2004年11月28日(日) |
遂に念願の「笹尾根」を縦走 |
放射冷却で冷え込むという事前予報と異なり、まずまずの気温で快晴の武蔵五日市駅に、長時間乗るバスでの座席確保のために早めに着く。先ず、駅近接のコンビニで本日の土産品を何にするか目星をつけてバス停に行くと、既に先着滝澤氏がバス待ち中。後ろに並んで待つこと暫し、所定時刻の5分前に出るという臨時バスが入ってきたので乗り込むと、村谷・松戸両氏も乗り込んできたが、駅で下車したときに見かけたという初参加?の霧生氏がまだ来ない。どうしょうかと言っている内に臨時バスはドアが閉まり定刻便に先行して発車。目的のバス停は案内メールでは数馬の予定だったが、登山道の難易度を考えて笹の平での下車を考えていたが、定刻便に乗車するであろう霧生氏との待ち合わせの関係から当初予定どおり数馬で下車することにする。 予定では所要55分ぐらいだが、46分で到着し、いつぞや三頭山山行時に下山して帰路のバス乗車時に利用したため見覚えのある数馬バス停で暫し後続バスの到着を待っていると、霧生氏が下車。顔は見覚えがあるが、村谷氏に聞けば自分の4年後輩にあたる由。結局松戸、滝澤、霧生、村谷の各氏と小生の計5名の山行となる。 手許の高度計は標高670mを示している。9:55数馬バス停を出発し、車道を都民の森方向に5分強進み、橋を渡ったたもとにあった小さな道標(一度は見落として通り過ぎてから引き返し漸く発見)から、西原峠方面への登りに入る。“怪情報”と題して嘗ての山行経験をメールしてくれていた夏目氏たちも苦労されたらしいが、いきなり切り立った斜面に取り付き、ところどころ手で道ばたの木などに掴まりながら滑り落ちないよう慎重に登ること暫し。何とか既に松戸兄が経験済みの本登山道との合流点までたどり着く。 先頭を行く小生はもとより,他のメンバーも同様のようだったが、体がまだ温まっていない内からのいきなりの急登で早くも汗が一杯で息が上がる。続いて急な坂道をひたすら進み、標高960mの仲の平からの登山道との合流点に到着して水分を補給する。右手の木々の合間から、紅葉でダンダラ模様に染まった三頭山が見え隠れしている。一休みの後、ややなだらかになった登り道を更に進むと、国定忠治が逃げ道?を遠望したという碑があり、驚く。 落ち葉一杯の山道を進み、先ほどの休憩時に仲の平から登ってきて先行していた3人の女性グループを追い抜いて、本日最高地点の西原峠に到着。すぐ傍に1188mの槙寄山があるが本日の目的ではないので1165mを表示している西原峠から笹尾根縦走に入る。後方に三頭山、左手に御前山&大岳山と奥多摩三山が同時に眺望できる絶景のポイントだ。 ここで、体調不全の故か、下山希望の霧生氏と別れて笹尾根縦走に入った4人は、快足で笹ヶタワ峰、そして笛吹(うすしき)峠を目指して前進。アップダウンがあるが、西原峠までのスローペースを取り返すべく、飛ばしに飛ばしての力走を続けると、何と西原峠から笛吹峠まで標準タイム80分に対して46分の超スピードで到着する。 落ち葉を踏みしめながら、尾根道を駆け上ったり駆け下りたりして漸く笛吹峠に着いたが、展望はない。しかも眼前には現在位置よりも高い山(丸山1098m)が見えている。美酒は登り終えてからに限るとばかり更に前進し始めたが、今度は丸山頂上までひたすらの登りで、先ほどの快足ペースとは別人の如き疲れを覚える。西原峠までの途中、特殊事情による時間経過が26分ばかりあったが、スタートから丸山までの標準タイム155分に対して137分(実質111分)で笛吹峠に着き、その15分後には丸山山頂で記念撮影&昼食タイムに辿り着けたのは、メンバー各位の日頃の精進の賜と言えそうだ。 先ずは各自持ち寄りのビールで乾杯し、流れ出た汗の補給と喉の慰労をする。また、滝澤・村谷各氏も新品を購入してのコンロでそれぞれが暖かいカップ麺などをつくり始める。持ち寄ったつまみ類なども交換し合いながら各自好みのパターンで昼食タイムを楽しみ、小生は恒例の菊水ふなくち一番搾りへと移ったが、これは後のアップダウン、特に登りで効いてきた。 45分の食事休憩の後、更に先へと進み始めたが、先ほどまで見えていた前記山々が木立の影に隠れ始める。若干のアルコールをたしなんだ後でもあり、時間的にも余裕が出てきたため若干ペースを落として・・・といっても標準タイムよりは速かったが、小棡峠、土俵岳と1000m超の尾根道を進み、更に900mの日原峠を14:16通過。ここで日原への分岐を越え、アップダウンをあっぷあっぷしながら進み、漸く下山の起点である浅間峠に14:57到着。 ここは関東ふれあいの道にあたり、ここから先の上川乗までの下り道は既に経験済みだ。昨年熊倉山から下ったこの道をどんどん進むが、厚い落ち葉で嘗ての時よりもスムーズに足が運び、午後3時40分には上川乗バス停にゴールイン。日が短い上に北斜面なのでライト点灯での下山にならないようスピードを上げての尾根縦走&下山だったが、バス停に着いてみると事前に調べた時刻のバスがない。孫をおんぶした近所のお婆ちゃまが「さっきバスがでていったばかりよ」と言う。 仕方ないので、携帯でタクシーを呼び割り勘での帰途便となったが、駅近接のコンビニで今朝目星を付けていた妻への土産品を買い電車に乗る。帰宅後は松戸兄から教わった冷熱シャワーを入浴時にやったら、翌朝の筋肉疲労は皆無に近く、すっかり疲労回復していたのには更めて驚いた。謝々。 |