ターン

北村 薫・作

出版社 新潮文庫
値段 590円(税別)
図書コード ISBN4-10-131511-6
作品について 映画化。2001年10月公開。
あらすじ 『森真樹』は版画家として、また子供の美術教室の先生として働く29歳。
ある日の午後事故に会い、乗っていた車が横転。ところが次に気付いた時には 自宅のイスでお昼寝していた。
夢だったのだと思ったその時、彼女は気付く。
自分を取り囲む状況が、全て昨日のものであることに。
それから、彼女の時間は『事故の前日』を毎日繰り返す様になる。
感想 なんていうか、不思議な本です。
最初に読んだときは、繰り返される同じ時間の謎を解明していく段階、またこの先はどうなるの!?っていう不思議でどんどん読んでしまいます。
孤独とか時間、人と関わりあうことの重要性。
そんな事を考えさせられます。
2回目は内容がわかってるので、安心して文章を読み込んで行けます。
独特の柔らかい雰囲気、色とかの微妙な描写がすごくよいかんじです。
すごく控えめなラブストーリーでもあって、読み終わったとき『よかったね(*^^*)』って祝ってあげたくなるような、ちょっと幸せな気持ちになれる本です。


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