混迷(20060523)
蜂の混乱は深まるばかり。やはり,後任も決まってなひにも関わらず,なぜ解任だけを先行させたのか理解できなひ。普通,水面下で監督交代に向けて動ひて,ある程度固めた上で発表となると思ふが,今回は拙速に解任だけを決めただけ。現場とフロントの間に温度差があったから?1ヶ月以上も監督不在で,選手達は何を目標に練習をすれば良ひのだろうか。前から胡散臭ひと思ってたが,長☆川G蝶なる人が問題なのでは,なんて思ってしまふ。でも,現実を受け入れるしかなひのも事実。ここでサポーターも騒げば,益々混乱を煽るだけ。チームを信じて,選手を信じて,サポートして逝くしかなひ。聖地に逝って,選手に声をかけて,これまで以上のパフォーマンスを引き出す。蜂を愛するみんなが一緒になって戦ふことが大事だと思ふ。中断明けには必ず聖地へ出かけやう!

松田監督解任(20060522)
蜂,PF監督電撃解任。プロである以上,結果を求められるのは当然だが,フロントは此の12試合(18試合)をだう評価したのだろふか。監督解任と謂ふことは,監督の采配・手腕に問題ありとの判断に違ひなひけど。監督を代えることで局面を打開できるのか。此処3年間とちょっと今のスタイルを見てきて,組織では負けなひと謂ふ点は自負してゐただけに,監督が代わることでチームのベース其の物が壊れることが怖ひ。(この安心感が問題なのかね)しかも,後任は決まっていなひらしひから,新監督が体制を整へることが出来るのは僅か1ヶ月程度。う〜ん,かなりの賭けだと思ふよ。奇をてらった人事ではなく,チームコンセプトを継続出来る監督になることを祈るばかりです。サポーターもあれこれや混乱してるくらひだから,選手達の動揺も大きひはず。早く事態を収拾して,勝利に向け邁進して欲しひ。蜂を応援し始めて10年。何が起きても怖ひものはなひけどww,チームの内紛が一番見たくなひってのが正直なトコです。現実はそんなに甘くなひってのは,痛ひ程分かってるけどね。

最終コーナー(20050918)
蜂は現在2位をキープしてゐるが,最近気になることがある。試合の入り方が,非常に悪ひこと。一言で言へば,受けてゐる感じなのである。前半15分までに,相手にかなり押し込まれる場面が目立つ。ここまで,何とか失点していないから良ひものの,あわやと謂ふ危なひシーンも多かった。逆に,かような時間帯に得点をしていれば,其の後,楽に試合を進めることができると思ふのだが・・・

昇格へのプレッシャー?? まだ32節,あと12試合ある状況でプレッシャーどころでは無ひはず。。よもや慢心から来るものでは無ひと思ふが,最初からアグレッシブに行ってもらひたひもの。受けて立つサッカーをするには,未だチームは若過ぎる。

次節はホームで甲府戦。今期対戦成績は2戦2敗である。しかし,今年の蜂は,ホーム11勝3分2敗,アウェイ4勝9分3敗。J1昇格を揺るぎなひモノにし,首位京都を追撃するためにも,圧倒的な勝率を誇るホームで,サポーターの声を力に変えて,苦手甲府にカッチリ勝ちを収めたひ何よりも,Kick-off直後から,積極的に前に出るサッカーが観たひ。甲府戦以降,約1ヶ月試合から遠ざかる俺にとっては,土曜日が待ち遠しひような,寂しひような・・・ 複雑です。

鳥栖戦観戦記(20050306)
さて,2005シーズン開幕。前夜の決起集会で「去年の川崎みたいにぶっちぎりでトップを走っても,それはそれで面白くないよね」なんてことを話していたのだが,そんな「心配は無用」なことを思い知らされた開幕戦だった。

チーム全体としては,増川,米田が抜けたブランクはほとんど感じられず,むしろレベルが上がっていると感じた。以前から増川のサッカーセンスに疑問を持っていた私にとっては,岡山の方がうちにフィットしてる気がしている。とっさの判断(思い切り)は増川よりも随分良い(笑)。千代との連携・カバーリングも旨くいっていたと思う。松下も細かいパスミスは目立ったが全体的には及第点か。彼はFKを蹴れることでセットプレーからのバリエーションが増えた点で,攻撃面でプラスに働いているのは間違いない。(昨日はCK・FKともにアレックスと松下の二人が蹴っていました)期待の新戦力「中村北斗」は及第点どころか,恭平もうかうかしてるとポジション奪われるぞと言うくらい堂々かつアグレッシブにプレイしていた。カラダは小さいけど,当たりの強さとスピードはJで十分通用する。サイドから切り込んでチャンスと見るや迷わずにシュートにいくところも非凡さを感じさせるところだ。

では,昨日の試合,何が問題だったのか? 家に帰って冷静に考えたが,結論は「シュナイダーに神が降臨」と云うことかな(笑) 確かに有光,光平,林ともにGKと1対1の場面が数多く(記憶では7〜8回)あって悉く阻止された訳だが,結構キワドイところに打っていたと思う。まぁ,1対1で得点を取れなければ,攻める側に責任ありという結論になるのでしょうが・・・。とにかく,潤之介君の当たり方は尋常ではなかった(試合後の鳥栖山道選手のコメント「今日の試合は、シュナイダー様々。飯でもおごらせていただきます。」)。しかし,逆に考えれば,常に相手の裏をとって決定的なチャンスを数多く作っていたということであり,全然悲観することは無いと思う。ただ,点を取れなかったことは次への反省材料としてキッチリ修正していただきたいが・・・

まとめると「これがサッカー」という試合。どんなにシュートを放っても点が入らないこともあれば,わずかワンチャンスで点が転がり込むこともある。それがサッカーの難しさでもあり,大物喰いできる醍醐味でもある。鳥栖スタジアムには過去最高の1万3千人が入った。圧倒的に攻め込まれながらも,結果的には勝ち点1を取った試合は,初めて観に来た鳥栖市民には面白かったのではなかろうか。福岡にとっては負けに等しいのだが,今後も両チーム切磋琢磨して,あらゆる面で九州サッカーの質が高まれば良いと思う。綺麗にまとめ過ぎかな(笑)


