RPGなんでもかんでも


RuneQuest

 世界最高のRPG。2版と3版とがあるけど、ぼくは3版の方が好き。背景世界のグローランサはワイルドで荒唐無稽でそれでいて生活感とリアリティーに溢れてる。ぼくはこの「生活感とリアリティー」が好きなのだ。システムの方もベーシックRPGを下敷きにしていて分かりやすいし、膨大な可能性を感じさせながらもそれでいて見事にバランスがとれている。RQ3rdほどバランスのとれているRPGはぼくの知る限りない。
 ただ、惜しむらくはサポートが完全に途絶えたこと。今後はHero Warsに期待するしかないのだが……ちょっと不安(^^;
1999/02/24

D&D

 当時はPCもNPCも同じ条件で戦えると知って感動を覚えたものである(笑) 古典中の古典。戦闘以外のことがなにもできないので、さすがに今更やろうって気にはならない。AD&Dもそうだが、このゲームは1レベルのときが最高に面白い(^^)
1999/02/24

AD&D

 D&Dをやるくらいならこっちをやったほうがいい。とはいえ、やはりシステムは古臭い。ただ、呪文のレパートリーだけは素晴らしく、あらゆるファンタジーRPGの魔法はADDの呪文を参考にしていると言ってもいいだろう。魔法を語りたければやっておくべし。
 ただ、アメリカ人の悪い癖で最近のワールドはひたすらパワープレイに走ったものばかり。やはりグレイホークがよいです。
1999/02/24

PARANOIA

 PARANOIAをやらずしてRPGを語る資格なし、といわしめるほどのRPG。このゲームはRPGの可能性が無限であることを確信させてくれる。マルチの素質が必要だけど、そもそもマルチもできない人間がRPGをやろうとするならそっちの方に無理がある。史上最高のRPGの一つ。PC全員がこれほどまでに幸福なRPGは他にあるまい(笑)
1999/03/08

ローズトゥロード

 ぼくをこの世界に引きずり込んだ作品。戦闘でボードとユニットを使うとこなんかはファンタジートリップに由来するみたいだけど、シミュレーション畑から移ったんで受け入れやすかったかな。この次期のユルセルーム世界は好きだった。雰囲気いっぱいの世界マップやら加藤直之氏によるメタルフィギュアがついていたりと、コンポーネントもとっても良かった。ただ、キャラクターシートというものがついて無くって、ゲームが始まってしばらくしてから、NPCに「あんただれ?」と聞かれて初めて名前がついてないことに気がついたり(笑)と、楽しい思い出がいっぱい詰まったRPG。
 後に、ビヨンドローズトゥロードとかファーローズトゥロードとかがでたけど、これらの目指すものはぼくの好みに合わなかったんでほとんどやってない。プレイアビリティーも悪かったしね。
1999/03/08

T&T

 今ではほとんどプレイされていないみたいだけど、歴史的に果たした役割は大きい。ただ小細工無用の大味なシステムがぼくはあまり好きじゃなかったなぁ。よくできたギャグファンタジーRPG(^^)。今だにゾロ目がでると振り足ししてしまうところはバーサーク戦闘の名残(笑) T&Tで戦士なんてやったことないんだけどね(爆)
1999/03/08

RoleMaster

 世の中のすべての事柄をチャートで解決するRPG。RPGとしては一つの究極の形かもしれない。プレイアビリティーがあまりにも悪いのがちょっとね。キャラメでの薬草の買い方ひとつで、RoleMater熟練者かどうかがわかる(^^)
1999/3/11

MERP

 指輪物語RPG。RoleMasterを簡略化してプレイアビリティーを高めたもの。トールキン世界のことをある程度知ってないとシナリオつくりは大変かも。初版は邦訳もされてて、サプリも充実してた。このシリーズのレディトゥランシナリオはけっこう好きだったにゃあ。現在は第2版がでてる。そっちは見てないんでわかんないけど。
1999/3/11

TORG

 とにかく騒がしいRPG。サイコロ振るときにはついつい何か口走ってしまう(笑)。いろんな意味で画期的なシステム、背景世界、製品展開をした作品。プレイヤーにある程度の素質が必要だけど、このゲームは今までとは違った何か新しいものを提示してくれる。D&D以降のRPGの歴史において、新発明があったとすれば、TORGがそれであろう(あ、ちょっと偉そう(^^))。
1999/3/11

ソードワールド

 日本で最大ユーザーを抱えるライトファンタジーRPG。特筆すべきはマルチジャンルでの幅広い展開と強力な雑誌サポート。システムはかっちりしているけど、バランスはよくない。とはいえ、10年前のユーザー開拓用作品としては十分その役割を果たした。しかし、今だに日本を代表するRPGであるというのは恥ずかしい限り。なんでこんなにバリエーションの少ないRPGを延々遊べるかな。advancedソードワールドの出現に期待。
 ぼくはあまり好きじゃない。バランス悪くて手を抜かないと崩壊するから(^^;
1999/3/20

