Murata
(オリジナル)
2002.02.02
こんな機体ですよ
製作メモ
この機体の基本コンセプトの決定と、すばらしい出来上がりの胴体の製作は村田優さんです。
それで、「Murata」と命名させていただきました。
今回の製作での目標は、@軽量な電動サーマル機AエルロンによるコントロールB強力なブレーキ、です。
胴体はFRPの白色塗装仕上げで要所はカーボンによる補強済みです。
主・尾翼と合わせるために、スプレーで赤色に塗装しましたがベースが白でしたので綺麗な発色になりました。
この胴体の特記事項は、その細さです。
400クラスのモーターを機首に入れると、もう3mm程度の隙間しかありません。
それがこの機体の胴体の最大太さであって、バッテリーはそのままでは入りません。
どうするかというと、主翼取り付け部の嵩上げ部分にピッタリと嵌まる設計になっています。
主・尾翼はバルサリブ組で(実はエレクトラ400のパーツをそっくり流用しました、千葉さんいつもお世話になります・・)、オラライト貼りです。
エルロンは工作上の問題で、主翼に2mmバルサの単版を後縁部から出張らせてます。
ラダーはありません。
主翼内のエルロン用サーボは、FRPの薄板に接着してから主翼リブに接着しました。
そのため主翼内にサーボ用の箱構造はありません。
また今回サーボへの3本の配線には、細いエナメル線を使ってみました。
苦労の割に軽量化には貢献してないようですが、見た目がクラブの同僚にはウケました(^^;
アンプにはロンド400を使いましたがこれ、スペースをほとんど取らないのでこのような胴体の狭い機体にはうってつけです。
フライト・インプレッション
初フライトはクラブの田圃でした。
モーターが380ですから引きは弱いですが、安定して上昇します。
上反角がほとんどありませんので、上空ではどっちを向いているか分かり難いですね。
空気の動きには非常に敏感で、特にロール軸は良く動きます。
ですからサーマルやウェーブなどの気流の有無は良く分かりますが、うまく乗れるかどうかはまた別問題(腕次第)ですね。
悪く言えば、フラフラと落着きの無い機体です。
操縦はちょっと疲れるくらいで、もう少し上反角を付ければ良かったかなぁというとこですね。
それから垂直尾翼面積が少し不足のようで、ターン中にコロッと機首が向きを変えてしまう場合があり、この辺りは要調整です。
ブレーキはガバッと効くような工作とリンケージをしたつもりなのですが、もうちょい欲しいかも知れません。
最初の狙いの、軽量サーマル機、エルロン操作、ブレーキ性能の3ポイントはほぼ達成してます。
しかしコントロールに疲れるというデメリットがあり、今のところ戦力にはなってません。
でもなぜか、現在お気に入りの機体です。
機体の諸元と主な使用パーツ
項目 | 数値など | 備 考 |
全長 | 780mm |
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全幅 | 1,420mm |
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主翼面積 | 約24dm 2 |
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主翼翼型 | QRPオリジナル | 7.8% |
尾翼面積 | 不明 |
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全備重量 | 480g |
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モーター | マブチ380 |
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アンプ | ロンド400 | コントロニク |
プロペラ | 6*3 | エアロノート |
バッテリー | AR 500mAh*7 | サンヨー |
送信機 | FF 8A |
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受信機 | Nano S6 | FM 6ch |
サーボ | FP-S3103 HS-55 | A*2 E |
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