10月16日、12時。何を思い立ったか、僕は「襟裳岬に行こう」と心に決めた(笑)
ただ行くだけではツマラン!と思い、R236からR237で日高へ行き、道の駅日高で遅い昼食で蕎麦を食す。
R274で日勝峠を越えると、山頂は雪となっていた。
慌てて帯広を経由し、16時に旧国鉄愛国駅に到着。


愛国駅入り口 愛国駅プラットホーム
昭和62年2月1日に廃線となり「幸福-愛国ブーム」で話題になった愛国駅である。
国鉄広尾線時代の駅舎とホーム、線路の一部が残っており、蒸気機関車が展示されている。
駅舎内は当時の写真や備品が飾られている記念館となっていた。
割と近代的な作りで、ちょっと拍子抜けした感じ(^^;SLとはアンマッチ感が強すぎる。
そうこうしているうちに日が暮れてしまい、少し足を伸ばして中札内まで走り、道の駅なかさつないで恒例の
車中泊(笑)先週の稚内と比較すると、格段に気温が低い。シュラフに包まって眠るのも慣れたもんだ。
10月17日7時起床。僕以外にも車中泊組が4台もいたのにはビックリだった。
雪が舞っていたが、ほぼ快晴!前日に買っておいた朝食を済ませ、旧国鉄幸福駅へと向かう。
8時30分到着。他に観光客はいないが、土産物屋は開店していた。


幸福駅入り口 幸福駅プラットホーム
こちらは愛国駅と打って変わり、木造の駅舎(と言うより待合所)と木造のホームが風情を感じさせる。
幸福駅の方が人気が有るのだろう、土産物屋も多く専用の駐車場は観光バス用スペースも整備されている。
やがて、カップルと団体がやってきたので、記念切符を購入して退散する。先週は幸福の黄色いハンカチ
だったし、今週は幸福駅だから、おいらにも幸福が・・・(ドカバキッ)
これを読んでいる皆さんの中にもいるでしょうか?「幸福・愛国以外の駅はどうなっているのか?」と疑問に
思った方は・・・?僕は思いました(笑)で、行ってみました。隣りの大正駅へ。
大正駅プラットホーム(復元中)
あまりにも上記の2駅がクローズアップされており、忘れられているかと思いきや、大正駅は周辺を公園として
復元工事の最中でした。行かれる方はチェックしてみてくださいね。
大正駅を9時に出発し、R236を広尾へ向かう。旧国鉄広尾駅には10時に到着。
広尾駅入り口
ここは、駅舎と改札がそのままバスターミナルとなっていました。
広尾までのR236は、所々で高架となっており、広尾線とほぼ平行に走っていたようで、途中駅への路地は
「○○駅停車場線」となっていたりで、当時の面影を伺い知ることができる。
そして、今回の目的地である、襟裳岬へ。
R336の広尾〜えりも間は通称「黄金道路」と呼ばれる。切り立った岸壁ギリギリを走る国道は、トンネルと
覆道の連続。昭和9年開通ながら、今でも片側交互通行で工事が行われているし、雨が強いとすぐ通行止め。
ある意味、日本で一番怖い国道かも・・・
襟裳の秋は何も無い秋です(笑)
11時30分に到着。さすが、風速10m以上の日が年間300日というだけあり、立ってるのも辛い。
ここに行ったら、お土産には日高昆布を買いましょうね(^^)
これで、道内南北の岬を制覇できた。本当ならば、道内一周が目標であったが、結局果たせず・・・
感じるのは、風が強いこと。北海道で自然と共存するのは、並大抵のことでは無いと思う。
苫小牧までの帰路は、雪混じりの突風がずっと行く手を阻み、三石で昼食を取るも、とても写真を撮るどころ
ではなかったことを付け加えよう。
でも、北海道って魅力的なんだよなぁ・・・
次回は、僕の一番好きなG1馬マヤノトップガンに会いに行きます。