泙川釣行記(その1)
あれは四月のある日だった。いつもの様に残業で会社に残り、会長と一杯飲みながらうだうだと仕事をしていた。「そろそろ新人デヴューの季節だなぁ」と、会長。「ゴールデンウィークが近いっすねぇ」と、私。そんじゃ三会派合同HPの掲示板に載せとくべ!という事になり、早速書き込み。今年初めてということもあり、あっという間に塾長が食いついてきた。 「男塾メンバーも行くねぇー」ということで、総勢6名のバーティー予定。 しかし、直前に塾長から「塾生と連絡が取れない。職業柄拘束されたのかもしれない。」と言う。「職業柄?」「拘束?」?? 私と会長は、訳も分からず限界まで待ってみよう。と、相成った。しかし、そこは男塾。しっかり間に合って無事車2台、総勢6名で夜中に会長宅を出発。 夜の関越道で最初のパーキングに入ろうと言っていたのに、塾長はシカトでブイブイ先に行く。携帯で連絡を取り、嵐山に集合。の、はずなのにまたもや塾長から「す、過ぎてしもうた。」と、連絡。なんだか先行きが怪しい感じになってきた。 しかし無事上里パーキングで合流。それからは、つかず離れずで高速を降り、コスモス街道を走って、林道に突入。途中車のお腹を数回擦りながら三重泉橋に到着。しかし、何やら小雪のようなものが降っている。寒い。なんだかとっても寒い。すると、さすが男塾。林道にもかかわらず薪を集め始めあっという間に焚き火を始めた。実は我々の隣には先に来て車の中で寝ている人がいるのだ。にもかかわらず轟々と焚き火を燃やし、大声で叫びながら入山祝いに突入していった。 つづく |