不動明王 ふどうみょうおう

 インドでは「アチャラナータ」と言い、シヴァ神の異名がそのまま仏教に取り入られ、直訳が不動ないし無動と訳される為にこの名が付きました。密教では、常住金剛とも呼ばれます。
 明王とは、如来の教えを守り、仏教に敵対する神々や人々を罰し、随順させる働きしています。また、明王の「明」は、真言を明呪すると言う意味を持ち、真言を唱え、得ることの出来る、強力な威力を表しています。
 不動明王、降三世明王、軍茶利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王(ないしは烏須沙摩明王)から成る五大明王の主尊として中央に座し、大日如来が憤怒した姿ともされます。その姿は、一面二臂で、火焔光を背にし、悪鬼を打ち払う剣と、罪人を縛する索を持っています。また、矜羯羅・制多迦の二童子を始めとした、八大童子と呼ばれる眷族を従えています。
 真言は、「ナウマク・サンマンダ・ボダナン」
 
 キャラクターとして習得した場合、火炎の攻撃呪術が多く、呪術による戦闘を行うキャラクター向けの仏です。特にMLv10の「倶利迦羅剣 〜その弐〜」は退魔鬼行中最大の打撃力を持ちます。または、ある程度戦闘技能を修得すると共に、MLv6の不動智焔剣を使用しての近接戦闘を行っても良いでしょう。特に、呪術の効果対象が、生物・魔物となっており、密教呪術にも関わらず、妖怪だけでなく霊にもダメージを与えることが出来ます。

《関係仏》
化身:大日如来
眷属:八大童子[矜羯羅(こんがら)童子、制多伽(せいたか)童子、慧光(えこう)童子、慧喜(えき)童子、鳥倶婆伽(うぐばか)童子、清浄比丘(しょうじょうびく)童子、阿耨達(あのくた)童子、持徳(しとく)童子]
所属:五大明王[不動明王、降三世明王、軍茶利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王(ないしは烏須沙摩明王)]

[][戻る][TOP]