地球へ帰還する沖田艦。

その傍を超高速で通り抜ける謎の物体。
沖田 「あれは外宇宙航行スピードだ。あれでは数分で火星まで着いてしまうぞ!     火星には誰かいるか?」 隊員 「宇宙訓練生の古代と島がいます。彼らに今の物体を調査させましょう」 沖田 「古代・・・古代の弟か・・・」
−火星−
島  「おい古代。今落ちて来た物体の調査をしろと命令だ」 古代 「よし行こう」 島と古代二人が見たものは、奇妙な宇宙船と、美しい女性の亡骸であった。 その女性が手に持っていた通信カプセル これこそが、地球に救いの手を差し伸べるイスカンダルからのメッセージだったのだ
火星に立ち寄った沖田艦により、二人は地球へ帰還し、 古代進は兄・古代守の死を伝えられた。 古代「なぜ兄さんを連れ帰ってきてくれなかったんですか!!」 沖田「・・・すまん」 火星より持ち帰られた通信カプセルを解読した結果、 そこにイスカンダルのスターシャと名乗る女性があらわれた。 彼女によると、大マゼラン星雲にイスカンダルという惑星があり、 そこには放射能を除去する『コスモクリーナー』があるという。 地球が滅亡から逃れる為には、往復1年以内にイスカンダルまで行き 放射能除去装置を地球に持ち帰らなければならない。 しかし大マゼラン星雲のイスカンダルは14万8千光年の彼方にあるのだ。 光のスピードで飛んでも片道14万8千年かかる距離である。
だが通信カプセルには、超光速航行を実現する「波動エンジン」の 設計図が添えられていたのだった。
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