アンコール・ワットの夜


 2002年12月の旅で私は、ライトアップされたアンコール・ワットと、そこで催されるクメールの伝統舞踊を見ることができた。この催しは毎年12月に1日だけ開催されているらしいが、この年は12月27日と28日の2日。踊りのテーマは、27日が「乳海攪拌」、28日が「ラーマーヤナ物語」。私は27日に見に行ったが、ライトアップされた幻想的なアンコール・ワットと、そこでの踊りの組み合わせは、まるでこの世のものとは思えない美しさ、素晴らしさだった。
 入場料は$10で、7時から約1時間半。会場はアンコール・ワット東門なので、西門から真っ暗な道を歩いていかなければならない。懐中電灯は必携アイテム。前方の席は、団体客の予約席になっていた。同じ入場料を払っているのに、、、。
 とにかく、一見の価値ありです。

ライトアップされたアンコール・ワットと「乳海攪拌」を表現する踊り。
まるでこの世のものとは思えない美しさ。
ライトアップされたアンコール・ワット
撮影:02年12月

最初は中央祠堂はライトアップされていなかった。開演し、ダンスが始まる直前になって
突如中央塔がライトアップされたときは、あまりの美しさに会場からは驚き、感嘆のどよめきが起きた。
ライトアップされたアンコール・ワット
撮影:02年12月

「乳海攪拌」
ヒンドゥー教の神話の一部。亀の上に乗ったヴィシュヌ神が指揮をとり、
神の軍団と阿修羅軍団が、大蛇の胴体を綱として綱引きをする物語。
乳海攪拌
撮影:02年12月

アプサラ
撮影:02年12月

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