柏戦観戦記(20041204)
「負けた気がしない」と言うのが試合が終わった直後の感想。しかし,現実は0−2のスコア。やはり,これだからサッカーファンは辞められないと言うところか。前日,98年のフロンターレとの入れ替え戦ダイジェストを見た。改めて,退路のない戦いとは,気持ちと気持ちのぶつかり合いで,正に結果は「神のみぞ知る」ものだと再認識したはずだったが,衝きつけられた現実はやはり重たいものである。

前半,前線からプレスをかけに来る柏に対し,福岡はいつも通りのサッカーをしていた。柏の気持ちは感じられるが,パスに精度を欠き,明らかに福岡が組織力で圧倒していたと思う。しかし,J1の意地で柏も福岡の攻撃を跳ね返す。最終局面での対処,スピードは流石J1と思わせるものがあった。福岡が普通に放ったシュートは,必死で防ぐ柏の選手に当たり,枠に飛ばない。決定的な有光のシュートは後ろから走り込んだDFがブロック,エジウソンのミドルは無常にもポストの左へはずれた。失点した後半は,太田を投入してロングフィードでチャンスを狙うが,両サイドからのクロスを悉くGK南選手にキャッチされた。来週に向けての修正点か。

福岡の失点は,相手クロスがホベルトに当たり,方向が変わって入ったアンラッキーなものと,後半ロスタイム,点を取りに行ってカウンターを喰らったもの(これも雨の影響でボールが止まり,それが福岡にとってはアンラッキーであった)。冒頭に書いたとおり,少しの運・不運が勝敗を決めてしまう,正に入れ替え戦ならではの失点だったように思う。個人の能力では柏に分があるが,組織力を含め実力はほぼ伯仲。冷静に考えれば厳しい立場にあることは間違いない。しかし,何が起こるか分からないのがこの入れ替え戦。

シーズン中から,松田監督は「どんな状態でもチームには戻るべきものがある。それが我々の強み。」と繰り返し言ってきた。無失点で相手を抑えること。そして,わずかなチャンスでも得点につなげていくことである。危機的な状況から這い上がって来れたのも,このベースに戻り堅実にプレーした結果。今シーズンの戦いの中で,選手達が得たものは,精神面の強さに他ならない。第2戦もこれまで同様に戦えば良いと思う。2点のビハインドがあるが,普段どおりのサッカーをやっていれば自ずとチャンスはある。前半の早い時間帯に先取点を取れば,勝負はどちらに転ぶか分からないだろう。この1年間の集大成を見せて欲しい。そして,結果は別にして,アビスパの明日につながる試合となることは間違いない。

6月26日(土)第20節                    博多の森球技場
HOME
アビスパ福岡
勝ち点33

前半
後半

AWAY
川崎フロンターレ
勝ち点51




 
得点者 マルクス【後半0分】



 

川崎戦観戦記(20040626)
首位を独走する川崎を止めることができるか。現在2位につけるアビスパとの頂上対決。アビスパはここ4連勝中であるが,川崎には2002シーズンの初戦で勝って以降,8連敗中である。

静かな立ちあがり。やはり,1・2位の対戦だけあって,非常にレベルの高い攻防の応酬となる。アビスパは攻め方が明確,米田を1ボランチ気味に配置し,ベンチーニョが2.5列目からサイドにボールを散らし,恭平,誠司,ヒラジがサイド突破を図る。ベンチを下げた布陣は初めて観たが,うまく機能しているという印象。ジュニーニョ,マルクス,我那覇と云った強力なFWを擁する川崎相手でも特に守備で不安な面は無いと観じた。前半,優勢にゲームを進めたのはアビスパだった。ワンタッチ,ツータッチで繋いで,相手DFをかき乱し,決定的なシーンを2,3度作り出した。誠司がGKと1対1になったが,思いきりよく放ったシュートはGKに弾かれ,得点にはならず。田中のシュートもGKに止められた。川崎にほとんどシュートを打たせないまま前半は終了。

後半落し穴があった。川崎のキックオフで始まって23秒後,アビスパは一度もボールに触ることなく,左サイドを突破したジュニーニョからのクロスをマルクスに合わせられ失点する。立ちあがり危険な時間帯に集中力を欠いた結果だったが,それにしても数少ないチャンスを確実にモノにする川崎も見事。それまではシュートらしいシュートも打てていなかっただけに,アビスパにとっては大変悔やまれる失点だった。アビスパも直後に反撃に転じる。前半同様ベンチーニョを起点にサイドから攻撃を仕掛け,何度と無く好機を創り出した。川崎はアビスパの攻撃を幾度と無く跳ね返すが,絶え切れずファールで止めざるを得ないシーンも増えてくる。そのファールからのFK,ベンチーニョが放ったシュートは無情にもポストに嫌われる。後半も優勢に試合を進めたのはアビスパだったが,結局最後まで川崎ゴールを割ることは出来なかった。

シュート数はアビスパの14本に対して,川崎は7本。この数値もアビスパの優勢を物語っている。前半は試合をさせていなかっただけに,誠に悔しい敗戦となった。両チームに力の差はほとんど無いと云って過言ではなかろう。前回もFKからジュニーニョに決められたが,川崎の外人FWのここ一番の勝負強さにやられている感じか。チームの組織力ではアビスパの方が上ではないかと思う。負けはしたが,久しぶりの観戦と云うこともあってか,とても面白い試合だった。今回の負けは次節に引き摺るような負け方ではなかったので,これからも大きな心配は必要ないだろう。今のスタイルを進めていけば,第1クールから第2クール前半の何となくスッキリしない試合展開に陥ることは無いと思う。次節の仙台戦も大事な一戦である。


仙台戦観戦記(20040429)

