ふと思う。「そーいや、真夏の沖縄って行ったことなかったな・・・」
ぢゃあ行ってみんべぇ(^^;ってことで「めんそ〜れ うちな〜 その4」です。
02.7.10(水)
朝から雨である。風も強い。
一昨日まで沖縄地方を直撃していた台風6号が、関東地方を直撃するコースをとっている。
JAS559は11:25発。羽田がR/Wクローズになる前に離陸しちまえば、
あとは台風一過の沖縄さっ(^_^)
定刻通り、JAS559は11:25ローテーション。あっという間に雲海の中へ。


約2時間30分のフライト。まもなく那覇である。
さぞかし暑い日差しが待ちうけているだろうと思いきや、空は曇天。
あらら?台風一過の真夏の沖縄は何処へ行ったのぉ〜〜



ヒコーキから降り立つと、どんどん晴れ間が出てきた。
来た来た来た〜暑っついで〜夏の沖縄ぢゃ〜〜(^^;
そんなわけで、時刻は14:00過ぎ。先ずは腹ごしらえってことで、空港4階のレストランへ。

沖縄そば、じゅーしぃ、ゴーヤチャンプルと小鉢のセットで腹いっぱい(^^)
続いて、恒例の格安レンタカー。

リピーターってことで、割引してもらっちった(^^;今回のアシは、スズキアルト。
1日だけだから、必要無いかとも思ったのだが、鉄道の無い沖縄で炎天下を荷物抱えて
歩くのは、ちと辛いしね。
とは言っても、この日の予定は、おみあげの購入と夜の呑みだけなので、ヒマである。
しゃーない、夕方の涼しくなる時間まで、ヒコーキでも眺めよう。
で、向ったのが、那覇空港のすぐ南に位置する、瀬長島(せながじま)。


那覇市街から近く、BBQやちょっとしたデートスポットとなっている瀬長島。
だが、上の画像の通り、航空路の真下に位置するため(ランディングライトが並んでるし)
ヒコーキマニアには、飽きのこない場所でもある(笑)
そうこうしているうちに夕刻が迫る。
とりあえずホテルにチェックインし、荷物を置いて、再出撃。
昼飯食ったのが遅かったので、あまり腹は減っていない。
では、甘味(^^;


「沖縄ぜんざい」は、沖縄の夏の甘味の定番である。
煮た金時豆と白玉に、冷やした豆の煮汁とかき氷をかける。これが美味い!
付け合せの塩せんべいとあいまって、夏の食欲が無い時には最高です。
デリバリーは5食以上からだそうで、工事現場から注文が殺到するそうだ。
ちなみにこの「富士屋 泊店」だが、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」のヒロイン国仲涼子ちゃんが
アルバイトしていたときにスカウトされたことで有名です。
さて、ここからは呑みの部(笑)になるわけだが、国際通りをみあげ探しに歩いていると、
見なれたグリーンの看板が目に入った。

国際通りの中央、むつみ橋交差点(三越の隣り)に約2週間ほど前に出来たそうだ。
その後は、オリオンビール〜泡盛コース(^^;
今宵の泡盛は、アルコール43%!ヘロヘロになるまで呑んでしまった。。。
寝る前に夜食と朝食の買出し。
恒例のコンビニ御当地メニューで決めて、おやすみなさい(-_-)zzz

02.7.11(木)
昨日の午後、関東地方を直撃した台風6号の影響で、羽田はランウェイクローズだった(らしい)
朝の那覇空港は、キャンセル待ちの人達で混雑している。
しばし、マニアモード突入(^^;

今日は本来の目的地、久米島へ向う。
予約は日本トランスオーシャン航空873便。
実はこのJTA873だが、使用機材はRAC(琉球エアコミュータ)のダッシュ8なのである。
予約時に時刻表を見ながら、なんとなくそう感じたオイラは、迷うことなく873便に決めていた。
だって、滅多に乗る事できないからね(^^)


いや〜このDHC(デ・ハビラント・カナダ)DASH8、懐かしいったらありゃしない。
乗り込んで、ENGが始動するや、ターボプロップ独特の振動と音。
まさにE−2Cのそれそっくりなのである。
あまりの懐かしさに、独り涙を流したのはナイショにしておこう(^^;
そうこうしているうちに、約30分のフライトは終わり、久米島空港へ着陸。
時刻は10:30。

空港ロビーには、今回お世話になる、るうさん一家が迎えに来ていた。
バゲージ・クレームを通り、るうさんのクルマに乗り込んで、先ずは昼飯。
イーフ・ビーチ近くの民宿村にある食事処で、ソーキそばを食す。

本島の南に停滞している台風8号の影響で、天気は晴れたり曇ったり。
島内を適当に流してもらい、島1番の景勝地、比屋定バンタへ。
比屋定(ひやじょう)バンタの展望台に昇ると、目前は落差200mの断崖絶壁。
この崖(バンタ)に、山羊が放牧されていたりする。


