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2001.03.25
2001年2月4日に、富士川ソアリングクラブの主催で第10回富士川RCグライダー大会が開催されました。 会場は、富士市の富士川河川敷特設会場です。
開会式と競技説明です
当日は薄曇りで寒い天候でしたが、コンディションはまずまずでした。 場所は富士市のグランドですが、河川敷ですので広さは十分です。 対岸には実機の滑空場もありこの日も多くの機体がフライトしてました。

ミニ・グライダー級、オープン・グライダー級そして電動グライダー級の3クラスの競技でした。 開始前に主催者の土原さんから競技内容、規則などの説明がありました。


ミニ・グライダー級のフライト
主催者が用意した弱いシュックコードによるサーマル競技です。 20分の作業時間内に3分MAXの滞空と着陸指定点競技を3フライト行います。
着陸点は、5m30点、10m20点、15m10点です。 また、ハンドキャッチは40点ですが発航前に宣言すること、片足が着陸点0m地点にあることが必要です。 なお、失敗の場合は0点です。

フラップ装備のロッキー
面白い機体を見つけました、フラップを装備しています。 オーナーによると、左右別に動作出来るのでエルロンとして使おうとしたのですが、効かなかったそうです。

オープン級の機体の一部
エスケープ、エリプス3CAM、パイクプラスといった高級機が上位で争ってましたね。
オープンクラスはMAX6分滞空と指定点競技です。 着陸点は、5m60点、10m40点、15m20点です。 グループスコアリングによる予選が行われ、その後各組1位の選手による決勝フライトが行われました。

オープン級のスタート地点
主催者が用意したウインチ2台により順次発航します。 策の長さは150mということで短めでしたが、獲得高度は悪くなかったとのこと。
また午後からの決勝フライトの頃は背風になっていましたが、競技時間短縮のため策の張り替えはしませんでした。 でも流石に上位の方々はちっとも獲得高度も違わないように上げてました。

表彰式
入賞した人もそうでない人も、皆様お疲れ様でした。

この大会では競技方法や進行方法など随所に工夫が凝らされています。 特に電動グライダー級の競技方法は良く考えられています。
まず、競技は3フライトで行いますが使用出来るバッテリーは1本だけです。 それからバッテリーのセル数は7セルまでで、モーターはブラシモーターに限定です。 またバッテリーの重量が180g以下だとボーナス点があります。
これらは、無暗に高出力競争となってしまうこのカテゴリーのひとつの解決策ですね。 このルールなら安価な器材で気楽に出場出来ますし、本来のサーマル競技の良さが出ます。