2004年8月14日(土) |
小仏バス停〜小仏峠〜小仏城山〜日影沢林道〜高尾山口駅 |
きょは臨時バージョンの日。高尾駅北口2番バス乗り場で村谷氏と待ち合わせ、乗客全員がハイカーという9時32分発小仏行きバスに乗り込む。「日影」でかなりのハイカーが降り、終点下車は我らを含め9人。ここから予定のコースは2通り考えていた。1つは景信山経由で底沢峠ないし明王峠あたりから相模湖駅方面に下るコース、別案は小仏峠〜小仏城山〜大垂水峠〜南高尾山稜縦走のコースだったが、時節柄、エスケープポイントの多い後者採用に決定し、他のハイカーをあっという間に抜き去り快調なペースで小仏峠を目指す。 渓流のせせらぎや蝉の鳴き声が耳に涼しいが、その程度ではきょうの強い日差しには完全に圧倒され気味。汗をかきかき、ドリンクを飲み飲みしながら峠を目指していく。ここでもまだガクアジサイが咲いていて、つぼみも健在だ。更に何組かのハイカーを追い抜き登っていくと、先行ハイカーの「あっサル!」の声。振り向くと,登山道を一匹の野生猿が悠然と横切って山の斜面を登っていく。話には聞いていたが初めてだ。栄養がいいと見えて結構太っている。 峠に着き、茶屋跡で小休止し、明治天皇御小休止及び野点所跡の記念碑の前で持参のデジカメで写真を撮り合うと、メモリー満タンで仲良く1枚ずつの撮影で終了となる。更に高みに登っていくと相模湖の絶景が見える超ビューポイントがあり、時計を見るがまだ開店にはちょっと早い。 小仏城山(670m)山頂に着くと既に各方面から登ってきた大勢のハイカーが沢山あるテーブル席で思い思いに弁当を拡げている。きょうのこの暑さでは、明日の山歩予定も考えた場合、当初案どおりではちょっといかがなものかということに意見が一致し、しからばと、我らも木陰の席を陣取り早速冷えた生ビールで流した汗の補給を始める。 村谷氏は珍しく500ミリ缶+20度の「雪っこ」(濁り酒)1缶と少々少な目、かつ、いつもとは少々異パターンだ。、小生も350ミリのオリオンビール2缶と、同様に異パターン。それぞれ持参のつまみを分け合ったり、本場紀州から取り寄せの甘塩の小梅干しが村谷氏に好評。また昨日、近くの農家(果樹園)から買い求めてきた地酒ならぬ地葡萄の「高尾」(種なし・果樹園の話では、この品種栽培は日野市と稲城市の一部のみとのこと)の冷え冷えを分け合ってデザートとする。 「さて」と立ち上がるとちょうど12時。頭脳柔軟(?)な2人の意見一致で日影沢林道を下ることにし、念のため向こうから来たひとり歩きの美女に道を確認して下り始めたが、折悪しく太陽が真上から照りつけ、日影沢林道転じて日向沢林道に早変わり。きょうはアルコール少な目のためか、いつもより下り道が長く感じるから面白い。高度を下げていくと木陰が多くはなってきたが、いつぞや2人で登った高尾山登頂新ルート(いろはの森コース)を掲示板で再確認したり、「いろはの森」で幾十ものテントを張った大団体のキャンプ準備を横目に見ながら日影バス停に着くと、バス時刻まで時間が大分ある。 これはラッキー。ここで軟弱な2人ではないことを示そうではないかと意見一致で、日射いよいよ厳しい中、分速100m位の猛スピードで歩きはじめる。通りの家々の庭に今を盛りと百日紅が鮮やかな紅化粧姿を見せる中を歩き通し、途中摺指の村谷氏御用達の豆腐屋で同氏が今夜のイッパイのため?の仕入れの間、小生は小休止。更に蛇滝コース入口を過ぎ、蛇滝バス停を過ぎた先で、右手川沿いの遊歩道に入る。木陰で直射日光が遮られるのが嬉しいが、風は余りない。初めて通ったが素晴らしいコースだ。村谷氏は以前松戸氏と一度通ったことがある由。 夏休みの親子連れなどが水遊びに興じたりしているのを見ながら緑道を歩き続け、漸く国道20号線に出て、高尾駅・高尾山口駅いずれを目指すかという相談になり、後者を選択。高尾山口駅で準特急の時刻を確認して「香住」で生ビール&山形の冷酒で軽く打ち上げるが、きょうもまた友良し・コース良し・天気良しの3拍子揃いで、暑かったもののいい汗をかくことができた。 |