入梅初日の高尾山口駅に集合したのは、村谷氏と小生の2名。雨はぱらつく程度だが、いつもよりは少ないとはいえ、やはり大勢のハイカーでにぎわう。東海自然歩道の出発点でもある1号路から勇躍スタート。すぐ後ろからきたポッチャリしたグラマータイプの若い白人女性がすいすいと追い越してゆく。
鶯の声やせせらぎの音に誘われ坂道を登ってくると、雨が降り出し、傘を取り出す。さすがにこのルートは人が少ないが、そのぶん新緑の木々をゆっくりと眺められる。30分ほどでロープウエー駅に到着。ケーブルカー駅近くの展望台から下界はまったく見えない。道がぬかるんでくることが予想されたため、協議の結果、当初予定していた陣馬山方面への縦走は断念し、頂上で早々と打ち上げることに変更する。
女坂経由で薬王院を経て10時少し過ぎには頂上に到着。早速屋根つきの昼食場所を確保し、先ずは互いの健闘を祝してビールで乾杯。妻手作りのパンを2人で賞味しながら、乾き物をつまみに杯を重ねる。新趣向は、小生持参のグレープフルーツ味のリキュールに村谷氏持参の黒糖焼酎をブレンドしたロックで、口当たりがよく爽快な気分に・・・
さすがに高尾山で、次々とハイカーが登場しては去ってゆく。単独行の中年女性から、下りコースのアドバイスを求められ、稲荷山コースを丁寧に解説してあげる。十分堪能した後、1号路をゆっくり下山するが、まだまだ登ってくる人にすれちがう。きょうは早めの下山だったので、参道近くの蕎麦屋で恒例の締めくくりを軽くやってお開きとした。
残念なことに、薬王院や奥の院など3箇所でのお参りの時にストックをおいてお参りした関係でそのどこかで置き忘れたことに、山頂到着後に気づいたが、村谷氏の「見てきましょうか」という親切を辞退して大休憩し、帰途に見てみたが既に見あたらず紛失してしまった。酒が入る前の紛失だったのが、まだ不幸中の幸いというべきか?
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