私はサンダル履きだったので登らなかった。
上の岩山の中腹からみた風景。 Bernalから車で約30分、
Tequisquiapanという町の教会

3.サン・ミゲール・デ・アジェンデ

ケレタロから車で約1時間、メキシコで最も美しい町の一つといわれている。スペイン人宣教師サン・ミゲールによって開かれた。その後、独立運動の指導者の一人、イグナシオ・アジェンデがでたので、彼の功績をたたえ、サン・ミゲールにアジェンデの名を加え「サン・ミゲール・デ・アジェンデ」という名前の町となった。
ちなみに、イダルゴもアジェンデも政府軍に捕らえられ、独立を見ることなく処刑されている。しかし、もちろん、彼らはメキシコの英雄である。

標高1800mの高原にあり、非常にすごしやすい。(と思われる。ほんのちょっとしかいなかったので。)観光客目当ての店もたくさんあり、数多くの民芸品がそろっていた。

サン・ミゲール・デ・アジェンデの風景
(写真をクリックして下さい。)
サン・ミゲール・デ・アジェンデの遠景
ラ・パロキア教会
ゴシック調の美しい建物
サン・ミゲールの街並み

4.メキシコ国旗について

先住民の伝説によると、「鷲が蛇をくわえてサボテンにとまっているところを都にすべし。」という神のお告げがあり、そこに都を築いたという。現在のメキシコシティのある場所である。中央の図柄は、その故事を表している。
3色の意味は、緑は独立、白は宗教、赤は民族統一。
町のいたるところに国旗がひるがえっていた。

I really enjoyed Mexico. Gracias.
Viva Mexico!!!


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