2連勝で勢いに乗る福岡は,ホームで現在最下位の仙台との対戦。これまでの堅実なサッカーを継続することができれば,特に問題ない試合と思えた。しかし,結果は誠に悔いが残る逆転負け。次節以降に精神的な影響が残らなければ良いが…。

福岡は試合開始からいつもどおりの展開でサイドアタックを繰り返すが,仙台も強いプレスから素早い出足でボールをインターセプトし,試合は膠着状態。仙台の攻撃は遠目のサイドからクロスを入れて頭で合わせようとするもの。前半気になったのはフリーで3度ほどヘディングを合わせられたこと。この時点ではゴールには至らなかったが,後で思えばここのケアが出来なかったのが敗因だったのかもしれない。試合は前半30分に篠田,後半13分に福島がヘッドで決めて2−0。聖地は勝利ムードになる。しかし,サッカーは2点差が一番危ないと言うが,ここからが悪夢の始まりだった。追加点を取ったことでDFに一瞬の気の緩みが出来てしまう。追加点の3分後にサイドを崩されて2−1。其の後,福岡に流れが傾くが,PKを含め数度の得点機を生かせず,逆に仙台に流れを与えてしまった。後半31分,1点目同様,左サイドを崩されて豪快にヘディングを決められる。ロスタイムに入った矢先,FKからの早いリスタートを誰もケアできず,ノーマークでヘッドでのゴールを献上。2−0から瞬く間に3点を取られ,2−3で逆転負けを喫した。

守備での修正点はハッキリしており,次節まで時間は無いが修正は可能だろう。しかし,開幕からここまでの課題はフィニッシュの精度。攻撃は水物と言うが,決定的なチャンスをはずすケースが多過ぎる。今日もPKを決めていれば,相手の反撃意欲を奪い,試合は決まっていたかもしれない。まだ暫く,悶悶とした日が続きそうだ。でもこれだからサポーターは止められない(笑)


大宮戦観戦記(20040424)

先週,昇格のライバル京都を大差で下し,これまでの嫌な流れを断ち切ったかに見える福岡。しかし,これまで4失点と守備の安定を支えてきたDF蔵田の出場停止があり,CBの選手層が薄い福岡にとっては,主力選手が欠けた時にサブの選手でどのようにカバーするかが,今年の大きなポイントとなる。相手は現在2位で先週仙台を3−1で降し好調の大宮。自分ではかなり難しい試合になるのでは,と考えて博多の森に向った。

試合開始から福岡が主導権を握る。いつものとおり,中盤での組織的なプレスで相手ボールを奪うと左右に展開し,サイドを崩そうとアタックを繰り返す。先週,京都戦で大活躍だった恭平も右サイドを中心に時には左サイドにも顔を出し,相手を撹乱。ベンチーニョは少し引き気味でボールを両サイドへ捌きながらゴールチャンスをうかがっている。しかし,大宮も自陣でしっかり守り,決定的なチャンスを作らせない。そして,守ってはワントップ気味のバレーへボールを当て,そこから速攻を行うという作戦を徹底する。アレックスのミドルシュートがバーにあたって跳ね返るなど,今シーズン何度も見た攻めながらも決めきれないシーンが続いた後,遂に大宮の術中に落ちてしまった。できるだけ,バレーにプレイさせないよう,常にバレーより前でボールを触ろうとしていた増川だが,一瞬のトラップミスをつかれ,バレーに振り切られた。DFが3人戻っていたが,絶妙のタイミングでバレーがシュート。今年初めて流れの中で綺麗に決められてしまった。しかし,大宮の攻撃も前半はこれのみ。大宮三浦監督の試合後の言葉どおり,中盤を完全に支配していたのは福岡であった。

後半,大宮は福岡からレンタル中の久永を投入。これが後々思いがけない結果をもたらすことになる。後半は大宮も流れを変えようと前に出る姿勢を見せるが,福岡は慌てず前半同様,中盤で囲んで,なかなか相手にチャンスを作らせない。膠着状態を打開すべく田中→福島,米田→太田。20分過ぎ,サイドを振り切った平島に大宮久永の足がかかって2枚目のイエロー。ここから一気に福岡に流れが傾く。誠司のFKを太田がバーに激突しながらも決めて同点。負傷した太田に変え,宮崎を投入し,恭平をトップに上げる。左右サイドから何度もクロスを上げ,大宮ゴールに迫るが,キーパーの好セーブもあり,なかなかゴールネットを揺らせない。ロスタイム3分。慌てずにボールを回す福岡にサポーターから「早くアタックしろー」との声援が飛ぶ中,ロングボールのこぼれ玉を福島,恭平とつなぎ,最後は恭平がペナルティエリア付近を左から右へ流れるようにDF2人を振り切りゴール右隅へ決勝弾を突き刺した。

蔵田が抜けてもある程度守備は計算できる目処がたったのではないかと思う。増川はバレーに振り切られたが大宮のシュート数は4本。及第点だろう。あと,松田監督のインタビューにあったように,これまで先制されて追いつくことはあっても,逆転して勝ち点を奪ったことはなかった。何が何でも勝つというメンタル面での成長も見逃せないことではないか。特に未だ未契約の恭平のがむしゃらなファイトが前節の京都戦に続き,福岡に勝利を呼び寄せたことは間違いない。何があっても自分達のスタイルを突き詰めていくこと,そして勝利を通じて自信につなげること,このことを地味でもやっていくことがシーズン終了後の歓喜を呼ぶことにつながると思う。


鳥栖戦観戦記(20040321)