央華封神

 自己利益のために善行を積む偽善者RPG(笑)。ただし、シナリオのテーマが複雑になるとけっこう厄介。マスターの考えてる善とプレイヤーの考えている善って結構違うから(ぼくだけか(^^;)。戦闘で小細工の余地がほとんどないとことか、漢字が多い(^^;とかで、あまりぼく向きじゃない。とってもデッドリー。生き返るのも簡単。命の安いところがとっても中華的です(問題発言(笑))
1999/3/20

ドラゴンハーフRPG

 システム的にはソードワールドとほとんど同じ。そのくせ「ドラゴンハーフ」の世界をかなり忠実に再現できるのでよくできてると思う。しかしまぁ、レベルアップごとにレーティングを書きなおさなきゃいけないのは困りもの。セッション中は妙にハイになってるんでいいんだけど、終わると疲労困憊で倒れそうになるという危険な側面をもつ(^^)。極度にプレイヤーを選び、関西方面以外で果たしてセッションが成り立つのかどうか甚だ疑問である(笑)。とある理由から思い入れの深い作品。
1999/3/20

Storm Bringer

 奴隷が楽しいRPG。システムはデッドリーだし、背景世界は原作にも増してぐちゃぐちゃどろどろだし、典型的なPCのパーティー構成は、パンタンの魔術師と楽しい奴隷たち、だし(笑)。圧倒的なデーモンの力の前に右往左往するPCたち、とか、邪悪な魔術師に捨て駒にされて右往左往するPCたち、とか、そういったシチュエーションがよく似合う。気がつくとそれが快感に(笑)。個人的には後述のElric!よりもこっちの方が好き。
1999/05/08

Elric!

 Storm Bringerに代わって出版されたシステム。背景世界は同じなんだけど、雰囲気はすっかり変わってしまった(T_T)。PCは基本的に強力。エルリックとまではいかないまでも、そのおとも程度には強い。つうわけで、ちょっとドロっとした感じの普通のヒロイックファンタジーなRPGになってしまったのでした。アメリカ人にはこっちの方がうけるのかなぁ。残念。
1999/05/08

Call of Cthulth

 B級ホラーRPG。いかにして物語途中で訪れる数々の理不尽な死や発狂を逃れ、最後の場面で美しく滅びることができるか、その当たりの手腕が問われる。気がつくと観客の視点で見てたりするのでたのしい。B級ホラーを大笑いしながら見ている観客の気分である。そしてこれはPC(役者)が真剣であればあるほど、状況がお約束であればあるほど燃えるのだ。暗闇の中、背後で物音がしたらかならず振り向かねばならない。それができなければこのゲームをプレイする資格はない(笑)
1999/05/08

Pendragon

 誰の言葉か忘れたけど、中世ときめきメモリアル(笑)。騎士の仕事は1に恋愛、2にトーナメント、3、4がなくて5に戦争。気楽な家業である。あと、特筆すべきはPCに性格パラメータがあること。これは勝手に増減するので、プレイすればするほど、PCはプレイヤーの手を離れ好き勝手に行動することになる。これに関して好みは人それぞれだけど、ぼくはいまいち好きになれない。あと、サイの目ひとつで結婚したり、子供ができたりと、このあたりの事柄に本人の意思が介在しないところなんかは妙にリアリティーがある、と思うのはあちしだけでしょうか?(^^;
1999/05/08

War Hammer

 いわゆるジョブチェンジによって能力が変わるRPGとしては最初のもの(だと思う)。こいつも混沌が強烈なゲームだったなぁ。ダークな背景世界とかがけっこう良かった。謎の宇宙ものWarHammer40000とかもあったね、そいえば。日本語版はいぢめのような分量の分冊文庫本でした。もちっと使い勝手を考えて出版されていればもっと人気がでたかもなぁ。名作です。
2000/02/27

Dragon Quest

 別にエニックスとは何の関係もない。いや、当時ファミコンでドラゴンクエストが出ると聞いたときには、まさかあのDQが!と驚いたもんです(笑)。もとはSPIが製作したファンタジーRPG。第3版からは版権がTSRに移ったんだっけ。SPI製だけあってシミュレーション色の強い作品だったけど、いろんな種類のメイジができてけっこう独特だった。いろんなメイジってとこでは、実は央華封神がこの流れを組んでいたり。
2000/02/27

Earth Dawn

 FASAのファンタジーRPG。MechWorrior、ShadowRunに続く3本目の野心作、のはずだったんだけどサポートうちきり〜(T_T)。せっかく日本語にもなったのにねぇ。大まかに説明するならAD&DとRuneQuestとShadow Runを足して3で割ったようなゲーム。それなりによくできてるとは思うけど、サイコロをいろいろと使い分けなきゃ行けないところが実はかなりめんどう。帝国があったり、ホラーといった絶対悪がいたり、ParlanthといったPavisを彷彿とさせる都市があったりと、非常に、とある背景世界を予想させる(笑) SHADISの付録にCD-ROMで基本ルールが配布されたのは画期的だったなぁ。
2000/02/27


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