私は身体の芯が熱く火照るのを感じた。 これは是非とも「ニセひよこ」を7つ集めねば! そう直感した私は、更にその文献を注意深く読み進ていく事にした。 『ニセひよこを七匹集めし者にはあらゆる願いが1つだけ叶えられるであろう』 『ニセひよこは必ず2匹がペアで存在しているが、その6匹以外の残る1匹は神ひよこである』 『ニセひよこを発見する為には東京銘菓・ひよこをエサとして、おびき寄せるべし』 『ニセひよこが生息していると思われる場所は、東京湾・北極海・ニューヨーク沖の3箇所である』 なにやら、キナ臭い匂いが漂ってきたものだ。 しかし、これ以上ここで手をこまねいていても仕方がない。幸いな事に、「銘菓・ひよこ」はたくさんのストックを持っていた。 なぜかは知らんけど。 私はさっそく出かけることにした。 |
東京湾へ出掛けよう |