さて,不覚にも初戦を引き分けとした福岡。J1復帰に向けてどうしても勝たなければならない試合となった九州ダービー。守備力の高さは先週の試合で証明してくれたが,最終局面で点を取れなかった攻撃陣,特にFWの出来が鍵となる。会場はアウェイの福岡側から埋まっていく鳥栖スタジアム。昨季終了後,存続危機に見舞われた鳥栖だが,松本新体制の下,基礎から作り直したチームには,「去年とは一味違う」との期待も大きい。ダービーの名に相応しい両チームサポーターの応援が続いた。スタメンでは,不調が伝えられた林に代わり,太田が入る。後は開幕と同じ顔ぶれである。試合開始と同時に福岡が怒涛の攻め。スタイルは変わらず,ボールを両サイドにちらし,相手に的を絞らせず,チャンスと見るやセンターにクロスを上げていく。点が入るのも時間の問題と思われた矢先,太田のポストからメタ君が豪快にミドルシュート。ポスト左にシュート回転がかかった一撃が突き刺さった。この後,鳥栖が反撃に転じるが,福岡のDFラインは揺るがない。先週同様,何本か危ないクロスも入れられたが,許容範囲ではなかったか。
やはり,守備力の向上,そして安定は揺るぎない事実。不安があった最終ラインも前評判ほど悪くない。蔵田の統制と連携が上手くいってる感じ。しかし,ナンと言ってもホベルトの加入が大きい。目立たないが,最終ラインに到達させる前に確実にピンチの芽を摘み取っている。特にカラダの使い方の旨さは,やはりベストボラント賞ものか。すっと相手の前にカラダを入れ,ボールを奪い取る。また,無理な体勢からでもファールをもらうことなく,相手ボールを殺すことが出来ている。多分,日増しに彼の評価は上がっていくのではないだろうか。
ホームということもあって,前半から全力疾走を続けいた鳥栖は,後半一気に運動量が落ちてくる。アビスパの左右両サイドの崩しが増え,少しずつ得点の匂いが漂い始めた矢先,太田がFKをヘッドで決める。そして,その1分後,左サイドを崩した誠司からのクロスを太田が豪快にヘッドで決めて勝負あり。守備は問題なし。今日もベンチが点を取れなかったが,次節に期待したい。


山形戦観戦記(20040313)
J1復帰を掲げる福岡にとっては,開幕ダッシュを図るためにも必ず勝っておきたい一戦。また,昨年からの継続を謳うサッカーの質がどれだけ高まったかを確認できる最初の試合である。結果はヒラジのゴールで先制するも,コーナーキックからのゴール前混戦で蔵田が反則を取られPKで同点,そのままドローとなった。
まず,守備はかなり及第点を付けられる内容だった。前線から中盤にかけて,常にプレスをかけ,チェックに行っており,相手は前線に正確なボールを供給できず,DFは楽々とボールを奪っていた。目立たないが,米田,ホベルトの両ボランチが随所で相手に絡み,チャンスの芽を摘んでいく。ルーズボールが相手に流れて危険な場面もあったが,プロの試合ではどんな時でもあり得るもの。少なくとも流れの中で点を取られる懸念は無かったと思う。
一方,攻撃面はTMの時から言われていたようにフィニッシュの形が良くない。再三光平や誠司がサイドを崩し,センターリングを上げているのだが,林,ベンチのポジショニングが悪く,シュートまで持って行けない展開が多かった。特に林のポストプレーに精彩がなくまだ足元にボールが付いていない感じ。前線の中央でタメが出来ると,もっとサイド攻撃が有効になるのではないか。相手DFをサイドや中央に絞らせないようにすれば,前線でシュートに結びつくスペースが出来ると思う。ヒラジのゴールがそうだったように,相手は最前列のサイド,中央に絞っており,最前線前で2列目からのミドルを打ち,相手DFを前に引き出すことも必要。そういう意味でシュート力のある誠司がPエリア外からシュートを打つともっと違う展開が望める。守備はある程度計算できるので,後は攻撃のバリエーションを増やし,粘り強くチャンスを待つしかない。

【ストーブリーグ情報】

3月2日(火) ・ トレーニングマッチ6 14:00 キックオフ
アビスパ福岡 0 - 2 蔚山現代
2月29日(日) ・第8回北九州市長杯争奪「北九州招待サッカー大会」決勝 14:00 キックオフ
アビスパ福岡 3-0サンフレッチェ広島
得点者:太田D(3分)、
太田E(5分)、篠田@(70分)
2月28日(土) ・第8回北九州市長杯争奪「北九州招待サッカー大会」第1日 12:00 キックオフ
アビスパ福岡 5-0九州共立大学
□前半  GK:神山 DF:平島、小川、宮本、立石 MF:首藤、沖本、篠田、有光 FW:田中、福嶋
□後半  GK:神山 DF:立石、小川、宮本、木藤 MF:首藤、沖本、宮原、有光→山形 FW:田中、太田
得点者:福嶋A(32分)、
田中E(61分)、太田B(68分)、太田C(69分)、立石(77分)
2月21日(土) ・ トレーニングマッチ5 14:00 キックオフ
アビスパ福岡  - 1 ベガルタ仙台
1本目(40分)・大田@(04分)・福嶋@(39分)
2本目(40分)・平島(19分)・
田中C(22分)
3本目(30分)・
田中D(10分)
(管理人)昨年の連続失点記録が嘘のように,今年は守備は安定している様子。しかしCBの選手層の薄さをどう乗り切るか。警告累積やケガの時の対応が勝負どこでのポイントとなりそうである。しかし,新人田中は何者なのか。学生相手とは云えハットするは,今日も2得点するは。林,福島もうかうかしてられんですばい。ここまでTMは3勝2分。厳しい守りをするJ1相手に得点できていないが,開幕に向け負けないことが大事。
2月20日(金) ・ トレーニングマッチ4 14:00 キックオフ
アビスパ福岡 0 - 0 C大阪
松田監督のコメント
「勝たないといけない試合。簡単なパスミスをやっていたし、メンタル的にもフィジカル的にもシャープさがなかった」
2月16日(月) ・ トレーニングマッチ3 14:00 キックオフ
アビスパ福岡 3 - 0 九州学生選抜
前半・ベンチーニョ(35分)・ベンチーニョ(38分)
後半・宮原(24分)
松田監督のコメント
「出だし調子を掴むのに手間取ったが、前半の半ば頃から本来の調子を取り戻す事ができた。ベンチーニョはガンバ戦に出場できなかったが、今日は出場し得点を挙げることができて良かった。課題は、相手のボランチにボールを奪われないようポジションを修正していきたい。」
2月15日(日) ・ トレーニングマッチ2 14:00 キックオフ
アビスパ福岡 5−0 鹿屋体育大学
前半 田中@(25分)・首藤(28分)・有光(41分)
後半 
田中A(34分)・田中B(41分)
2月14日(土) ・トレーニングマッチ1 15:00 キックオフ
アビスパ福岡 1−1 ガンバ大阪 
前半 増川(21分)・コーナーキックからゴール前のこぼれ球をシュート
松田浩監督コメント
「風が強く悪いコンディションの中、攻めのゲームだった。一人45分試合をやる事は今回始めてで、細かい戦術が今日のような悪天候ではできない。1点は勿体なかったが、この様な悪天候でも試合はある事だし、そういった中、集中力が最後まで切れなかったので良かった。」
2月9日(月) U-19日本代表中国遠征メンバーに、MF中村北斗DF柳楽智和が選出される。2月15日(日)〜2月24日(火)
2月6日(金) 福岡 移転10年目を機に、ホーム用のファーストユニホームのカラーを濃紺に一新。セカンドユニホームとなったシルバー基調は、襟胸ボタンのついたポロシャツタイプを採用。
チームカラーの1つでもあるネイビーブルーは「勝ち色」と言われ、第2ユニホームに採用していた昨シーズンは、第1ユニホームのシルバーが相手チームと重なることが少なかったため、2試合の使用にとどまった。また、アビスパは、昨年5、7月に1600人のサポーターにアンケートを実施、ネイビーブルーが55%以上の支持率を集めた。背番号12の新レプリカユニホームを販売予定で、カラー変更による収入増も狙う。
(管理人)おいおい,また出費がかさむよ〜。今年は去年の2ndユニで我慢か。
2月2日(月)

