ラビット (Rabbit)
(SIMPROP)
こんな機体です
製作メモ
ドイツSIMPROP社の準完成機で、国内では京商から発売されています。
京商ではラピッド(RAPID)という名前にしていますが、箱の中に入っているデカールなどはすべてRabbitとなっています。
特徴は主翼の造りで、発泡スチロールコアにアベチ板貼りとなっておりますが、1枚もので生地完成している主翼には前縁や翼端などきれいにRが付いてます。
エルロンは溝だけが切ってありますから、翼弦方向はノコギリで、翼長方向はカッターで切り離します。
胴体はゲルコート仕上げですから塗装の必要はありません。
水平尾翼はバルサの単版なので、前縁、後縁などを整形後フィルム貼りで仕上げます。
そのほか、翼取り付け用の穴空け、タップ切り、モーターマウントの取り付けなどが必要です。
今回主翼はフィルムを貼らずに塗装で仕上げてみました。
2液混合型のウレタン塗料のスプレー缶がありますからそれを使ってみました。
1缶では若干不足ですが、薄塗り気味に仕上がります。
クリアを使いましたので、アベチ板の木目が見えてシブイ雰囲気になります。
エルロン用サーボは、左右1個ずつ主翼に空いている穴に埋めます。
エレベータ用サーボは、垂直尾翼に丸穴が開けてありますから接着剤で止めます。
アンプはコントロニクの50Aですが、これにはヒートシンクが付いてますので、その部分を胴体上面に出してみました。
バッテリーはマジックテープで胴体に固定出来るようにしました。
フライト・インプレッション
手投げからスタートしますが、最初スピードが乗るまでは引きが弱いですから要注意です。
しばらく辛抱して機体速度が上がってきたらもう大丈夫です。
エレベータ、エルロンともスティックに敏感に反応します。
この機体の最大の売り物はスピードです。
上空からダウンを打って、思い切って地上近くまでダイブさせたときのスピードはかなりのものです。
小気味良い風切り音を発して目の前を通過して行きます。
速度がついた状態からモーターオンすると引きは良いですから、また一気に上空に上がってくれます。
滑空させると驚くほどゆっくりした速度でも飛行可能です。
しかし、機体が重いためあまり滞空性能は良くないですからある程度機体速度を付けたままの方が良いようです。
8*5のペラを13,600rpm程度で回しますが、このときの電流は地上で55Aにもなります。
そのためフライト後モーターやバッテリーはかなり発熱しています。
機体の諸元と主な使用パーツ
項目 | 数値など | 備 考 |
全長 | 820mm |
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全幅 | 1,480mm |
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主翼面積 | およそ22dm 2 |
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主翼翼型 | RG 14 |
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尾翼面積 | およそ3dm 2 |
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全備重量 | 約1,300g |
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モーター | HP 270/25/4 | Plettenberg |
アンプ | CYBEC 50-6-14 | KONTRONIK |
プロペラ | 8*5 | aero-naut |
バッテリー | RC 2000*7 | サンヨー |
送信機 | FF 8A |
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受信機 | FP-R129DP | PCM 9ch |
サーボ | FP-S3102*3 | A*2,E |
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