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今回は、3月14日に開かれた三和杯争奪R/Cハンドランチグライダー大会で撮影した写真を何枚か載せます。 行われた場所は、東京都立川市にある国営昭和記念公園です。
参加者の皆さん
関東だけでなく東北や関西など遠方からの参加もあり、多くの参加者で盛況でした。
競技は、ハンドランチ、ショックコードそしてモスキートクラスで行われました。
モスキートクラスはまだキットが無いために出場した機体はすべて自作です。 そのため皆さん機体製作でいろいろなアプローチをしており、今回はモスキート機だけを少し詳しく紹介します。 機体データの項目は下記のとおりです。

a.スパン
b.全備重量
c.主翼面積
d.主翼翼型


新井さんとモスキート機
機体の名前は無いそうですが、フルサイズのHLGをそのまま縮小したようなすっきりとしたフォルムです。 主翼はバルサリブ組みに上面のみプランク、オラライト貼り仕上げです。 なお、尾翼はフィルムなしです。

a.750mm
b.140g
c.11.1dm^2
d.RG15mod


村田さんのモスキート機です
Hustlerシリーズは村田さんのオリジナルですが、その中で最小ですから、名前はmicro-Hustlerです。 主翼翼型は、HD48という珍しいものですね。
主翼はバルサリブ組み構造で、部分プランクです。

a.745mm
b.140g
c.9.7dm^2
d.HD48(7%)


猿渡さんのCALEX mkU.5です
主翼は発泡コアにグラス直貼りですが、バキューム製法です。 平面型が独特で、前進翼となっていますね。 また水平尾翼はフライングテールです。
なお機体の名前は、アカイエカ(蚊)の学名だそうです。

a.(聞き忘れました・・)
b.142g
c.12dm^2
d.GOE432mod


流郷さんのGIMIC HALFです
ご覧のとおり無尾翼機です。 しかし何の不安も無く手投げから安定した飛行です。 名前のとおり普通サイズの無尾翼HLGをスパン半分で製作したものです。 流郷さんは、両方の無尾翼機でハンドランチクラスとモスキートクラスに出場してました。 なお、主翼面積が他の機体よりかなり大きいですが、機体の安定のために3dm^2程度使うので揚力を稼ぐ面積は11dm^2くらいとのことです。

a.750mm
b.138g
c.14.4dm^2
d.HQ2.5/7.5


横塚さんのMAI-Pです
もともと横塚さんはモスキートクラスが出来る以前から、小型HLGを製作してきた方です。 それだけにこの日集まったモスキート機の中でも、MAI-Pはひときわ小さい機体です。
機体重量81gというのは、私が今までに話を聞いた機体の中では最軽量です。

a.650mm
b.81g


モスキートについての説明です
アメリカのR/Cソアリング事情に詳しい猿渡さんから、今アメリカでもモスキートが話題になっていることや昭和記念公園でのモスキートクラスの記事が載っている雑誌の紹介などがありました。
今回はモスキート機に関するアンケートもあり、その結果などを猿渡さんがまとめて英語記事で投稿するとのことです。 また、アメリカのメーカーから近々キットが発売されるとの情報もありました。