MF米田兼一郎(21)の契約更新を発表。期間は平成16年2月1日から平成17年1月31日まで。
(管理人)年初来の米騒動もようやく決着。他チームからのオファーがあったこともあるが,事の真相は闇。昨年,あれだけ信頼され活躍したのに,契約でここまでモメルとは思わなかった。ホベルト,松下の獲得で出嬢機会が減ると考えたのか。ハタマタ,年俸が不満だったのか。兎に角,今年もメタ君の勇姿を博多の森で見ることができるのは本当に嬉しい。

1月30日(木) MF山田祥史のJFL大塚製薬への期限付き移籍を発表。期間は2月1日から7月31日まで。
1月28日(水) DF加藤寿一(22)とMF岩本昌樹(20)が日本フットボールリーグ(JFL)のザスパ草津に期限付き移籍。期間はともに2月1日から来年1月末まで。
1月21日(水) 広島のMF松下裕樹(22)を1年の期限付き(レンタル)移籍で獲得。
J2優勝へ福岡が新たな「武器」を手に入れた。松下は広島入団1年目からJ1デビューを果たして2002年は13試合に出場、レギュラーとして活躍。正確なキックを武器に昨シーズンは、チームをJ1昇格へ導く原動力となった。 ポジションはボランチ。持ち味はキック力で、視野が広く正確な展開力もある。広島時代はアテネ五輪を目指すU―23(23歳以下)代表の和幸、浩司の森崎兄弟や駒野友一らと並ぶ逸材として期待された。昨季は4月に右足甲を骨折して出遅れたが、第3クールから主力としてチームを支えた。 昨シーズン終了後、福岡の松田監督は「ボランチの補強」を真っ先に指摘していた。松下の加入で同ポジションは、ブラジルリーグでベストボランチ賞を受けた新外国人のホベルト(24)のほか昨季の主力・米田兼一郎(21)に、篠田善之(32)と多彩。さらに、今年の全国高校選手権で優勝した国見高の中村北斗(18)も加わって、一気に戦力アップした。アビスパのJ1復帰への布石が、着々と整いつつある。
◆松下 裕樹(まつした・ゆうき) 1981年12月7日、群馬県高崎市生まれの22歳。前橋育英高2、3年時に全国高校選手権に出場して2年連続ベスト4。U―18(18歳以下)代表候補の主将をはじめとして各年代の代表候補となり、一昨年はU―21代表に選ばれた。身長174センチ、74キロ。血液型A。
1月20日(火) GK大神友明(33)のGKアシスタントコーチ就任を発表。「J1昇格を目指すチームをサポートしていくことになりました。全力を尽くして頑張りたいと思います」
1月19日(月) 新外国人としてブラジル人MFホベルト・ジュリオ・デ・フィゲイレド(24=ポンテ・プレタ)を獲得。契約期間は2月2日から来年1月1日まで。登録名はホベルト。福岡入りは23日になる予定。
1月14日(水) ・フィジカルコーチに土斐崎浩一氏(39)が就任。土斐崎氏は、福岡西陵―福岡大を経て、97年からコンディショニング、フィジカルトレーナーとして福岡に4年間所属し、01年からフィジカルコーチとして湘南に2年間所属。昨年は、FC東京にフィジカルコーチとして所属した。土斐崎氏は「選手がけがしないようにモチベーションを上げ、監督がやりやすいように準備をして、試合で反映させていきたい。今年はJ1昇格に向かって精いっぱい頑張ります」とコメントした。
・ 仙台に期限付きで移籍していた
FW山下芳輝(26)が、柏に完全移籍。山下は、東福岡を卒業し、福岡、仙台でプレー。仙台ではリーグ戦59試合に出場し、14得点。Jリーグ通算では177試合に出場し、41得点だった。「今まで応援してくださった福岡のファンの方々にお礼申しあげます。移籍で地元福岡を離れるのはとても寂しいことですが、新天地で心機一転頑張っていこうと思います。これからも山下芳輝をよろしくお願いします」
(管理人)2年間も居なかったから,完全移籍と聞いても「ナンでやー」って気は全く起きず。J1での出嬢機会にこだわった結果だと思うけど,回り道の人生もあって良いのになーと思ってしまう。久永と云い,ヤマと云い,何となく大人に成り切れない一面が垣間見える。移籍については良いも悪いもないが,もっと大事なモノがある気がしてならない。
1月13日(火) ・今年の春季キャンプを宮崎市の宮崎県総合運動公園で行う。期間は2月9日から22日まで。
土斐崎浩一フィジカルコーチ 退任のお知らせ [ F東京 ]
    当クラブの土斐崎浩一フィジカルコーチが今季限りで退任することとなりましたので、お知らせいたします。 →福岡フィジコとの噂
1月9日(金) 今季JFL昇格を決めたザスパ草津へ期限付きで移籍していDF立石飛鳥(20)が復帰。
