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今回は、10月10日に開かれた三和杯モーターグライダーサーマルコンテストin関宿で撮影した写真を何枚か載せます。 開催場所は千葉県東葛郡関宿町の江戸川河川敷にある、関宿滑空場です。
1/1スケール機です
関宿滑空場は実機グライダーの滑空場ですから、当然実機が飛行しています。
写真は複座(タンデム)の機体で、体験飛行が行われていたようです。 少し小さくなってしまいましたが、後方に見える黄色の飛行機は曳航機のパイパーです。

現代的なプラスチック製のグライダーが古典的なパイパーに曳かれて上がってゆく光景は、なかなか絵になります。


モーターグライダー
こちらも実機ですが、モグラです。
R/Cグライダーでモグラと言えば動力は電動モーターが主流ですが、実機モグラの動力は内燃機関(エンジン)ですね。 機体の大きさの割にエンジンパワーは少ないので、離陸からの上昇は非常にゆっくりです。

この日グライダーの写真で有名な山康博さんに偶然お会いしましたが、実機グライダーの飛行中の写真を撮影するにはモグラに乗って撮影すると具合が良いとのことでした。 飛行速度がほぼいっしょですし、サーマルが無くなっても動力で上昇して飛行を続けることが出来るからだそうです。


30分クラスのスタートです
さて本題のR/C機の競技ですが、マスターズクラス、5分maxクラスそして30分maxクラスの3クラスで競技が行われました。 バッテリーはすべて7セル以下という規定です。 そしてマスターズクラスはモーターラン2分以下で10分maxの滞空、5分クラスはモーターラン30秒以下で5分maxの滞空、30分クラスはモーターラン自由で30分maxの滞空です。 各クラスとも指定点のボーナスとオーバーした時間の減点があります。
また、マスターズクラスだけは50才以上という年齢制限があり、いわばシニアクラスですが、こういう規定は珍しいですね。 しかし、R/Cグライダー競技は視力競争みたいな一面がありますから、リーズナブルな規定です。

5分maxクラスの決勝飛行です
このクラスだけ同点決勝がおこなわれました。
午後になると南風がかなり強くなったため、モーターランでも機体があまり前進せずにほとんど発航位置の真上にいます。 ですから皆さんかなり急角度で上空を仰いでいますね。

下山田俊雄さんとガイアです
下山田さんは30分maxクラスにこの機体で出場ですが、ガイアはもともとF5B 10セル競技用の機体です。 この日の競技規定は7セル以下ですから、7セルでの出場です。
モーターは普段10セルで使っているものと同じで、それを7セルで使っているのでパワーは出ていないというお話でしたが、それでもかなり急角度の上昇でした。 これと同様な機体では、永井茂樹さんがやはりF5B用のフリップフロップで30分maxクラスに出ていました。

吉田名人親子の機体です
吉田正秀さんと息子さんの祥吾君の機体です。 どちらも400クラスモーターですね。

この日参加した機体ではこの2機以外にも400クラスモーターを使った機体は何機もありました。
定価3,000円以下のモーターの場合、モーターランの時間を2倍取ることが出来るという競技規定のせいもありますが、400クラスモーターが随分普及したことも大きな理由ですね。


おまけ
お昼の弁当が主催者から参加者にくばられましたが、あまりに豪華なので思わず写真に撮ってしまいました。 トンカツ、海老、ホタテフライ、シュウマイなどなど盛り沢山の上、うなぎの蒲焼きがついていましたよ。 ここ何年か参加した競技会でもっとも豪華な昼ご飯でした。
なお、必ず主催者が食事を用意するとは限りませんので、競技会によっては食事などは参加者が用意しなければならない場合もあります。