警戒航空隊 20周年


1983年11月、航空自衛隊三沢基地に産声を上げた「警戒航空隊」
(当時は警戒航空準備隊→臨時警戒航空隊の後、1985年正式発足)
オイラが所属したのは、20年の歴史のわずか5年ではありましたが、貴重な経験をしました。
2003年11月8日、創設20周年記念行事が、三沢基地にて執り行われました。
その模様を紹介します。

100格 祝賀会場

前日から三沢入りしていましたが、連絡の行き違いで、ホテル発の送迎バスには乗れず(をい!)
ベース正門までトコトコ歩いて、そこからバスに乗り込みます。
ゲートを入ってすぐに、F−16とF−1のゲートガードが出来ていて、ビックリでした。
(基地の性質上、その辺の画像はありません)
USAFの士官クラブ駐車場には、数年前に太平洋に墜落したF−16のバーチカルがオブジェになっていて、
夜間はアンチコリジョンランプがピカピカ光るらしい・・・さすがアメリカ(^^;
そんな様変わりした基地内を見ながら、バスは警空隊装備隊近くに停車。ここで受付をする。
記念式典は1200〜なので、まずは航空機と装備品展示を見に行く。

1999年からE−767AWACSを運用する警空隊は、601飛行隊がE−2Cを運用の三沢の第一飛行班と
E−767運用の浜松の第二飛行班に分かれている。

E−2CとE−767

まーしかし、AWACSのデカイこと!?エアラインベース(ボーイング767ベース)だから、当然と言えば当然?
海軍機ファンのオイラは、海軍機の無骨さに魅力を感じて、部隊配属の際にも、NAVY艦載機のE−2Cコースを

選んだわけだが(笑)
AWACSは、迫力はあるけど、カッコ良さはやっぱE−2Cでしょ!?(AWACSに失礼)

E−2C(454)20周年塗装機(この他に460も20周年塗装)E−767(501)20周年塗装機

E−2Cは、昔在隊した人間にはかって知ったる機体なので、やはりメインはAWACS!
内部も見せてもらいましたが、ゆとり有る配置(機材も人も)と、新造機らしい造りで感心してしまった。
これを見ちゃうと、E−2Cの古さが・・・HAWK EYE 2000計画もあるらしいけど、どうなるのかなぁ?
その後、DOCKである160格に移動して、昔懐かしい先輩達と話しながら、時間を過ごす。

20周年塗装の前で(^^;

1200から160格式典会場にて、記念式典が行われ、その模様は雑誌J-Wingsにも取り上げられました。
その後、全員で機体の前で記念撮影して、100格に移動して祝賀会の始まり。
TOP画像のスクリーンでは、警空隊の歴史を某TVプロジェクトX調に編修して放映。楽しかった(笑)
歴代司令の挨拶で印象的だったのは、オイラが在隊中後期に隊司令だった増田さん。
この人、知る人ぞ知る、元アグレッサー出身の凄腕パイロット!(当時、サイン貰いに行った^^;)
「9.11以降は、何時いかなる時に何が起きてもおかしくない時代になった」
そーだよなぁ、特に日本人は平和ボケだからなぁ。
昔のメリハリの利いた生活を、少し思い出した一日でした。

E−2C HAWK EYE & E−767 AWACS