12月27日(土) MF久永辰徳(26)がJ2大宮へ期限付き移籍。期間は04年2月から05年1月まで。 「今シーズン不本意な成績だったので、大宮に行ってJ1昇格という目標の中、自分を成長させていきたい。福岡で期待に応えられず残念ですが、新天地で頑張りたい」とコメント。  
(管理人)そりゃ,プロだから移籍は付き物だが,何となくスッキリしない。不本意な成績はわかるが,レギュラーを奪い取るぐらいの気概が欲しい。本人はJ1チームへの移籍を望んだが,結果的にJ2の大宮へ。福岡と闘うことの蟠りはないのだろうか。PCの壁紙替えないといけないぢゃん。ぐす。
12月26日(金) コスタ・フィジカルコーチ(44)の退団が決まった。28日にブラジルに帰国する。
12月18日(木) ブラジルリーグ、ポンチプレッタのMFロベルト(24)を獲得することが濃厚となった。身長180センチと大型で、今季同国リーグのベストボランチ賞に輝いた逸材。守備力の高さと、正確で大きな展開力を兼ね備える。福岡は第3の外国人選手として水面下で獲得交渉を続けてきた。他のJクラブと競合したものの、本人がこの日までに福岡入りの意思を固めた。近日中に1年契約で入団合意に達する模様。
12月16日(火) ブラジルのクルゼイロECから1年間の期限付き(レンタル)移籍でプレーしていたDFアレックス(20)を完全移籍で獲得。契約期間は2004年2月2日から05年1月1日まで。アレックスは昨年7月、クルゼイロからレンタル移籍でJ2川崎でプレー。MFとしてリーグ戦20試合に出場し1得点。福岡でプレーした今季は、途中DFに転向し左サイドバックとして定着した。リーグ戦40試合に出場し2得点。
12月06日(土) FWベンチーニョ(31)と契約を延長したと発表した。期間は来年2月1日から7月31日までの6カ月間。ベンチーニョは「個人的に契約期間に関わらず福岡で、プレーできることが何よりも幸せです。プレーできる限り上を目指して、全力を尽くしたいと思います」と広報を通じてコメントした。
12月02日(火) DFセルジオ(本名セルジオ・リカルド・ジェサス・ヴェルテッロ=28)の退団を発表した。今季、新潟から福岡に加入し、今季28試合に出場した。日本には5年間在籍し、J2で155試合、5得点の成績を残した。セルジオは「アビスパに来たときに温かく歓迎されて本当に幸せでした。一生懸命やりましたが結果を残せず、昇格の目標も達成できず残念でした」と広報を通じてコメントした。セルジオは3日、ブラジルに帰国する。
11月27日(木) MF久永辰徳(25)の事実上の退団が27日、決まった。この日、クラブとの間で行われた個人面談で久永は「来季はほかのチームでやりたい」と移籍希望を表明。クラブ側も久永の意思を尊重する意向で来季残留の可能性はほぼなくなった。久永は、今季レンタル先の横浜Mから復帰。水戸との開幕戦で先発出場したが、4月16日の紅白戦中に右肩を負傷。10月5日の山形戦で復帰したが、その後出場機会に恵まれず今季は出場7試合で無得点だった。久永は実戦復帰を果たした10月以降、代理人を通じてクラブ側と水面下で交渉を開始。27日の個人面談の席上、クラブ側との間で正式に移籍を確認した。久永は「(年俸が)下がってもJ1でやりたい。ただ、J1に上がるために期待されて福岡に戻ってきたのに結果を出せず、残念です」と話した。今後は再びレンタルでの移籍が濃厚だ。
11月26日(水) FW江口倫司(26)MF原田武男(32)GK大神友明(33)の3選手に戦力外通告を行なった。この日福岡市内のクラブハウスで始まった契約更改交渉で、来季契約を結ばないことを本人に伝えた。
11月19日(水) FW田中佑昌(ゆうすけ=17)の新加入を発表した。田中は福岡ユース(U−18)に所属し、今年のU−17日本代表にも選出された。身長175センチ、体重67キロのスピードのあるFW。
10月28日(火) 今年の全国高校総体で優勝した長崎・国見高のMF中村北斗(18)DF木藤健太(22=近大)DF柳楽智和(18=立正大淞南)の3選手を、新加入選手として発表した。 中村は167センチ、64キロのMFで、U−18日本代表にも選ばれている。01年の選手権Vと今年の総体V、また01、02年の全日本ユース連覇にも貢献したDF力のあるMF。 木藤は国見から近大へ進学したDFで、大学選抜やユニバーシアード日本代表候補にも選ばれた。172センチ、67キロ。柳楽は179センチ、70キロ、フィジカルコンタクトに強いDFで、U−18日本代表にも選ばれている。


11月23日(日)第44節                笠松運動公園陸上競技場
AWAY
アビスパ福岡
勝ち点71

前半
後半

HOME
水戸ホーリーホック
勝ち点56
【後半16分】古賀 誠治



 
得点者


 

