ココ (COCO)

2000.04.02
こんな機体です

製作メモ
PG Gerasis社(チェコ)の準完成機です。 主翼は発泡スチロールコアにバルサプランクとなっておりますが、1枚ものでオラカバ貼りまで完了しています。 この主翼の特徴は、3段の上反角と併せて前縁に3段の後退角が付いていることです。 また尾翼もフィルム貼りだけでなく、ラダーやエレベータのヒンジも加工済みです。 主翼は加工する部分はありませんし、尾翼もホーンの接着と胴体への取付だけで完了です。
胴体はポッドとテールブームで構成されており、ポッド部分は白色ゲルコート仕上げ、ブームはカーボンで黒色です。 メカ積みを行いますが、ノーズが短いので出来るだけ前寄りにします。 手投げも出来るように重心位置より後方の胴体下部に指穴を開け、内部に受ける板を取りつけてみました。
今回受信機はカー用のFM 3chのものに空用のクリスタルを挿して使ってます。 また、バッテリには100mAhを使いました。 サーボはHITEC社のHS-55(7g)を胴体壁面に直接接着です。

フライト・インプレッション
予想どおりかなりテールヘビーになりますので、バラストで重心位置を調整したら、何と60gもの鉛が必要で重量増に貢献してしまいました。 平地でハンドランチで試してみましたが、はっきり言って滞空時間は短いです(^^; そして滑空速度は比較的速いです。
この機体は、重くてスピードを出すタイプですから、スロープの方が合っていると思います。 ちなみに、本機の翼面荷重はデシ平米当り20gですが、HLG専用の機体は10〜15g程度ですからやはり重いですね。 シーズンになったら山でフライトさせましょう。

(2000.04.30追記)
最初に平地でHLGとして試してみましたが、小さい割に重くて滞空時間が短くて芳しくありませんでした。 しかし、スロープではまったく違って、キビキビと走り回ります。 タイトな旋回やビックリするくらい小さな直径の連続ループが可能で、背面も結構得意です。 ダウンを打って速度を上げれば風切音も出ます。 そして、スティックから指を離すとノンビリと滑空します。 3段後退角が特徴の主翼の平面形の面白さと運動性の良さで、クラブの他のメンバーにも受けてましたよ。
この機体は、やはりスロープ用ですね、スロープで遊ぶには最適です。 でも小さな機体なのであまり遠くには持って行かないで下さい、どっち向いてるか分からなくなります。

機体の諸元と主な使用パーツ

項目数値など備 考
全長740mm
全幅1,145mm
主翼面積16.5dm 2
主翼翼型S7032mod
尾翼面積およそ2dm 2
全備重量330g
バッテリー100mAh
送信機FF 8A
受信機FM 3ch
サーボHS-55*2R,E