2003年3月15日(土) |
初の1000m級登山(百蔵山)の後は、日本3大奇矯“猿橋”に感動 |
きょうは天気予報が悪かったが、中央本線猿橋駅に定刻参集したのは村谷・松戸・両氏と野島夫妻らとの計5名である。里歩きの時間節約のため、福泉寺停留所までバスを利用する。山麓西側に位置する場所で、ここから登山を開始する。バス停で一緒になった女性7人グループと前後しながら進むが、折から小雨が降り出し、鬱陶しい。 林が雨を遮ってくれる部分もあるが、比較的直登箇所が多く、高湿度プラス途中から着用したレインウェアに加えての直登で汗だくになる。前を見ると村谷氏と野島夫妻が楽々登っているのに自分は例によってぜーはーはーだ。幸い先輩の松戸氏がペースをあわせてくれるが高度が上がるに連れ残雪が多くなり、登りにくいこと甚だしい。 初の1000m級への登山なので果たして登れるかとか、心配や緊張もあったが、アイゼンを付けるほどでもなく、かと言って、すいすいと登れる道でもなく、流石に1003mだと納得する。 途中、大同山(907m)山頂で小休止をとり、緩やかな尾根道を進んでいくと表登山道分岐があり、それからしばらく行ったら漸く百蔵山の山頂に到着する。ちょうど、どこからか正午の鐘が聞こえてくる。雪がちらつき、富士山が見えるはずの方向も雲の中である。 山頂では、あちらこらで何組かのパーティが昼食している中、シートを拡げ、我らも食事にする。ビール・酒・ワインでくつろぎ、特にほっとワインが冷えた身体を心地よく暖めてくれる。 食後、先ほどの表参道分岐まで戻り、表登山道から下山にかかる。先に行って下さいという声に応えて、今度は登りの時とは逆に小生が先頭でどんどん高度を下げていく。引力に抵抗しないで済むときに限って言えば、自分のスピードは充分ベテラン並みのようだ。 小一時間で民家の見える車道に出る。後ろを振り返ると先ほどの百蔵山が泰然と聳え立っており、あそこに登ってきたのかと思わず感無量になる。市営グラウンド横を通り抜け、途中を猿橋方面へと左折。きれいに咲いた枝垂れ梅や紅梅・白梅を眺めながら歩いていくと、日本三大奇矯の1つと言われる「猿橋」に到着。橋の形状が力学の粋を集めた優れもので、思わず見とれてしまう。早速記念写真を撮って貰い、すぐ傍にある蕎麦屋で反省会を始める。 名物「馬肉の山椒焼き」などを肴にビールや3種類の地酒を味わい、きょうの疲れ癒しにする。帰途の車中で飲み残しのワインも片づき、決して好天ではなかったけどチャレンジ甲斐のある有意義な一日だったと自己満足する。 |