【観戦記】9月13日(土)川崎フロンターレ
。久しぶりの観戦記である。さて,今節は八連勝がかかった絶好調のアビスパと,J1昇格のためにはこれ以上負けることは許されないフロンターレの一戦。試合前からかなりの好ゲームになることが予想された。試合開始。やはり,中盤での激しいボールの取り合いから,これまでアビスパが見せてきた左右の展開からの両サイド突破の芽が悉く摘まれていく。そんな中,川崎アウグストのFKがアビスパDFに当り,コースが変わって幸運にもゴールネットを揺らす。所謂交通事故なのだが,このラッキーな1点がアビスパのゲームプランを狂わせることになったと思う。加えて,右サイドの大塚が負傷して前半に古賀誠治と交替したのも,アビスパにとっては痛かった。誠治はスピードはあるが,裏を取ると云うより,ドリブラータイプ。大塚の相手の裏を取る飛び出しは,相手DFのライン取りを高くさせないことにもつながっていた。また,宮崎が右に廻ったことで,アウグストの対応に集中せねばならず,結果的に左右ともに裏を取る揺さぶりができなくなった。しかし,この状況でも,点を取るのだから,かなりチームとしての完成度も高くなったということか。林とベンチのワンツーで1点。後半2点ビハインドとなってからも,福島のヘッドで2点目。決定機は何度もあったが,今回は相手の粘りが1枚上手だった。後半は3トップ,お馴染みDF川島をトップに上げてのパワープレイ,今回はGK塚本のヘッドまでおまけが付き,「勝ちたい」との気持ちが十分に伝わった1銭でもあった。負けはしたが,「博多の男なら,気持ちを見せろ。恐れることはない。さぁ,行こうぜ。」のとおり,前進あるのみである。
追伸:審判をナンとかしてくれ。日本サッカー協会さんよ。

第10節終了(5月5日)時点順位表

順 位 チーム名 勝 点 試 合 得点 失点 得失
広 島 28 10 9 0 1 25 8 +17
水 戸 20 10 6 2 2 15 12 +3
大 宮 18 10 5 2 3 10 10 0
新 潟 15 10 5 4 1 17 10 +7
川 崎 14 10 3 1 6 15 9 +7
甲 府 14 10 4 4 2 15 11 +4
札 幌 11 10 3 5 2 14 15 -1
山 形 11 10 3 5 2 15 19 -4
横浜FC 11 10 3 5 2 12 20 -8
10 福 岡 10 10 3 6 1 11 23 -12
11 湘 南 7 10 2 1 7 7 12 -5
12 鳥 栖 6 10 1 6 3 10 17 -7

【観戦記】4月26日(土)モンテディオ山形
前半は失点を恐れてかディフェンスラインが深過ぎて,相手の攻撃を受ける一方だったが,千代反田とセルジオがうまくカバーしてピンチを凌いだ。時間が経つにつれ安定してきたと思った矢先,ゴールエリアの少し外,ポスト正面でのFKを決められてしまう。真横から見ていたので,壁の状況はよくわからなかったが,あの蹴り方・球速ではカーブをかけたとは思えない。シュートコースをきちんと押さえてなかったということだろう。これまた毎度の不必要な失点というところか。攻撃面は相変わらず中盤でパスがつながらず,前線へのロングボール一辺倒でシュートすら打てない。前半30分過ぎに大塚とアレックスがポジションを変えてから,左サイドに起点を置いた攻撃が見られるもフィニッシュには至らなかった。後半は,ディフェンスラインを押し上げた効果が現れ,徐徐に高い位置で攻撃に転じる場面が多くなる。後半13分にベンチーニョの技ありループで同点。ベンチーニョの発想はJ1レベルだが,なかなか廻りがそれに反応するまでに至らないのがいつも悔しい。林,福島がその域に達してもらいたいもの。アビスパ押し気味に試合は進むが,後半30分過ぎにWアクシデント発生。空中戦でDFセルジオ,DF千代反田が相次いで負傷退場。不穏な空気が漂うが,攻撃陣が奮起してPKをもらう。ベンチーニョがGKにコースを読まれるも,確実に決めて逆転。勝利の女神が微笑む。ここからは,ガチガチに守る手もあったが,攻撃は最大の防御ということなのか,FW太田を投入し,追加点を取りに行く選択をする。結果的にはこれが裏目に。攻めたのは良いが,オフサイド取りで上げるのか,引いて守るのか分からない中途半端なラインとなってしまった。ロスタイム,攻めこんだ後のロングボールのカウンターをパス1本でDFの裏へつながれ,痛恨の失点を期す。今年のアビスパを象徴する失点のパターン。開幕戦からの課題が未だに修正できないのは,若さ故かそれとも実力なのか。個人的には中盤でパスをつなぐ宮原の投入を期待したい。

