2005年1月3日(月) |
新年初山歩は、残雪の高尾山へ初詣を兼ねて常連が集結 |
9:37高尾山口駅着の準特急を降り、改札口左外のいつもの参集場所へ行くと、既に村谷・松戸・田幸・滝澤・清水・山岡の各氏ら予想メンバーが全員集結済み。新年の挨拶を交わし合い、早速出発するが、薬王院初詣客が実に多勢で道がラッシュ状態だ。大晦日に降った雪の影響で、元旦以後の晴天にも不拘、日陰での氷結が心配だったが、予定どおり表参道(一号路)を登り始める。ところどころ要慎重徒歩箇所があったものの、概ね登坂路の状態は良好なので一安心しつつ、最近の時々老いを感じ始めている体調を考え、スローペースをモットーに心がける。 リフトの山頂駅横通過が、いつもより早く感じられる。これはどうやら前年末に天気の関係で週半ばに予定していた山歩ができなかったため、ここ一週間体力が温存されていたせいと思われる。ケーブル駅脇の展望台へ到着すると、筑波山こそ見えないが、都心から横浜、三浦半島、東京湾の向こうに房総半島の山並みが望める。人混みにもまれながら、霞台、猿園、蛸杉前を通り、山門の石段下に着くと、左回りの一方通行で人出整理されている。薬王院や、奥の院など、それぞれ参拝し、アイスバーン状態になっている道を慎重に通って高尾山頂に到着したのが1時間25分後の11:05だった。途中2回の小休憩や参拝時間を考えると、実質徒歩時間は70分程度だったと思われる。この間、シャベルで雪掻きをしている人たちに「ご苦労さま」と声をかける。 向こうに雪を頂いた霊峰冨士がくっきりと朝日に輝き、周辺の山々も雪に輪郭を形作られているせいか、いつもよりくっきり見え、ひじょうに新鮮な景観である。山頂奥のビューポイントで早速記念撮影を行い、山頂奥へと石段を降り始めたが、凍結している雪でスリップしそうで危うい。先行した仲間の一人が遂に4〜5段スリップしたのを見て、引き返し、別の右手の土道に積もった雪を踏みしめながらの迂回路から降り、「これより奥高尾」の道標を右に見ながら左の道を降りていくと、道は南面なので雪も溶けており、富士見台園地には人影も皆無に近い。いつもの場所には残雪があったが、幸いあずまやには人影も無く、その前の陽当たり・景色ともに絶好のグリーン席が空いていたので、早速超特大レジャーシートなどが広げられ、新年初開店。 早速、ビールで乾杯し、各自が持ち寄ったワイン・シャンパン・コニャック、高清水・菊水などと、各種酒肴類で新年交賀の宴を楽しむ。更に、それぞれ持参のガスストーブで湯を沸し、定番のラーメン類、餅のバター焼きの韓国海苔巻、デザートなど、満喫する。 一丁平などと違って人目も少なく、無風状態の日だまりの中で、富士山を始め周囲の山々を見ながらの大新年会を楽しんだ。 当初は、帰途を小仏城山下から日影沢林道経由での下山を予定していたが、軽アイゼンの携行なき仲間のことや、日陰の残雪・氷結状態を考え、往路の1号路から下山することとする。一旦山上で解散宣言の上、一人を除いて全員一号路を快足下山し、「竹乃家本店」で軽く打ち上げ散会した。 |
高尾山頂からの新春の富士山
ケーブル山頂駅から見た八王子市街
暮れの降雪で一気に変身した真白き富士