〜第6回 理論解析!〜

はいっみなさんこんばんは!saraです。
今週はルバブの女王S根さんとチブロン弟T田くんの譜面です☆
それではまず姐御からよろしく(^-^)ノ


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さて、今週はグンデル専門(笑)M野先生アシスタントの日なので、
グンデルを学習する人は、3階へと行こうとするのを
先生「スルパガンの説明を聞いていって」。
ホワイトボードをひっくり返すと、そこにはスルパガンとサンパの譜面が。
どうやら学生さんたちもこの曲をいま学習しているようです。

譜面を全員でみながら、まずはいろいろな楽器の奏法について
説明してくださいます。

srepagan

また、譜面は『東京音楽大学民族音楽研究所の研究紀要』の1999年度91ページに掲載されていますので、参照してください。


<解説@T田氏>
演奏の流れは、Srepagan(スルパガン)で始まり、sesegでテンポを上げ
任意の行において、太鼓の合図で更にテンポを上げて
次の行からSampak(サンパ)へ移行します。
Sampakについては以前のレポートを参照して下さい。

Sampakへ移行後、適当な行でsesegしてテンポを上げ、suwukで終了。
Sampakの奏法の補足です。Slentemは基本的にはBalunganの裏拍ですが
最後のGongの拍はSlentemはBalunganの音も叩きます。
つまり最後のGongの拍の直前の裏拍とGongの拍の両方を叩きます。

<解説@S根女史>
Bonang(ボナン)は半拍前。Lancaran(ランチャラン)、Sampakと同じ
Ketuk(クトウ)は間に
Slentem(スレンテム)はBalungan(バルンガン)通り
Saron(サロン)も同じ
Saron Peking(サロンパキン)は2コ打ち。ただし、サンパに
移行する最後は5616と1コ打ち

Kenong(クノン)は、スレの音1コ打ち(サンパは2コ打ち)
Gong(大ゴング)は開始とサンパに移行するとき
Suwukan(スウアン)は、1行目は1、2行目と3行目は2(サンパと同じ)
Kempul(クンプール)はバルンガン1つおきで、打つ音はサンパと同じ

チブロンはサンパと同じ手ですが、ススをした後2行目でサンパに移行する
ときに橋渡しをする、プラリアンの手を使います。今、便宜上バルンガン
の1つずつをかっこでくくってあらわしてみると、

( 2)( 1)( 2)( 1) ( 3)( 2)( 3)( 2) ( 5)( 6)( 1)( 6)
(. )(. )(. )(tp) (p )(tp)(p )(tp) (p )(p )(. )(p )

*****sara注:↑T田氏譜面最下段『Sampakへの移行の手』の部分ですね☆*****
となります。

SrepaganからSampakに移行して終わる、という進行です。
チブロンのbukaでスルパガンが始まって、ススでいったん早くなり
(ススはどこで入れてもよいようです)2行目でプラリアンを使って
さらに早くして、サンパに移行します。サンパの進行は同じです。

といった説明の後は、みんなでぐるぐると楽器をとりかえて演奏してみました。
1周少ししたところで時間切れ、今週はグヌンサリはできませんでした。

〜saraちゃん読後感想〜
はいっS根さん、T田くん、お疲れさまでしたー☆
今回は譜面があったほうがとてもよくわかる内容だったので、譜面大助かりでした。
おふたりともお忙しい中、本当にありがとうっ(*^^*)

今回はまた今迄とは一風違ったレポートで、こういうのも面白いね!
理数系で解析された感じ?(笑)だけど、譜面もあったし文面も分かりやすかったので、 譜面見ながら説明読むと(経験者なら)とてもよくわかるよね。
こうなるとMIDIが欲しいところですな(^_^;)
やっぱり一度ちゃんとお邪魔して生で聞かなきゃ!(笑)


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