2004年5月23日(日) |
遂に挑戦「川乗山」 |
奥多摩で人気の川乗山を目指して、天候予報をものともせず、奥多摩駅前の日原行バス停に集合したのは、村谷・滝澤・鹿嶋・清水の各氏と小生の計5名。山の上は雲に覆われているが、それでも臨時バスが出る人気ぶりだ。 9時45分、川乗橋から他のグループと前後して出発。川乗谷沿いの林道をしばらく行くと、終点にNHKのバンが駐車中。川沿いの登山道を懸命に登ったご褒美に、嬉しい三つのハプニング。 その1は、山の植物に詳しい鹿嶋氏が可憐な銀竜草(ギンリョウソウ)を発見。季節と雨上がりの環境がピッタリと合致したためとか。 その2は、「愛山会」が先週同一コースを踏破したときの感想通り、近郊の山には珍しく、ギャルたちが多かったこと。登山道の途中では、NHKの女性ディレクターがカメラマン2名を従えて、われわれにもインタビュー?。なお、今朝小生が立川駅で、数馬から笹尾根経由上川乗に向かう、吉川・夏目兄たち新宿区の「レッドアロー ハイキング クラブ」ご一行に会った。 その3は、昨夜の雨が奏功して、川沿いの滝の水量が豊富で、目をたのしませ、広い河原での休憩が楽しめた。 抜き抜かれつしているうちに、3時間10分で頂上に到着。先客に石の台つきのベンチを譲ってもらい、1時間の大休憩。本日のビールは標高差1000mの汗がしみ込み、これまた格別の味だった。 他のパーティの羨望の的であるつまみは、妻が昨日から2日がかりで作ったウヅラの卵煮や、鹿嶋家自家製の赤かぶの漬物、その他北海道産の烏賊の切干、珍味である鰊の切り込み等々、盛りだくさんだったが、下山が長いため、冷酒は控えめにした。 1時間も滞在したため、次々と登ってくるハイカーの注文で、鹿嶋氏は撮影に忙しく、飲む暇がないほどだった。精進が良いためか雨の気配はなく、下山の途についたが、3分の1ほど下ったところでようやく傘を取出し、急がず騒がず鳩ノ巣駅に到着。下りの所要時間は2時間15分だった。 雨模様で、次の電車があるため、珍しく打ち上げを取りやめ、ホームに入ると地元のおば様から、よいアドバイスを受け、下り電車で奥多摩まで行き、折り返しのホリデー快速に間に合う。 沢沿いの景色がすばらしく、若さや体力がなくても、気力のある限り楽しめる良い山だった。 |