2月16日(日) ・清水とTM。30分×3本。0-0。
2月14日(金) ・九州学生選抜とTM。7-0。
2月10日(月) ・宮崎県総合運動公園競技場でキャンプ・イン。
・MF首藤が骨折。全治4週間。
1月21日(火) ・福岡サテライトが「釜山リーグ」に参戦することが20日、決まった。若手の強化が目的で福岡を退団したMF盧廷潤が移籍した釜山アイコンズなど、韓国Kリーグの4、5チームと釜山周辺で定期的に交流試合を開催する。
1月20日(月) ・合同自主練習開始。
・福岡が前川崎FのFWベンチーニョ(31)を獲得することが19日、明らかになった。入団について基本的な合意に達しており、今週中に正式契約を結ぶ見込み。得点力アップの切り札として、Jリーグ通算124試合80得点の高い決定力を評価した。
1月18日(土) ・福岡は18日、DF飯島寿久(33)の現役引退を発表した。かつて所属していたJ1の名古屋で育成担当コーチに就任する。
1月14日(火) ・福岡を退団した盧がKリーグ釜山と2年契約締結。
・練習生MF平島崇(20)と契約。
12月28日(土) ・今季限りで引退した元日本代表FWの福岡・呂比須ワグナー(33)が、福岡空港を出発し、ブラジルへ帰国した。98年W杯フランス大会に出場した呂比須は大勢のファンに見送られ「できるだけ早く日本に戻ってきたい」と語った。現役生活を締めくくった福岡に思い入れが強いようで「今後もアビスパ福岡との関係を保ちたい」と力を込めた。ブラジルでは引退の原因となった左ヒザの治療を行うが、スポーツビジネスを学び、監督のライセンスをとりたいという意向を持っている。当面はブラジルを拠点にするが、日本に来る予定もあるという。
・横浜に期限付き移籍していたMF久永辰徳(25)が来季復帰すると発表。96年、福岡に入団した久永は01年までの在籍6年間でリーグ戦118試合出場8得点。J1に活躍の場を求めレンタル移籍した今季の横浜ではリーグ戦20試合で1得点を挙げた。久永選手の話 「福岡に戻ってくることになりました。J1復帰に向けてチーム一丸となって頑張りますので、今まで以上に応援よろしくお願いします」
12月27日(金) ・J1の横浜Mから期限付きで移籍していたMF古賀誠史(23)を完全移籍で獲得。古賀は期限付き移籍した今季、リーグ戦17試合に出場、1得点。
12月26日(木) ・来季からJ2福岡の指揮を執る松田浩新監督(42)が福岡市内で記者会見し「(福岡は)若い選手とベテランのバランスが取れている。ポジティブな印象を受けている」と期待感を強調した。今年の福岡はJ2で8位。J1復帰を目指して「プロとして狙うのは間違いない。ただ(将来の)土台づくりも大事。若いチームと若い監督で一緒に育っていきたい」と抱負を表明した。
・コチバ フィジカル・コーチ就任を発表。
・仙台FW山下の来季残留が正式決定した。仙台市内の球団事務所を訪れてサインし「来年は今年以上に頑張る」と話した。年俸は2500万円(金額は推定)。今季、J2福岡から1年間のレンタル移籍で仙台に移籍し、自己新の年間10得点を記録。活躍を評価する仙台は完全移籍を打診したが、地元出身選手を手放したくない福岡側が拒否。結局、1年間のレンタル再延長で決着した。
12月24日(火) ・C大阪へレンタルの水谷が復帰。広島からレンタル移籍中の川島の完全移籍が決定。
12月22日(日) ・天皇杯4回戦 VS 京都 0−1v
12月18日(水) ・山下レンタル延長 J2のアビスパ福岡からJ1仙台へ1年間の期限付き(レンタル)移籍をしていたFW山下芳輝(25)が、来季もレンタル移籍を継続することが、17日までに決まった。山下は来季1年間、仙台でプレーする。アビスパ側は「福岡の財産だから、完全移籍は絶対にさせない」と説明した。
・福岡の新監督に今季まで神戸の監督を務めた松田浩氏(42)の就任が18日、決まった。入団会見は来年1月中旬に行う予定。松田氏は長崎市出身で、長崎北から筑波大を経て、84年に広島の前身でもある東洋工業に入団。FWとDFとしてプレーした。現役引退後は広島、、神戸のコーチを経て、今年7月から神戸の監督を務めていた。福岡の新監督に決まった松田氏は「九州は自分の出身地でもありますし、アビスパ福岡で仕事ができることを光栄に思っています。全力を尽くし、サポーターのみなさまに喜んでもらえるチーム作りをしていきたい」とコメントした。
・ブラジルのクルゼイロECからMFアレックス(19)を期限付き移籍で獲得。契約期間は来年2月1日から同12月31日まで。アレックスは、J2の川崎に今年7月から来年1月1日までの期限付き移籍で加入している。
12月15日(日) ・天皇杯3回戦 VS 浦和 2−1
12月14日(土) ・メンチョン・フィジカルコーチ退団発表
12月11日(水) ・仙台山下が1回目の契約交渉を行い、レンタル元の福岡からの完全移籍が濃厚となった。3年の複数年契約を提示した福岡に対し、年俸2500万円の好条件を受けた。「まだ言えることはないです」と慎重な構えだったが、球団フロントは「いけると思う。お互い前向きに考えている」と手ごたえを口にした。早ければ今週内にも契約を結ぶ見通し。
・福岡は11日、J2新潟からDFセルジオ(27)の獲得と、大阪商大出身で練習生だったDF増川隆洋(23)の新加入内定を発表した。
12月9日(月) ・アビスパ福岡ユースのDF小川久範(18)=福岡・早良高、176センチ、68キロ=と、MF首藤啓祐(18)=福岡・九州産業大九州高、172センチ、65キロ=の入団が内定
12月8日(日) ・呂比須ワグナー(33)が涙で現役引退。天皇杯2回戦で後半途中から出場。
・天皇杯2回戦 VS 栃木SC 2−1
12月7日(土) ・横浜久永,C大阪水谷の復帰報道。神戸松田監督の就任内定報道。
12月6日(金) ・広島ユースのMF沖本尚之(18)=広島・吉田高,169センチ、67キロ=の新加入を発表。MFで、Uー16日本代表候補にも選出。

【2002J2リーグ終了】
11月24日(日)
今日でJ2日程が全て終了。1年でのJ1復帰を上げて挑んだシーズンは結局8位で終わった。今シーズンを振り返り,久しぶりにこのコーナーを更新してみようと思い立った次第。
今振り返ってみると,開幕の大分戦が今シーズンを全て物語っていた気がする。前線からプレスをかけられると,バックパスで逃げるしかなく,集中力を欠いた時間帯にかなり高い位置でパスをカットされて失点というパターンがあまりにも多過ぎたが,大分戦は正にこの展開だった。そして,攻撃はあまりにも単調かつポリシーが無かった。DFからのロングボール,そしてゴール前での不要なパス廻し。人数が揃っているDF相手では為すすべなく,観ていても得点を上げる気はしなかったというのが本音である。そういう意味では,徹底統一された作戦もなかったのではないか。選手任せ,成り行き任せのゲームが初戦から最後まで続いた気がする。