クリスマス・キャロル

チャールズ・ディケンズ・作

出版社 新潮文庫
値段 280円(税別)今はも少し高いかも。平成4年当時の値段です(笑)
図書コード ISBN4-10-203008-5
作品について クリスマス時期になると出回る1冊(笑)。この時期になると、
タイトルと同名の映画や『3人のゴースト』っていう、
物語を現代版にアレンジした映画がTVでも放送されます。
しかしこの映画はコメディータッチで、真剣味に欠けるのよね〜(^^;
あらすじ 金の亡者で、大の人間嫌いな老人、スクルージ。
あるクリスマス・イブの夜、仕事の相棒だった友人マーレイが
亡霊となって現れ、生きているとき金の亡者だった自分を嘆く。
せめてスクルージには心を入れ替えてほしいと忠告するが
彼は全く聞き入れない。すると過去、現在、未来を見せる
3人の幽霊が現れて・・・
感想 もうこれは定番中の定番ですね。この季節になると読み返します。
最初のうちは、スクルージの業突くぶりにむっちゃ腹立つのに、
徐々に優しさを取り戻していく過程を読み進んで行くうち、
いつの間にか彼に感情移入してしまうという、恐ろしい小説です(^_^;)
でも、読み終わったあとはいつも、とても優しい気持ちになれます。
人を思いやる気持ちを忘れそうになったとき、読むべき1冊ですね。
だから私にとって、毎年この時期になると読み返すというのは
そういう気持ちを忘れないように、って意味もあるんだと思います。


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