一旦、るうさん宅で休憩。旦那は夜勤明け、オイラは二日酔いなもんで(^^;
夕刻、食事のため、民宿村へ。



天気は回復するのかしないのか、さっぱり検討つかない。
とりあえず、呑んで寝る(-_-)zzz
02.7.12(金)
爆睡しすぎて、起床は9:00を廻る。
焦って仕度をして、クルマを飛ばす。
目的地は仲里港の「はての浜行きボート乗り場」


はての浜は、久米島の東の沖約10kmに、砂浜だけが広がる浜辺。
砂浜しか無いので、あらかじめ着替えてこないと、大変!
大抵はホテルや民宿の宿泊客相手なので、心配無いですが。
いやしかし、不思議というか感動というか!?なんでこんな海の真ん中に砂浜があるのか?
砂といっても、おそらくはサンゴのかけらが大部分を占めているようなので、ここもリーフの上
なのかな〜と考えつつ、でもやっぱ不思議である。
砂もさることながら、やっぱ海でしょ!
透明度抜群の海は、泳ぐとホントに気持ち良い。
自分が泳ぐすぐそばを、魚がスイスイ泳いでいる。「あ〜やっぱ海は良いなぁ」って感じ(^^)


1時間ほど海で遊んでから、お弁当タイム。
ここでツアーボートの船頭さんが呼びかける「台風が近づいてきてるから、早めに帰るよ!」
なんと!停滞していた台風8号が、沖縄本島方面に動き出したのだ。
もとより、天気はあまり良くなく、風は強いし、すっきりとは晴れてなかったが、昼を目前に
一気に雲が広がりだした。
本来なら、14:00頃に帰る予定なのだが、そこは南の島。台風には勝てません。
結局、12:30に全てのツアーボートが撤収となった。
またきっと、いつか必ず、天気の良いはての浜に来るんだ・・・
るうさん宅に戻る頃には、風雨が強くなる。
久米島は暴風雨圏には入らないのだが、そこは南の島(^^;
台風の勢力は、本土のそれとはケタ違い!横殴りの雨である。
仕方ないので、天気に関係の無い場所へ行くことにした。


有名な泡盛である「久米島の久米仙」の本社工場は、随時工場見学をさせてもらえる。
ひとたび工場に足を踏み込めば、たちまち泡盛の臭いが充満。それだけで酔えそうだ(笑)


工場内では、一連の瓶詰め工程と、クースー(古酒)の壷置き場を見せてもらえる。
クースーは、最低3年寝かせるらしい。泡盛は寝かせるほど、まろやかになるのだ!


見学が終わると、事務所で泡盛の試飲が出来ます♪
久米仙も当然、工場直売品が買えます。それほど割安ではないけれど・・・



試飲させてもらい、おみあげに久米仙のミニボトルを頂いて、工場を後にする。
で、夕食の部へ。


さすがにアルコールは控え目(^^;
その代わり、10数年振りに「山羊刺し」を食す。
沖縄では昔から山羊は薬膳として食べられてきたらしい。
遠方からの客をもてなすために、家庭でも出される。
独特の臭いと食感は、なんとも言えない。初めての人には、かなり抵抗あるだろう。
オイラもさすがに全て食べきることは出来なかった・・・
02.7.13(土)
台風一過である。真夏の日差しが、痛いくらい降り注ぐ。
でも、最終日である(泣)
空港へ向う前に、景観の良い場所巡り。せっかくのお天気だしね。
先ずは「イーフ・ビーチ」

真っ白な砂浜が2kmも続く、ホントにキレイなビーチである。
ちなみに「イーフ・ビーチ」とは「白い砂の浜」という意味らしい。そのまんま(^^;
あ〜泳ぎたい!
続いて、イーフ・ビーチの先から海中道路でつながっている奥武島(おうじま)へ。


奥武島の東側海岸にある「畳石」
直径1〜1.5mほどの多角形の岩が海岸線を埋め尽くしている。距離にして約300m。
これが自然の産物とは、とうてい信じがたい。
この一帯は安山岩群といわれ、砂の下も全てこうなっているらしい。
火山から流れ出た溶岩が、冷え固まる時に出来る割れ目らしいが・・・不思議である。
そうこうしているうちにTIME UP。空港へと向う。


JTA日本トランスオーシャン航空94便は、12:50発。
4日間で1番良い天気が恨めしい(--;
るうさん一家に見送られて、搭乗。


ちょっぴり窮屈なB737のシートに身を預けて、定刻通りJTA94はローテーション。

うっすらと雲がある久米島上空へ離陸すると、物凄くキレイな久米島が眼下に広がる。




エアボーン中の機体から見る久米島は、太古の昔「球美島」(くみじま)と呼ばれていた
その名の通りの美しさ。
またきっと、来るんだ!


機内で、最後のオリオンビールを呑みつつ、奄美の島々を通過して本土上空へ。
羽田アプローチ中に見た海の色は、とても久米島に続いているとは思えない。

黒い海と濁った空の羽田に降りたったのは、15:30過ぎ。
台風さえ無ければ・・・と思うが、南の島へ行くには、それぐらい覚悟しておかないとね。
人間は自然には太刀打ち出来ないものだから。
余談ではあるが、この翌日14日は台風7号の影響で、沖縄は大荒れ。ほとんどの便が欠航だった。
翌週には、またもや関東直撃するし、今年の台風って・・・?