2004年7月4日(日)
 本仁田山

   大勢のハイカーで込み合う奥多摩駅前に集合したのは、村谷・松戸両氏たちとの3名。9時半に北氷川橋を渡り、日原川に沿って国際マス釣り場方面に向けて出発。河原では釣り始めている若者グループがいる。曇りの予報のはずだが空はあくまで晴れて、今日も快晴続き。

   安寺沢の集落から、登山道が始まるので急坂に備えて身支度をする。若者4人組、強そうな熟年女性、変な外人の3組に先を譲り、いよいよ登り始める。直登に近い急勾配で靴が斜めになったままで、懸命に歩を運ぶ。一息入れるような場所が無く、水呑み休憩も立ったままという有り様である。蝉や鶯の声はするが川乗山の眺望を楽しむ余裕はなく、陣馬山への谷川沿いの新ハイキングルートをさらにきつく長くした感じ

   何回かの休憩の後、851mの尾根道に到着。もうここで終わりにしたいぐらいだが、退くにも急坂、前を見ても急坂で、ここで大休止とはいかない。ところどころ、谷の両側から涼しい風が上がり、頭上は木々が日差しをさえぎる中、岩場や木の根をつかみ、12時過ぎ漸く頂上に到着。
  人気コースだけに、譲り合いながら頂上の日陰を確保し大休憩。多数の蟻がまだリタイア前と見えて懸命に働いている。この山頂は好基盤と見える。今が稼ぎどきか?  下界にはない天然クーラーの中、乾杯・昼食で思わず長居する。


   下りは、記念撮影の後、距離の短い花折戸尾根を目指したが、降り始めて間もなく先頭の松戸氏が道がわからず立ち往生していたので、転進することにし、ふたたび頂上に戻って、コブタカ山経由杉の殿尾根から下山することにした。長い長い下りでかなり時間をかけて鳩ノ巣駅に到着。標高差は900mと、今年前半では大山や川乗山並みだったが、疲労度は一番というのが3人の一致した感想だった。